秋津蛉のモンスターリスト

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飛竜種の書 黒轟竜 ティガレックス亜種

2024-06-02 19:14:10 | モンスターハンター・モンスターリスト








「黒轟竜」

ティガレックス亜種
Brute Tigrex
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 レックス科
全長約1527.15cm~2169.25cm
全高約581.41cm
脚の大きさ約146cm
・狩猟地
現大陸…砂原、旧砂漠、火山、地底火山、原生林、未知の樹海、天空山
新大陸…龍結晶の地、導きの地









・概要、特徴
主に火山帯や砂漠地帯といった焦熱地帯で目撃される、轟竜ティガレックスの亜種
黒褐色の外殻を持つことから「黒轟竜」と通称される。
原種と亜種の骨格には大きな違いはないが、甲殻に変化が認められる。
当初、亜種の甲殻が黒く変質したのは火山地帯での生活を続けるうちに火山灰や塵粉状の鉱物が体表に付着したものと考えられていたが、近年の研究により、その成分と本来の甲殻がマグマの熱によって混ざり合い結合、黒ずんだ外殻に変質した事が判明した。
亜種は、この組成変化を断続的に繰り返しながら成長する。
甲殻の断面を見ると、溶解と凝固の回数が年輪のように刻まれており、その層状の構造が耐熱性を持たせているようだ。
短時間ならば、マグマに触れても体内の器官にダメージを受けないという。
この変質の過程で、 組織がより強固な構造に変化し、頑丈かつ高い粘性を得た。 一方で、不純物の影響から通電性が悪くなり、水分に脆さを見せる特性を持った。
幼体時は灰色に近く、年齢を重ねるほど深く黒い甲殻を得るとされ、成長過程の環境によっても黒味は異なるようだ。
黒色化した副次的なメリットに、 太陽光を吸収しやすく体温の維持を効率よく行えるほか、火山地帯での迷彩効果が挙げられる。
・生態
完全な肉食性で、狩りのスタイルも通常種同様、驚異的な身体能力を以てひたすら獲物を追いかけ回す原始的なもの。
嗅覚が発達しており、 血の臭いを嗅ぎつけ、他の捕食動物が捕らえた獲物の横取りを狙うことも多い。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1726115199021920716?s=19


より強力な心肺機能と驚異的な運動能力を得たがゆえに、肉体を維持する膨大なカロリーを確保する捕食行為が増加している。そうして常に捕食対象を求めていることから、凶暴性が増大したものと思われる。
また、変温動物なこともあり、周囲の気温による体温への影響度が高い。暑い砂原などでは、体温の維持にカロリーを使わずに済むため、そうした地域に適応することで運動能力を最大限にまで引き出せるようになった反面、通常種と比較して活動域が狭まったと見られる。
夜の砂原など一時的な寒さなら耐えられるものの、寒冷地への適応力は皆無である。
これらのことから、通常種に比べて身体能力が優れているものの、エネルギー効率が悪いとも考えられている。
それゆえ、新大陸において導きの地、その瘴気地帯において生息が確認された事実は、調査団にとって想定外だったというほかなく、事実、 龍結晶の地を訪れる姿も確認されている。
瘴気地帯を生息地とする理由については、食肉の得やすさが関係していると見られる。
また、熱よりも瘴気による甲殻の変質を利としている可能性も考えられる。







・危険度、戦闘能力
極めて凶暴な性格の持ち主とされ、強靭な四肢を生かした肉弾戦を得意とするなか、衝撃波を伴う咆哮を頻繁に繰り出しながら獲物を追い詰めていく狩りの形は、通常種以上に暴虐性の高さが表れているといえよう。







亜種は、通常種と比べて心肺機能に著しい発達が見られる。
肺に大量の空気を吸い込み圧縮し一気に吐き出す 「大咆哮」は強靭な声帯により増幅され、音波を超えた衝撃波となり、 あらゆるものを吹き飛ばす。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1797190729447661835?s=19
その爆音は、ひとつの山の頂きから麓まで轟くとも言われ、その威力は通常種の咆哮を遥かに凌ぐ。 これは火山地帯という咆哮を広範囲に轟かせにくい環境ではより大きな咆哮を発する必要があった故の進化とされ、狩りを行う際にもこの大咆哮によって獲物を仕留める。
衝撃波の範囲を調節した大小の咆哮を使い分けるほか、 前方180度を直線的な衝撃波で薙ぎ払う長大な咆哮も駆使する。
通常種よりも大きく発達した 「大鳴き袋」の機能があってこそだが、過剰ともいえる運動量が育てた能力なのだろう。
猛烈な突進を見せたかと思えば、 急に上半身を持ち上げ強烈な咆哮を放つ。
そんな緩急をつけた本種の動きにおいて、 右の前脚を前方に叩きつけ、左側へ薙ぎ払う攻撃には警戒が必要である。
この攻撃や突進後の反転により、あえて自身の右側に獲物を誘い込むのが本種の常套手段なのだろう。
右側から頭を振りはじめる薙ぎ払いの咆哮で仕留めにかかる、狡猾な立ち回りを見せる。



怒り状態では動きの猛悪さに拍車がかかり、突進と大咆哮の威力はより苛烈さを増す。





・利用
鋭く尖っている爪は甲殻同様漆黒に染まっており、通常種の爪以上の切れ味を誇る。
引き裂いた獲物の数だけその黒色は深みを増すと言われ、その餌食となったものは爪痕すら残す事無く粉砕されてしまうという。
鈍く光る牙は鋭さを増し、獲物の頑丈な甲殻でさえ容易く砕いてしまう。
猛悪な行動にも耐える鱗や並外れた硬度の甲殻は加工が非常に困難だが、それを乗り越えて製作された武具は破壊と暴虐の限りを尽くす黒轟竜をも制した証であり、巨竜ですらも恐怖に震える暴力的なまでの覇気を纏うという。
短時間ならばマグマの熱にも耐えられる亜種の甲殻を用いているため、火による攻撃に優れた耐性を有している。
・ソース
MH4G
モンスター生態図鑑Ⅱティガレックス亜種
DIVE TO MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE モンスターハンターワールド:アイスボーン 公式設定資料集pg.230〜233、366
https://www.4gamer.net/games/107/G010746/20110801021/
https://dengekionline.com/elem/000/000/390/390590/



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