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大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

鹿児島神宮と石體神社

2025-07-27 07:37:00 | 神社仏閣

昨年の話になりますが、妹と鹿児島に行った時に鹿児島神宮と霧島神宮に行きました。


鹿児島神宮を参拝したあと、裏手に行くと、私にはとても素敵に思える場所がありました。妹もここいいね、と。




そのあと、ふらっと近場を歩いていると石體神社、そしてなんと!?卑弥呼をお祀りする神社に行き当たってました。




全く知らなかったから驚きでした。卑弥弓呼も共に祀っているのです。


以前、卑弥呼vs卑弥弓呼 について書いた事がありました。女性と男性。かつて古代九州で闘った者。

素より和せず、、のお二柱なんです。。






今のネットでは、嫌でも、他者バッシングがあります。他宗教バッシングもあります。

あの政党は✖️✖️だ、あの宗教は✖️✖️だ。

あの人は✖️✖️だ。いや、お前こそ✖️✖️だ?

素より和せず。

自分こそ正しい。


まさに、戦闘状態です。

この✖️✖️を⭕️⭕️に変えてみたら?笑


古代、素より和せずのそんなお二柱を鹿児島の人目につかない奥にある神社では同じ場所で祀っているのは何故なんだろう?


相手を憎み嫌い闘うほど、それほど縁深い、という風に感じます。


素より和せずといわずに、和できない他者を全否定せず、死ねばわかるさ、、共に過ごしてみなさい、いがみあった意味合いを。。

しかし、生きてるうちにそれが出来れば良かったね、、また、やり直し。輪廻だね。

共に祀って和する大切さを民にしめそうよ、、みたいな感じかな。





自分の正義しか正義がないなら、喧嘩ばかり。

喧嘩くらいならまだましで、人を集め偏見差別を助長し、国と国なら戦争さえ引き起こす。


そうして、最初に苦しむのは民。弱い者。


ボタンひとつで地球も吹っ飛ぶ時代。


弱い者だけでなく、いずれは権力者側も。そんなことにならないように。


素は同じ。一つにかえろうよ。


大和の国、倭の国、和の国こそ日本だと思う。



津野山神社落成動画

2025-01-19 04:20:00 | 神社仏閣
津野山落成の動画を妹が作りました。
2024年11月23日。落成完了。

5年前の11月23日に、神事の行動がスタートし、一年後の11月23日に、祠がたちました。それは両親の50年目の結婚記念日でもありました。

そして、人々の真水のような善意と寄付だけで、車がとおれる道が作られ、そしてお宮がたちどんどんと宮地は復興していきました。

目に見えないからこそ、神地かどうかは感じるしかないですが、ここは神地で、本当に優しい地だと私は思います。

11月23日は、ハンセン病元患者で、らい予防法違憲国賠訴訟の代表として闘った高知見出身の曽我野一美さんの命日です。
この動画に、妹の落成にあたっての手紙が省かれているのは残念ですが、そのことを妹はこの神地でのべました。

曽我野さんは、らい予防法違憲国賠訴訟動画⑥、ハンセン病問題への闘いと反戦への切なる願い、の主人公です。

人権侵害の被害当事者であり、差別偏見の病と戦争という人権被害をダブルで背負わされながらも、真水の心をもった曽我野一美さんが、また、ハンセン病元患者が、ふるさとに帰ることの出来る社会に変えること、この方たちの受けた被害を風化させないことをやっていこうと思います。





紅富士

2025-01-01 19:09:00 | 神社仏閣

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。


昨年の年明けも富士山をみに行きましたが、今年の年明けも富士山をみに家族でいきました。





朝霧高原サービスエリアに行き、それで帰るつもりでした。また白鷺も飛翔してくれました。綺麗だったねと満足して帰ろうとすると、白糸の滝の標示があったので、急遽行くことにしました。

滝はマイナスイオンでいいですね。


白糸の滝




その地で赤い富士山を初めてみました。

夕方赤く照らされる富士山は、赤富士ではなく紅冨士というみたいですね。



音止の滝

どちらでもあかいことにはかわりないですね。

神々しかったです。

磐長姫を祀る神社がありました。音止の滝あたりです。









皆様今年もどうぞよろしくお願いします。


御岩山登拝記 ②

2024-09-03 04:47:00 | 神社仏閣
日本最古の地層、カンブリア紀の地層を踏みしめながら、山頂に向かいます。


その途中に、「かびれ神宮」という御岩神社の奥宮が鎮座していました。雨あがりの厳かな雰囲気の霊山を背景に、大きな巨石が鳥居のそばにありました。


その地から頂上まで、しっかりとした登山道が続きました。


そして登頂です。




太古の磐座信仰を思わせる磐座が頂上にはゴツゴツありました。木がワカメみたいです。茨城の酒列磯前神社(御祭神はスクナヒコナ神)の雰囲気と似ています。

山頂なのに海底みたいな雰囲気でした。






見晴らしが良く、表参道入口で15分ほどふった雨のお陰で暑くありませんでした。




頂上のあまり目立たない所に、御神体と書かれた標識がありました。




先にいってみると、御神体の山に石柱が立っていました。剣のようにも見えました。


大地を司る地球神、御祭神

国常立太神のものかしら。☺️


何かを突き「立」てることは占有を意味したり、なにかの侵入を防ぐ結界も意味しており、境界を作るともいわれています。


暫くして頂上から降りていくと、地図には、血の池という場所が描かれていました。人がつくった剣による火花が散った地かもしれません。池はもはやなく、石のようなもので塞がれ御幣が立っていました。



