マイ・エレメント
監督 ピーター・ソーン
気軽に観れて面白い。
「これこれ、こういうのがいいんだよ」な作品。
ディズニー・ピクサーによる、ディズニー100周年の年に公開された映画で、マイ・エレメントはきちんと優秀な内容でした。
正直な話、予告を観て「あぁ、はいはい昔からのいつものやつね」との印象を抱いたのですが、良い意味で裏切られましたね。
火と水の、いわゆる【禁断の恋】を描いているのですが、先進国的な視点からすると身分差もあまりなく、国際結婚も当たり前となっているので【禁断の恋】自体がファンタジーとなっている昨今。
ファンタジーな世界で、今ではファンタジーとなった【禁断の恋】の様子は、使い古された見飽きたものなのにも関わらず、逆に魅力的で面白かったです。温故知新と言いますか、古いからこそ新しさを感じましたよ。
また、水や火などのエレメントが単なるメタファーや記号でなく、彼らのエレメントでなくてはできない表現や解決方法には感心させられました。
オススメは日本語字幕の英語ver.です。なぜなら主役のエンバーの気の強さが声にマッチしているから。
予告を観た限り、日本語吹き替えだと日本人女性に良くある「私は可愛い」という媚が聞こえてきてしまい、エンバーに合っていないんですよね。
いやまぁ、あまり言うと良くないので濁しますが、とにかく英語での視聴をオススメしますよ。優秀な映画でした。