Harvard Square Journal ~ ボストンの大学街で考えるあれこれ

メディア、ジャーナリズム、コミュニケーション、学び、イノベーション、米国社会のラフドラフト。

ネット時代の新リーダー~MIT Media Lab所長・伊藤穣一さんに学ぶこと

2012-02-25 | Harvard-Nieman
昨年9月からMIT Media Labの所長に就任された、伊藤穣一さん。よくお話しを伺う機会が多いのですが、彼をみていると、この時代、いかに発想を大きく転換することが必要なのかを考えさせられます。 Joiさん(伊藤さんニックネーム、Twitter @Joi)は、まさに今の時代にふさわしいリーダー。決して肩書きや権力を行使するのではなく、誰とでもリスペクトを持って対等に接し、それぞれを尊重してくれ . . . 本文を読む

社会変革を起こすリーダーを育てるには ~ ニーマンフェローの経験から

2012-02-24 | Harvard-Nieman
Nieman Reportsの編集者に「フェローをして変ったことは?それが今後のキャリアにどう関係していくでしょう?」とインタビューを受けた。このところ、毎日、毎日、学び、考え、全身で知的興奮を覚え、様々なことに触発される環境に身をおき、「世の中にはこんなすごい人がいる」「こんな面白い考えをしている人がいる」という出会いを通して、確かに自分が少し変って来たように思う。ここで、まずはニーマンフェロー . . . 本文を読む

消費から「社会貢献」へ~変るお金の使い方

2012-02-22 | Harvard-Nieman
贈物より寄付を、アイディアに資金提供を。市民の意識と仕組みで社会を変える 去年の秋、研究員仲間の親戚に不幸があった。 その通知メールには、「もし皆さんが、私たちのために何かしたいと思って下さるのでしたら、このリンク先の癌研究機関に、小額で結構ですので、寄付して下されば幸いです。今後、癌で苦しむ人が少しでも減ることが家族の望みです」と書かれてあった。日本的に考えると、お香典となるのかもしれないが、 . . . 本文を読む

あえて「科学ジャーナリズム」を考えてみる

2012-02-21 | Harvard-Nieman
1月の新学期から、ハーバードのケネディスクールで、「The Media, Energy and Environment」という授業を取っています。講師は元ワシントンポストのサイエンスライターCristine Russellで、現在はコロンビア・ジャーナリズムレビュー等に寄稿している、ベテラン科学ジャーナリスト。まだ授業が始まってひと月ですが、途中経過ということで知見をまとめてみました。 授業は、 . . . 本文を読む

日本語の強みを生かしながら英語の世界で勝負する ~「バイリンガル」とは感覚あってのもの

2012-02-19 | Harvard-Nieman
意識的に考えてコミュニケーションせざるを得ないバイリンガルへの道は、 それを逆手にとれば、深い文化理解とより良いコミュニケーションを可能にしてくれる 「ボストン日本女性の会」月例ミーティングは、ケリアン・パノスさん(MCMLコンサルティングサービス代表取締役)がゲスト。「日本語の強みを生かしながら英語の世界で勝負する」と題した会で、「バイリンガルとは言語と感覚である」がトークタイトルでした。英会 . . . 本文を読む

5歳児クラスで「ひらがな」ワークショップ!

2012-02-14 | Harvard-Nieman
2月は娘の誕生月ということで、誕生会も兼ねて、クラスにお邪魔して、子供達とハード型のショートブレッドを作ってきました。 子どもも本当にひとりひとり個性があって、聞いてくる質問も面白い♪ 実は、学校に行くのは結構好きで、これまでも、折り紙、日本文化紹介、寿司作り、日本語、赤ちゃんについて、などなどをテーマに色々とやってきました。やはり寿司作りはいつも人気で、お寿司の写真付きの「修了証」を渡すのも、 . . . 本文を読む

こどもの「特技」を見せ合う場をいかに作るか ~ 参加型バースデーパーティ

2012-02-11 | Harvard-Nieman
2月は次女の誕生月。アメリカの誕生パーティーは、日本に比べると、かなり大掛かりにお祝いするのが一般的。 自宅で行う場合でも、派手な飾りつけから、巨大ケーキ、凝ったアクティビティをしたり、マジシャンなどのエンターティナーを呼ぶなども珍しくなく、また、美術館、プール、スケート場、アートスタジオ、ジムなどを貸し切りにするのはよくあることで、誕生パーティは一大ビジネスでもあります。 確かに「プロ」の力を . . . 本文を読む

ハーバード流「私の履歴書」トーク版から学ぶこと

2012-02-07 | Harvard-Nieman
私が所属している、ハーバード大学ニーマンジャーナリズム財団では、各フェロー(特別研究員)が自らを語るトークを行い、その前のカクテルアワーと、その後のバッフェ式ディナーをホストする、「サウンディング」というイベントが毎週行われています。まぁ「私の履歴書」のトーク版でしょうか(笑)w これはニーマンの伝統的なイベントで、もう何年も続いているそうです。 ちなみに、私は先週だったのですが、友人のボストン . . . 本文を読む