秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

飛竜種の書 雌火竜 リオレイア

2024-05-06 22:54:56 | モンスターハンター・モンスターリスト













「雌火竜」

リオレイア
Rathian
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科
全長約1543.84〜2175.41cm
全高約430〜582.17cm
脚の大きさ約192〜260cm
・狩猟地
現大陸…森丘、密林、渓流、大社跡、水没林、古代林、原生林、未知の樹海、沼地、孤島、モガの森、遺跡平原、地底洞窟、天空山、遺群嶺、砂漠、旧砂漠、砂原、溶岩洞など
新大陸…古代樹の森、大蟻塚の荒地、導きの地







・概要、特徴
深緑色の鱗と緑の甲殻に身を包む、飛竜リオスの雌。
雄であるリオレウスとは身体的特徴や生態に差異があるため、「雌火竜」と呼ばれて区別される事が多い。
なお、リオレウスの雌は女王 = “レイア” から、リオレイアと呼ばれる。
リオレウスが飛竜種の中でも特に優れた飛行能力を持つ事から「空の王者」と呼ばれるのに対し、リオレイアは飛竜種の中でも特に強靭な脚力を有し、主に地上を縄張りとし狩りを行う事から誰となく「陸の女王」と呼ぶようになった。
一度出現すれば、近隣の村では外出禁止令が出されるほどに恐れられている。





リオレウスと比べてもその後脚は発達した太腿や脹脛を備え、強靭な脚力を生み出す。
目の色は雄とは異なり、紅か大地を思わせる褐色である。





細長い尻尾はシンプルな形状ながら内部には毒腺を、先端には無数の毒棘を備えており、リオレイア最大の武器となっている。
こうした毒を溜め込む性質から、あらゆる毒に対して抵抗力を持つ。




背中や翼には、触れるものを毒に冒す ”雌火竜の棘”が生えている。これは地上にいることの多い雌火竜が、体表を守るために備えているもの。
元はリオレウスにも生えていたとされるが、空中に適応した彼らにとっては空気抵抗を増すだけでしかないために退化したと考えられている。
翼爪と翼に立ち並ぶ突起は細長く、雄とは異なり等間隔に並んでいる。




世界的に見ても広範囲に分布しており、リオレウスと共に最も名を知られた飛竜である。
その事から、リオレウスと共に大自然そのものの化身として扱う地域もある。
・生態
主に火山地帯を生息域とするリオレウスに対して、リオレイアは森林地帯のような安定した気候の環境や、沼地、砂漠など、人間が活動できるすべての土地で、その姿が認められる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1654772551292448769?t=7N93ec-8wyPWJKx-J6I5Tw&s=19
日中はひらけた場所で日光浴を行う様子も見られる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1502529789231452161?s=19
また、大地を掴む短く太い脚爪で1日に数回は硬い岩盤が露出した場所にマーキングを行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1787450568484831658?s=19





リオレウスと共に山腹の洞窟などに巣を構え、一度に10個程度の卵を産む。つがいで協力して子育てを行うことで有名であり、産卵から孵化、そして巣立ちまでの間はリオレウスが巣の侵入者に眼を光らせて警戒し、自身は卵を温めたり、孵化後は餌の調達を担って狩りへと向かうのが現大陸で見られる習性である。
新大陸では少し事情が異なり、 大蟻塚の荒地で営巣するリオレイアに協働で子育てをしている形跡がないことから、1頭のリオレウスに対して複数のリオレイアが交尾し、最も高位のリオレイアのみがリオレウスと協働して古代樹の森で繁殖している。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/930025374561460224?s=19
それ以外の個体群が、大蟻塚の荒地にて単独で営巣しているようである。
古代樹の森に生息するリオレウスを奪い合う正妻競争に敗れ、 大蟻塚の荒地で単独営巣する個体は巣の警戒をリオレウスに頼ることができない。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/940133196535959552?s=19
そのため、卵を守るには自身が戦うよりほかなく、リオレウスと共に古代樹の森で営巣する個体に比べると周囲への警戒も強いようである。
これは、 同じ大蟻塚の荒地に営巣するリオレイア同士の関係にも影響すると見られ、ときに同種で争うこともある。








なお、現大陸の個体も全てつがいで子育てをする訳ではなく、リオレウスの生息しないドンドルマ以東の地方に生息する個体群は繁殖期が近付くとリオレウスの生息域に飛来、繁殖を行うが、元の生息域へ戻って単独で子育てを行う個体もいる。
個体ごとに生態に差異がある理由については「個体数を調整している」「食料となる獲物の競合を避けている」など諸説ある(調査の危険度から確証は得られていない)。