この地まで、ツチ雲は逃げてきたのかなぁと夫と話しました。

かなりの登山道でした。


花こう岩

雲母の光る大地立つ

太古に散りぬ土雲眠る


和歌をつくってみました😌



裏参道にある薩都神社にも参拝しました。


主祭神、立速日男命です。

祟り神の性質をもつために祀られたとありました。


ハヤヒのつくご神名の神様は、饒速日命が真っ先に思い付きますが、その他、火の神様であるカグツチ神が斬られた際に血から生まれたとされる甕速日(みかはやひ)神熯速日(ひのはやひ)神がおられます。


甕速日神と熯速日神は、イザナミ様を死に追いやったために斬られた火の神の血からうまれます。


「速日」には、迅速で猛烈な太陽の神とする説、勢いのさかんな霊として雷神の性格を取る説、火が猛烈な霊力のある神とする説があるようです。


花崗岩は、とても硬い石。火口と同じ響きです。地震がおこらないように、太古の火の山全体で抑えてくれているのかもです。




茨城は、一寸法師のモデル、お酒造りの神様、スクナヒコナ神が常世におかえりになった美しい海にも面しています。


茨城県、旧常陸国は、神話に織り込まれたり、お伽話に残されたり、今なお人気のアニメに暗喩されている土地だなと感じます。


様々な八百万の思いを受け入れてきた地かもしれません。


太古から祈りの対象である山。


茨城県、常陸の国、日立の御岩山の神さま。


日本をお護りしていただきありがとうございます。


御岩山登拝記 ①

2024-09-02 08:06:00 | 神社仏閣
薩都神社を後にして、茨城県の日立の御岩山に向かいました。以前、姉と一度御岩山中腹にうつされた薩都神社までは参拝しました。


常陸國風土記に「浄らかな山かびれの高峰(🟰御岩山の古称)に天津神静まる」と書かれている霊山御岩山は、かつては葦原山とも天香具山とも呼ばれ、江戸時代においては徳川水戸藩の崇敬篤く修験の山として水戸出羽三山とも称された山とありました。


御岩神社は、国常立神をはじめ、ご祭神は写真の通りです。




前回、中腹の薩都神社まで登拝したときは、裏参道から行きましたが今回は表参道からです。

登拝する際、暑いかなぁと心配しましたが、丁度表参道に入る直前にパラパラと雨がふり15分くらい雨宿りしてから登ったので、その後は清浄な空気のもと涼しかったです。





表参道からしばらく行くと、途中に興味深い標識がありました。ここまでは、白亜紀。ここからは、カンブリア紀の標識。夫と、しばらくこの場所で感動していました。






夫が断層をみて、長野のお袋石でみたような断層だねと話しました。

この地は、カンブリア紀、5億3300万年前の地層が露出している日本最古の地層であるようで、そんな地層が露出しているのはこの常陸の地だけだというのです。

この地の発見がある前は、岐阜の地が最古だったようですが、約5億年前の花こう岩が露出している様子を観察することができるのは感慨深いです。


岐阜の金華山では、龍体が露出したような地がありました。あちらは、チャートの岩質でした。


宇宙飛行士の向井さんが、日本に光の柱が立っていて、その場所を調べてみたら日立の山の中だったと言ったことがあり、それがこの御岩神社のあたりだったという逸話により、最強のパワースポットの謂れとなったようです。姉は、その話を知り私を誘ってくれました。


この最古の地層の花崗岩には、黒雲母や白雲母などの雲母が含まれており、これは遠くからみてキラキラと光るようなのです。


光の柱は、雲母。

ウンモは、「クモ」の母と書くんですね。


ところで、このような花崗岩地帯の湧き水はおいしい水になるため、古くから日本酒造りに使われるようです。


六甲の灘の清酒など、日本各地の名酒には花崗岩地帯の水が多く使われているようです。 六甲あたりは、巨岩がゴロゴロしており、六甲ヒメ神社や、越木岩神社に参拝したことを思い出します。


御岩神社のこの花崗岩の大地は、火山活動の産物です。感慨深いですね。この山や、岩や、大地は、全体で大地の命の現れを体現しています。


私たちになくてはならない水にも関係が深いのです。



つづく