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海自情報流出

2006-02-24 23:45:16 | 国防・防衛省
海自「秘」情報流出、CDで持ち出し…ずさん管理露呈(読売新聞)

 海上自衛隊の護衛艦「あさゆき」から多量の資料がインターネット上に流出していた問題で、流出させた通信員の海曹長(41)は、艦内の電信室内にあるパソコンのデータを無許可でCD―R(書き込み可能CD)などに移し、艦外に持ち出していたことが分かった。

 電信室は多くの秘密情報を扱うことから、立ち入りが認められている通信員は通常の隊員以上に機密保持を求められており、海自のずさんな防衛情報管理が露呈した形だ。

 防衛庁によると、流出が判明しているデータのうち自衛隊法上の「秘」に該当するのは、自衛艦のコールサインの一覧のほか、砲撃の着弾地点を読み替える暗号表の一種「側方観測換字表」など。防衛庁は「換字表」などは月ごとや訓練ごとに変えており、安全保障上問題はないとしている。

 流出元は、2001年から「あさゆき」に乗艦している海曹長の自宅の私用パソコン。同艦では、電信室は戦闘情報指揮所(作戦室)より秘密度が高い場所と位置づけられている。海曹長など通信員は、許可を得て「極秘」までの秘密文書を取り扱う権限を持つ。

 防衛庁では秘密文書の扱いについて訓令で厳しく管理。秘密文書以外の業務用データを自宅に持ち帰ることも通達で禁止している。だが昨年11月、自衛隊病院の患者の個人情報が、医官の私用パソコンからWinnyを介して流出していたことが判明、通達の再徹底を図ったばかりだった。

 資料を持ち出したことに関し、海曹長は「自分のパソコンで仕事をするため」などと説明しているという。


なんだか、信じられない事件です。
「仕事を家に持ち帰るため」、「無許可」でCDにコピーし、
データを移したPCには「Winny」がインストールされてあったと。

せめて、ファイル交換をするパソコンと仕事をするパソコンは分けておくべきでしょうw
海自のシステムの問題と言うよりは、海曹長個人のモラルの問題だとしか思えません。

機密情報の流出が、あまりにも激しいと米国から無用な警戒を受けてしまう可能性があるので、気をつけていただきたいものです。

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