Harvard Square Journal ~ ボストンの大学街で考えるあれこれ

メディア、ジャーナリズム、コミュニケーション、学び、イノベーション、米国社会のラフドラフト。

ハーバード大学ニーマンジャーナリズム財団の役員に就任しました!

2014-02-14 | お知らせ
このたび、2011年から2012年までフェロー(特別研究員)を務めていた、ハーバード大学ニーマンジャーナリズム財団の役員に就任することになりました。
ニーマン財団の主な活動は、米国および世界のジャーナリズムを向上させ、また、そのためのリーダーを育成すること。

メディア環境の激変で、ジャーナリズムのあり方も大きく変化し、ジャーナリズムの担い手も、記者や編集者のみならず、データサイエンティスト、ウェブ開発者、メディア起業家をはじめ、様々な分野の人々が参入し、また、紙からオンラインへシフトが進み、加えてソーシャルなニュースが大きな影響力を持つなど、この3年を振り返るだけでも、そのあり方が大きく変わっています。

新しいメディア時代に、ジャーナリズムをさらに強化するためには何をすべきか、という観点から、奨学研究員制度や講演・イベントのあり方、OB・OGを中心とした世界のジャーナリストのネットワークの構築、定期刊行物やネットを使った情報発信および、活動を支える資金集め、ジャーナリズムのあり方に対する提言など、思いつくだけでも色々な課題がありそうです。

最初、このお話を頂いた時には、どうして自分が?とも思いましたが、考えてみれば、ジャーナリズムに対する関心はもとより、これまでの取材や問題意識から、学びのあり方、ネットワーク作り、コミュニケーションやパブリックリレーション、NPOの資金集めなど、どれも興味のあることばかりだとも気がつきました。

これまでは、ジャーナリストという個人レベルで、色々と考え、執筆してきましたが、今後は、ニーマン財団を通じても、世界のジャーナリズムの向上に、何かしら貢献出来ればと思っています。

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2 コメント

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就任おめでとうございます。 (Kiyoka Rose)
2014-03-01 00:22:02
再び素晴らしい環境に身をおける明子さんをうらやましく思います。 大変なチャレンジですが役員としての任務頑張ってください。ジャーナリストの90%がリブラルだとある記事で発表してありましたが、明子さんはなぜだと思われますか。 IVYリーグの教授の方もそれくらいの%だったとおもいますが。 ある保守的な方に私の意見を言わさせてもらいましたら、大変反発されました。
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Unknown (Sugaya)
2014-03-11 02:17:19
コメントありがとうございます!少し古いですが、この調査結果が参考になるかと思います。http://newsbusters.org/blogs/brent-baker/2008/03/19/four-times-more-journalists-identify-liberal-conservative ただ、リベラル、保守といっても、その捉え方も様々で、一人の人間でもテーマによってリベラル・保守と行ったり来たりしているのが現状ではないかと思います。
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