Slow Life

2007-11-11 14:35:13 | Weblog
『僕たちがどこで演奏しようと、そこが教会になるんだ』

これは僕の師匠でもあるPhil-Leshの言葉


今もそうだけど、言葉なんて意味の無い物だと思う
この言葉を知ったのもグレイトフル・デッドを聴き始めてから10年以上後のコト

演奏している人物になんて興味がわかなかった
どこの国の人か?どんな場所でLIVEをやっているのか?ファンはどれくらいいるのか?どんな人格なのか?どんなメッセージの詩を歌っているのか?

そんなこと知ろうとも思わず
ただグレイトフル・デッドの音に引き付けらただけだった




自分なりに音楽道を探求し
技術的に自分の限界を感じ もう辞めようかと考えていた時にグレイトフル・デッドと巡り会い

『音楽に限界なんて存在しない』事を知った



その場所に居合わせた人どうしが お互いに歩調を合わせ 一定のリズムの上で思い思いの表現をする

どうなるかなんてわからない
自分のちっぽけな理想なんてあっという間に彼方へ消えて行く


相手の出している音をよく聴き
その音を意識して自分も音を出す
自分には無い音色に触れ刺激され
一人では想像も出来なかった音楽を創造してしまう




音というもほど純粋なモノはない
実体の無い言葉はいくらでも取り繕える
絵画のように視覚的に固定された芸術でもない


目に見えないが肌に触れ心を揺さぶり
音一つで無限にイメージが膨らむ

音楽は人類が創り出した最高傑作なんだと思う



尊敬して 好きで好きでたまらない人の言葉だけど
今 初めて理解できたような気がする

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