普段は小動物や人間などをあまり気にかけず、自ら襲い掛かることもないリオレイアだが、自身の卵を狙う者には一切容赦をしない。
匂いで異変を察知すると、 卵を持ち去った者をどこまでも追いかけ、襲い掛かる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1787457103814328482?s=19
離れた場所にいても常に巣への警戒を怠らないが、卵を狙うネズミなどの小動物を駆除させるために、小型の肉食竜が縄張りに進入するのを許すこともある。
大蟻塚の荒地にあるリオレイアの巣には荒地で朽ちた植物などが堆積し、年月を経て染み出してきた可燃性の油だまりがある。これをブレスで引火させ、炎が苦手な小型モンスターを追い払うこともある。






下顎から前方に鋭く突き出す棘は武器として使われるほかに、巣作りの際に地面を掘るスコップとしての役目もあるという。
幼体の餌の調達はリオレイアの役目であり、仕留めた獲物は口に咥えたり、下顎を器に咀嚼した食料を蓄えて持ち帰る。
咀嚼した食べ物を発達した下顎に溜め、棘を授乳器のように使って稚竜に栄養を与えるという説もある。繁殖期になると棘が発達するという報告も、この説を後押ししている。

またリオレイアが弱らせたランポスを巣へ運び、 幼体に狩りの練習をさせていたという話もあるが、ことの真偽は不明である。 いずれにせよ、飛竜の知能は多くの肉食竜のそれをはるかに凌駕しているようである。





こうして子どもの餌を調達するのは決まってリオレイアであるため、自然と空中より狩猟の確実性が高い地上を縄張りとするようになり、結果として翼より脚力が発達したようである。
ハンターの戦闘報告でも空中からリオレイアに襲われたという事例は殆ど無い。







繁殖期には警戒心が強くなるため、リオレイアが一度巣を作ったフィールドは踏み込んだが最後、一般人であれば決して生きては帰れないと云われている。
繁殖相手との絆は深く、一部ではつがいで連携を取るように狩りを行う姿も目撃されているほか、リオレウスが危機に陥った場合は即座に飛来し、つがいを脅かす外敵に猛攻を加える
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1787441482590478777?s=19





陸の女王の異名は伊達ではなく、姿を現すや一帯を制圧するといわれる。
それは即ち産卵した卵の安全を確保するための縄張りであり、砂原においては角竜、
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1512216544578732033?s=19
大社跡や水没林など深い木々の中においては迅竜、
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1592787461260054529?s=19
溶岩洞などにおいては轟竜や金獅子に対しても敢然と立ち向かう姿が目撃されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1504259830004871168?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1787292225111736453?s=19




足の爪に毒を持つリオレウスに対してリオレイアは足の爪ではなく尻尾の先端に毒を分泌する器官を有しているが、地上での戦いにおいては足より尾での攻撃が効果的となることに起因しているとの見方が強い。
地上で狩りを行う生態から飛行の頻度こそ雄ほどではないが、飛行能力自体は飛竜種の中でもやはり優れている部類に入り、大型の獣竜や牙竜を爪で捕えたまま飛行し、持ち上げる事すらできる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1481964638073864199?s=19







リオレイアおよびリオレウスの祖先は現大陸から渡りを行い、 新大陸に根付いたと考えられる。
新大陸のリオレイアは現大陸の個体に比べ、背中の肩部分や翼の骨格中央付近、尻尾の先の棘が多い。また、翼の骨格形状も若干変化しており、より大きく翼を広げられるようになっている。
強力なモンスターが数多く生息する新大陸において、翼の大型化による飛行能力の向上は生存競争に有利な要因となった可能性が高い。また、渡りを行った祖先は元々飛行能力が高い個体群だった可能性も考えられる。
・食性
肉食性。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1502531127617024001?s=19
草食竜やガーグァを仕留めて捕食する様子が観察されている他、腐肉も餌とする。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1787079555402060164?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1787109810686845158?s=19
また、川で水を飲む様子が見られる事も少なくない。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1787081939838759167?s=19
・危険度、戦闘能力
女王たる自信の表れか、特に新大陸の個体は卵に手を出さなければ人に襲いかかることは少ない。
縄張りを脅かす外敵を認めると大きく翼を広げて咆哮を行うが、その迫力と音量は同種の雄、リオレウスに何ら引けを取らない。

