Harvard Square Journal ~ ボストンの大学街で考えるあれこれ

メディア、ジャーナリズム、コミュニケーション、学び、イノベーション、米国社会のラフドラフト。

ラジオジャーナリズムのストーリーテリングの魅力

2012-03-31 | Harvard-Nieman
ニーマンフェロー仲間から学んだことは数多くある。命をかけて戦場から報道する者。不正を暴く為、数ヶ月をかけて、調査報道を行う者。辺境の地に入り、知られざる現地の様子を伝える者。「フェローが終わっても、また戦場に行くの?」という仲間の皮肉な質問にも、ニューヨークタイムズのアフガニスタン女性特派員のフェローは、「当たり前よ。あんなひどいことが起こっているのに、私が伝えなくちゃ、誰も記事にしない。勿論すぐ . . . 本文を読む

自分の人生をプレゼンする機会をつくろう!

2012-03-29 | Harvard-Nieman
ジャーナリストという仕事柄、様々な人に話しを聞く機会がある。世間に良く知られた人から、そうでない人まで、人は実に色々な事を考え、多様な経験をし、それを通して学んでいるのだと感心する。ビッグネームのスケールの大きな話しも良いが、名もない人の人生哲学なども、実に深く、また心にしみて泣けることもある。ところが、私たちは普段、自分が考えている事、経験したこと、どんな人生を辿ってここまで来て、これから何をし . . . 本文を読む

朝日新聞元主筆・船橋洋一さんハーバード講演

2012-03-26 | Harvard-Nieman
朝日新聞元主筆の船橋洋一さんがハーバードに来られた。 私にとって船橋さんは、ジャーナリストとして、憧れの存在で、また、最初にニーマンフェローの存在を知ったのも、船橋さんがかつてのフェローだったからだと思う。 お昼の一般公開の講演会では、船橋さんが理事長をつとめられている日本再建イニシャティブ財団の「福島原発事故独立検証委員会」による報告書など、震災関連について。 そして夜は、招待客のみの、ハー . . . 本文を読む

米国で進むジャーナリズムのイノベーション

2012-03-25 | Harvard-Nieman
ボストン大学コミュニケーション学部で、3月23日から25日まで開催された、"Narrative Arc: Storytelling Journalism Goes Digital"に参加した。コンファレンスに参加して、改めて、米国のニュース業界はビジネス的に苦境を迎えているものの、ジャーナリズムのあり方自体は、確実に向上していることを実感した。 米新聞業界では日常的にレイオフが続き、ビジネス的に . . . 本文を読む