岩沼・女性殺害１ヵ月 顔見知りの犯行か

岩沼・女性殺害１ヵ月　顔見知りの犯行か

宮城県岩沼市梶橋の無職長田クニ子さん（６５）が殺害され、自宅玄関で発見された事件は３０日で発生から１カ月になる。
岩沼署捜査本部は現場の状況から顔見知りの犯行の可能性が高いとみて、交友関係を中心に捜査しているが、
容疑者につながる決定的な手掛かりは見つかっていない。
捜査関係者によると、長田さんは３月３０日午前１１時２５分ごろ、玄関内のたたき部分で首の右側を３、４回程度切られ、
座り込むようにして死亡しているのが見つかった。
玄関は施錠されていたが、鍵は未発見。
玄関周辺は血痕のほか、犯人が血を踏みつけたとみられる運動靴のような足跡が複数あり、玄関先から外に向かう途中で消えていた。
室内は物が盗まれたような形跡がなく、長田さんが外出時に使うバッグがあった。
長田さんの姿が最後に目撃されたのは遺体が見つかる前々日の３月２８日午後５時半ごろから変わっていない。
玄関のドアノブや室内からも血液反応が確認され、捜査本部は犯人が２８日夕以降に長田さん方を訪れて玄関で殺害後、
部屋に侵入し、玄関の外側から鍵を掛けて逃げた可能性もあるとみている。
近所の住民らによると、長田さんは貸金業を営んだ夫を１９９９年に亡くして以来、一人暮らし。
仙台市若林区でスナックを経営していたが、数年前に閉めた。
生活に困っていたとの情報もあり、捜査本部は金銭トラブルの有無も含めて聞き込み捜査などを進めている。

2012年04月30日月曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120430t13023.htm








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