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明鏡   

鏡のごとく

増税がなければプラス成長を確保できた計算。消費税増税の影響の大きさを改めて示す内容。

2015-08-14 22:03:19 | 詩小説
さらなる増税は、危険であり、やめなければならない。

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2015年度の経済財政白書は、14年4月の消費税率の8%への引き上げが14年度の日本経済の成長率に与えた影響を分析した。消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動や物価上昇により、14年度の実質GDP(国内総生産)成長率は1.7ポイント程度押し下げられたと試算。14年度の実際の成長率はマイナス0.9%だったので、増税がなければプラス成長を確保できた計算になる。消費税増税の影響の大きさを改めて示す内容だ。

 駆け込み需要の規模は3兆円程度と推計され、その反動で、14年度の個人消費は前年度比2.0%程度、全体のGDPは1.2%程度押し下げられた。消費税率引き上げに伴う物価上昇が14年度の個人消費に与えた影響は2兆円台半ばで、全体のGDPを0.5%程度押し下げた。

 円安による輸入物価の上昇や名目賃金の伸びが小さかったことも重なって、実質総雇用者所得が1.5%減少したことも、消費の不振に拍車を掛けた。 

日本人に中国側から贈られた感謝状と30年代に竹島で行われていた漁業日誌

2015-08-14 20:17:15 | 日記
政府は、中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島や、韓国が実効支配する島根県・竹島が日本固有の領土であることを示す根拠となる史料の保全に乗り出す。史料が年月を経て劣化しているため、保管する地元自治体に専門家を派遣し、保存状態の改善を支援。国内外に向けた情報発信強化につなげる考えだ。

 当面の支援対象とするのは、1919年に尖閣諸島近海で中国人の救難活動に当たった日本人に中国側から贈られた感謝状と、30年代に竹島で行われていた漁業日誌の2点。

 感謝状は、尖閣諸島の魚釣島近海で遭難した中国人漁師を救助した日本人に対し、中華民国(当時)の駐長崎領事から授与されたもので、書面には「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島」と明記されている。当時の中国政府が、尖閣諸島の日本への帰属を認めていたことを示すものだ。

 しかし、沖縄県石垣市が保管している感謝状2通のうち、1通は掛け軸として丸められた状態で保存されており、断裂する恐れが出てきた。このため政府は、掛け軸を緩く巻けるよう芯を取り換え、収納用の箱も新たに作ることで、長期の保存に耐えられるようにすることを検討している。

 また、島根県隠岐の島町役場にある漁業日誌には、故八幡伊三郎氏が36~38年に竹島で行っていた「かなぎ漁」の実態が記されている。政府は、日本が竹島を実効支配する中で日本人による経済活動が行われていたことを示す史料と位置付けている。しかし、ほこりとちりによる汚れがひどいため、日誌をクリーニングする方向だ。 

The Hiroshima Paneles Tour

2015-08-14 08:40:03 | 詩小説
AMERICAN UNIVERSITY MUSEUM
COLLEGE of ART & SCIENCE

「The Hiroshima Paneles Tour」

を友人と子どもと訪れる。

丸木さんの絵を米国で見た。

黒烏が人の死骸に群がる絵を見た。

いつか聞いた鳥葬を思い出す。

鳥は人の目から啄むことがあるというが、左眼からつつかれたら、悪人。

右目からつつかれたら善人。と聞いたことがある。

しかし、此の絵の人の目は、見開かれたままか、閉じられたままであった。

鳥は、煙のように人に群がり、焼け跡に残る、残酷な燃え果てた後の姿を具現化しているようであった。

人は鳥になるのか。

焼かれてしまった魂は、真っ黒な鳥になるのか。

そのような、昼間なのに暗闇の中に陥れられた人々の内面と外面をさらけ出されたような、無言で見ることしかできなかった、人の苦しみがいつまでも石に壁にキャンバスに心の奥底に黒くこびりついてはなれないのだ。

苦しい。片足だけに残った小さな靴。苦しい。焦げた水筒。

苦しい。苦しい。暑い日のことである。