救民のすすめ

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原爆投下について、日本はアメリカに謝罪要求をすべきである

2016-05-27 17:39:22 | 政治(国政)
オバマがアメリカの大統領として初の広島訪問というので話題ですが、日本側は謝罪を求めないとかそういう話になっている。
しかし筋論から言えば、これは謝罪求めねばならないことであると考える。
もちろん外交関係もあるし、一里塚としては大変意義あることであろうし、政府としての今回の対応としては理解するのであるが、ここで日本は原爆投下についてアメリカに謝罪を求めないというのは全く別の話であるのは、「ためはためでも日本のため」の価値観を持つ正しい保守の立場としては理解していただきたいと思う。

今回、オバマに対して、左派筋なんかは謝罪求めてデモとかしそうですが、右翼系はやらないのだろうか?
俺はやるべきものだと思います。


アメリカは東京裁判において、「人道に対する罪」なる概念を事後法的に持ち出し一方的に裁いたのであるが
広島長崎への原爆投下は、まさに「人道に対する罪」に他ならない。(大都市への焼夷弾大量爆撃による市街地焦土化作戦もね)
アメリカが原爆投下に触れることを嫌うのは、まさにこの欺瞞が明らかになるからである。
「人道に対する罪」でトルーマンは戦犯になっていなければならないのである。日本だけを一方的に悪者とする論理矛盾が露呈してしまう。


ゆえに、左派がアメリカ批判するだけでなく、保守こそが批判すべきであり、聞き分けいいようでは困る。
保守こそがアメリカに「謝罪せよ!これこそ人道に対する罪ではないか!」と断罪せねばならない。
それが「ためはためでも日本のため」ということであり、昨今保守と媚米を区別できないペラい保守が増えているが、
おかしいもんはおかしい!と日本の立場をきちんとアメリカ批判して述べる必要がある。


今回米国に対する「謝罪せよ!」みたいなデモが起こらないことは、アメリカを勘違いさせる。よろしくない。
米大使館囲んでデモやればいいんじゃないかと思う。保守こそが。

ほんとは安倍総理が「これ人道に対する罪ちゃうの?」と言えばいいんだけど、TPPの変節見ても分かるけど、アメポチが過ぎる安倍政権ではそれは無理であろう。
だからこそ、保守系民間団体などが聞き分けのいいことをやっているようではいけないと思うのである。
日本国民の怒りを表明しておくことこそがのちに繋がると思う。
聞きわけよくなんでもかんでもニコニコしてたらアメリカなんてズケズケ来るんだから、きちんと主張できうることはやっとかないとダメです。それが外交というもの。
各国メディア集まってるんだから、東京裁判の欺瞞モロのこの原爆投下について論理的に示せば、国際世論の日本悪玉論を是正しうるし、それは国連における敵国条項撤廃の動きにも寄与するであろうし、格好の機会を逃している。

この観点においては、反原爆の左派筋も、東京裁判批判の保守筋も、「ためはためでも日本のため」の観点で、アメリカへの怒りの表明で共闘できうるように思う。