咆哮 XX
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1502527352533790720?s=19
狂竜化
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1504261499002384384?s=19

Rise
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1502527120894881794?s=19











ひとたび標的と定めるや、翼による滑空、強靭な脚力により獲物を追い詰め、尻尾の棘に含まれた毒で確実に仕留めにかかる。
脚力を活かした突進で獲物を薙ぎ倒して食らいつく他、突進を回避された場合は瞬時に体勢を立て直して再び襲い掛かるなど、他の多くの飛竜と比較しても高い運動能力を誇る。
小柄な相手であれば強靭な脚力で踏みつけて動きを封じ、繰り返し噛み付くことで攻撃する事もある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1787440171237130565?s=19





最大の武器である尻尾には前述の通り無数の毒棘を備え、この先から強力な毒液を分泌する。
戦闘の際はその猛毒の棘が付いた尾を振り回して相手を殴打する他、屈強な脚力と飛行能力を駆使して宙返りを行い、尻尾の毒棘を眼前の敵に勢いよく突き刺しながら打ち据える技「サマーソルト」も見せる。











女王の火炎ブレスは地上のすべてを焼き焦がすといわれ、地上で火球を三連射する技も見せる。
怒ると口腔から火炎を燻らせ、攻撃はより苛烈さを増す。
大型飛竜種の中では比較的凶暴性が低いことから、一般的に総合的な危険度は雄火竜に比べれば低いとされるものの、それでも岩竜や水竜と同等の危険度として看做される飛竜であり、経験の浅いハンターが戦いを挑んで良い相手ではない。




・利用
鱗、外殻、牙に爪、表皮に生えた棘は勿論近年では採取・加工技術の発展により骨髄までもが利用可能な素材となっている。ただし体内に爆炎の粉塵が詰め込まれた器官を持つほか、その骨の中の髄液と掛け合わさると爆発を起こすことで知られ、剥ぎ取りも命がけ。
ギルドが一定以上の技量のハンターにしか狩猟の許可を出さないのは、そのような理由もある。
これら骨髄と延髄は技術の進化により加工可能となった部位。
燃えるように熱く、大気に触れると自然発火してしまう危険物であるため、熟練のハンターにのみ持ち帰りが許される。
翼爪は優しからず難しからずの硬度を持ち、鍛冶加工屋にとって登竜門的な素材といわれる。
同種であるリオレウスと共通した素材が得られる事もあるが、緑色の鱗や甲殻、毒性の強い棘など、リオレイアからしか入手できない素材も少なくない。
翼膜は加工難度が高いが保湿性に長けており、インナー素材として利用され







雌火竜の素材を用いた、気品と華麗さ、力強さを表現した防具は甲冑をベースとする。生命力に溢れ、装着したハンターの身体能力をも活性化させる。
耐火性の高い素材をあつらう事で火に対して優れた耐性を持ち、 灼熱の炎の中であっても焦げ跡ひとつ付くことがないばかりか、業火の中でこそその美しさは際立つとも云われる。
また、並の金属では傷すら付けられないほどの耐久力を持つ。 高い性能と見た目の美しさを高次元で実現させた、秀逸な装備であり、装備した者に女王の持つ威厳たる力を与えるという。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/1147508793925722112?s=19
リオレイアの素材を用いた武器は、美しい外見とは裏腹に強烈な毒属性が宿る。
弓は甲殻がフレームに利用され、弦を引き絞った時のしなりが女王の美しい背筋を彷彿とさせる事もあり、使用者の姿にも高貴さが現れるという。




また、リオス種の肉や卵は非常に美味しく栄養価も高い、一種の高級食材としても知られているほか、特に卵は薬にもなるとして非常に珍重されている。
余談だが、卵は1個で卵焼き150人前ができるほどだという。
肩肉は雌火竜のロースと呼ばれ、モガの村では希少特産品として取引されるが、一個体から得られる量は僅か。
また、骨髄に含まれる粘液は女王の霊薬と呼ばれ、これもモガの村の希少な特産品となっている。
・ソース
MH3G
MH4G
MHXX
MHR:S
モンスター生態全書③
復刻ハンター大全 pg 63.64.87.270
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集 pg.238.239.278.283.448.449
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録 pg.147.174.175
https://youtu.be/0DlTuxMVdp8?si=6EaAsHvvy6RHfokR



最新の画像もっと見る