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衛生学 消毒法

2005-03-21 13:44:03 | 解剖生理学・衛生学・健康学・その他の学問
消毒法
病原微生物を不活性化したり、除去したり、希釈したりする事により感染を防止する事を消毒という。消毒剤・・・感染防止に使用する薬剤で、殺菌剤が一部用いられる。
殺菌:微生物の生細胞を殺す事。
滅菌:病原菌、非病原菌、細胞芽胞全てを殺す事。(生きているあらゆる微生物を殺したり除去したりして微生物が存在しない状態)
消毒:感染予防のため病原微生物を殺す事。

理学的消毒法(物理的方法)
熱(焼却、蒸気、煮沸)、照射(紫外線、X線)、濾過などの物理的方法による消毒法。
紫外線(紫外線殺菌灯)
1c㎡あたり85μW以上の紫外線を20分間以上照射。
プラスチック製の器具など蒸気や煮沸消毒できない物に用いられる方法。紫外線が当たった部分だけが殺菌されますので、内部や当たらない部分は、裏返すなりの作業が必要。
長所
あらゆる菌種に有効。非消毒物を殆ど傷めない。匂いが付かない。機材があれば手軽に行える。
短所
紫外線が照射された部分のみ殺菌するので、あたらない部分(内部や陰)は及ばない。人体には有害なので、皮膚粘膜に直接照射しないように。

蒸気
80℃を超える湿熱に10分以上を保つ事。完全殺菌には30分。
芽胞を持ったものに対しては、一旦温度を下げ発芽芽胞を再度蒸気殺菌する方法を3日間継続する方法。(=間欠殺菌)
また、2.5気圧120℃の高圧蒸気を用い、20分程度作用させると芽胞は死滅。
煮沸
煮沸後2分間以上の煮沸(理容師法施行規則・美容師法施行規則で定められる)。
細菌やウイルスは70度以上を数秒作用させると殆ど死滅。但し、完全滅菌には20分以上煮沸。

科学的消毒法(化学的方法)
主に薬品を使用した方法。アルコール、ホルムアルデヒド、石炭酸(フェノール)など。
アルコール 中水準消毒
エチルアルコール(エタノール)、イソプロピルアルコール(イソプロパノール)。
60~80%濃度が消毒用。エタノールは50%以下だと消毒力が無くなる。76.9%~81.4%(理・美容師法施行規則)
イソプロピルアルコールは、60~70%濃度のものが市販されている。
長所
多くの細菌、ウイルスに対して有効。(結核菌・ウイルスに効果有り)
エタノールは毒性が弱い。
器具や手指に使用できる。
短所
芽胞には効果ない。
ゴムやプラスチックなどを劣化させる事が有る。
引火しやすい。
イソプロピルアルコール(イソプロパノール)はやや毒性が強い。

界面活性剤(逆性石鹸、両面活性剤)
逆性石鹸
塩化ベンザルコニウム、塩化ベンザトニウム。
普通の石鹸とは逆に、分子内の親水基が水中で陽イオンとなる型のものをいう。石鹸と混用すると効果が無い。
結核菌や大多数のウイルスには効果がない。
毒性は弱く、振ると泡が出るが、洗浄力は殆ど無い。
1%の逆性石鹸に10以上浸けて置く。
両面活性剤
水に溶けた時、アルカリ性領域では陰イオン界面活性剤の性質、酸性領域では陽イオン界面活性剤の性質を示す。
結核菌には効果がある。
洗浄力はそれ程期待できない。
グルコン酸クロムへキシジン(ヒビテン液) 低水準消毒薬
グリコン酸クロムヘキシジンの主剤を5%溶液で売っている。(病院では、よく間違わないよう赤桃色に着色してある)
使用希釈濃度は手指・皮膚、器具の消毒は0.1~0.5%程度。
長所
多くの細菌に効果がある。
毒性が弱いので使いやすい。
アルコール類と混用可能。
器具、手指に使用可能。
短所
芽胞や結核菌、ウイルスには効果がない。
石鹸分が有ると効果が落ちる。

塩素剤
結核菌には効果が無い。
塩素系薬剤消毒は、殺菌作用だけでなく漂白作用もあり、有機物による濃度変化を起こし易い。
次亜鉛素酸ナトリウム
長所
殺菌力だけでなく漂白力もある。洗濯洗剤と混ぜて使う事が出来る。
肝炎ウイルスやエイズウイルスにも効果がある。
短所
手指の消毒には適さない。
酸性にすると塩素ガスを発生する。
有機物(汚れ)の存在によって、殺菌力は低下する。

クレゾール石けん水(クレゾール+石けん)
芽胞、とウイルスには効果がない。
クレゾールによる殺菌効果と石けんによる洗浄効果を有している。
有機物存在下でも殺菌効果が弱くなりにくく、有機物への浸透性も良い。
希釈濃度3%程度で使用。

ヨウ素剤など。


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