昨日の続きです。
蟹に纏わる話しを沢山書きました。今日は、猿かに合戦の柿や、猿、蟹の仲間達についてです。
その前に、国津神が天津神に国譲りをする場面をみてみます。
建御雷神らが大国主神に対し国譲りを迫ると、大国主は美保ヶ崎で漁をしている息子の事代主神が答えると言った。そこでタケミカヅチが美保ヶ崎へ行き事代主に国譲りを迫ると、事代主神は「承知した」と答え、船を踏み傾け、天ノ逆手を打って青柴垣に変えて、その中に隠れてしまった。この天ノ逆手は一般に手を逆さに打つことだと考えられている。
があります。最後に抵抗した弟のタケミナカタ神も建御雷神に服従すると、大国主神は国譲りを承諾し、事代主神が先頭に立てば私の180人の子供たちも事代主神に従って天津神に背かないだろうと言います。事代主神は、賀茂氏(地祇、三輪氏同族)が祖神を奉斎したと主張した。
以上。
ちなみに下記、青柴垣神事引用します。
事代主神は、大物主であり、日の出の神であり、饒速日命だと思います。神武天皇以前に、広大な大和をおさめていた王です。名前は、色々変えられていますが、全てイメージは、名前を奪われたハクです。
御祭神の名前は薔薇とラッパ🌹🎺みたいなもの、全て千と千尋のハクで統一します( ◠‿◠ )
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ハク
180人の子供達を子蟹達とよみかえると、猿かに合戦の蟹の仲間は、饒速日命を王として崇敬した民のネットワークとします。
素直に国譲りとありますが、沢山の苦渋の経験が国譲りにはあり、せめて逆襲劇を童話に暗示して描いた?と勝手に想像を膨らませました。
柿で有名な俳句は、正岡子規の
柿くへば、鐘が鳴るなり法隆寺
です。
柿の栽培面積が多い県は、和歌山県、福岡県、奈良県です。法隆寺は奈良県ですね。
柿は、インディアンが実を干して保存食としたり、日本では昔から人里の民家近くに植えられています。
「柿の木は竈(かまど)の煙の当たるところを好む」「根元を踏むと実がよくなる」などとも言われているようです。
鬼滅の刃の竈門炭治郎は妹のねずこを背負う場面を思いだします。烏が炭治郎に指令を出したりしますね。
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猿かに合戦の柿を奪われ投げつけて蟹のお母さんが亡くなる場面は、イメージとしては、突然やってきた強い征服者に食べものを奪われたうえ、さらに一生懸命育てた保存食まで奪われ、お母さんも無惨に殺されたとみます。そして、辛酸をなめつくした一族が、猿かに合戦では他の虐げられた一族を仲間にして、こてんぱに敵をせめて童話の中でやっつける話しかもです。
蟹が美味しい鳥取県の地名に月に縁がある白兎🐇!ハクとがありました。鳥取は松葉かにが有名ですね。松葉はたべてます!笑
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猿に暗示される存在は、蟹たちからみたら、ロシアがウクライナにやっているような、幸せな日常を無茶苦茶に奪った存在だったのかもしれないとさえ思いました。
猿は、月に敵対する勢力と仮定します。
「猿猴が月を取る」という話があります。猿が水に映った月を取ろうとして、枝が折れ、おぼれ死んだという故事があります。
それでは、猿をやっつけた蟹の仲間達、栗と臼と蜂と牛糞をそれぞれみていきます。
蜂についてです。二荒山の神使です。日本では、『日本書紀』の643年に「この歳、百済の太子余豊、蜜蜂の房四枚を以て三輪山に放ち養ふ。しかれどもつひに蕃息らず」とあるのが養蜂事始めとされています。
この百済の王は、役小角の時代、飛鳥時代の人物です。百済、日本が白村江の戦いで大敗した時代の人物です。
ちなみに、三輪山は奈良盆地の山で大物主神を祭る大神神社の神体となっています。大物主神は、二荒山神社の主祭神、大己貴命を指すともされています。
これも、ハクのイメージで統一です。( ^ω^ )
蜂も、猿をやっつけるのに一役かいます。
つづく