息子のウソ泣き

最近、
息子のウソ泣きが上達した。

見事で見応えのあるウソ泣きが
出来るようになった。


まず泣く


本気泣きの「え゛ーん」

ではなく「えーん」という
澄んだ声なのが特徴。

そう、演歌に例えると
コブシが全くきいていないんだよ。


ウソだから涙少なめ。

多くても2粒。
全く出ない事が多い。


20秒位泣いた後、

目を開いて状況確認をする。


まだ、泣きが足りないと感じた場合
(世間は甘くない)
もう一泣き。


2回目だから出力減少
(1回目の70%位)


10秒にまた目を開いて状況確認。


咳をする。

咳をすると吐いてしまう危険があるので、
親の注意はかなりひく事が出来る。
(明らかにウソの時も多い)


あきらめるか、まだ泣くか考える。
(息子よ、
人生にはもっとネバリが必要だと思うが)


後は諦めるか、
テキトーに泣き声をあげる。

その泣き声も
もはやただの「えーん」という発声練習でしかない。



ふと思う。
ウソ泣きって、誰かに教わるものでなく本能的なものなのかなぁ…