あきさんのゲーム・映画感想

プレイしたゲームや観た映画の感想をつらつらと述べるブログです。

Gun crazy

2024-06-13 06:02:55 | Games


Gun crazy

開発 Ritual Games
移植 Ratalaika Games S.L.
販売 Shinyuden
国 イギリス


クリア感謝

アクション ◎
マップ ◎
ビジュアル ◯
プレイアビリティ ☓
コスパ △

※日本語非対応
※古のアーケードゲームのような英語表記なだけなので読めなくてもプレイ可能


 面白い。
 アクション全振りの尖ったインディーゲーム。アクションゲーム好きは刺さるけれど、難易度調整もなくゲームオーバーになると初めからになってしまう仕様から、人を選びすぎてしまうことも。


 コスパは悪いです。
 プレイアビリティも良くなく、難易度調整はできませんし、ゲームオーバーになると最初からになってしまいます。その上、敵の攻撃が弾幕な上に敵が大きいために避けるのにひと苦労です。


 が、しかし。
 アクション面は非常に素晴らしいものがあります。爽快感がありますし、操作感もとても良いです。

 マップに関してはインディーあるあるの【最後に力尽きた感】があるのは否めませんが、それでも全体を通して良くできたマップだと思います。工夫が見られますし、変化があります。


 ドットは粗めですが、良くできているのではないでしょうか。

 ゲームとして尖っているために総合的には低くなってしまいますが、だとしても私はとても楽しめました。人を選びますが元々が安価ですし、セールにもちょくちょくなりますから、アクションゲームが好きな人は選択肢に入れて良いと私は思いますよ。





マッドマックス:フュリオサ

2024-06-08 18:33:47 | Movie


マッドマックス:フュリオサ

監督 ジョージ・ミラー


IMAXで視聴

 とても面白かったです。
 エンタメよりはインテリ寄りで前作ほどの衝撃はありませんでしたが、今作は圧倒的で非常に論理的かつ美しい世界を前作よりも丁寧に描いていました。

 個人的には【DUNE】シリーズに求めていた感動や体験を供給してくれた感覚です。言わば伝記物のような面白さですね。【DUNE】は原作がありますから、どうしても原作に引っ張られて【MADMAX】のような論理的で美しいパズルのような世界は描きにくいのかもしれません。

 その点、【マッドマックス】は全てにおいて描写に理由があります。貴重なタンパク質の確保の仕方、神話や宗教の利用、そして暴力。さらに人の歴史や感情。

 論理的でパズルのように整理整頓された脚本ですから、展開や全体的な流れはある程度予想はできます。けれども今作はサーガということで、緻密に構築された世界の魅力を存分に提供してくれました。

 今作だけでも映画として素晴らしく完成されていますが、前作も合わせることで自然の荒廃を意識させられ、さらに核や戦争への恐怖を抱かされる内容となっております。

 前作同様グロ表現がありますから全ての人にオススメはできないのですが、人の営みや歴史を考慮すると目を背けることのできない描写ですから、今作の【マッドマックス:フュリオサ】、ぜひ色んな人に観ていただきたいです。

 エンタメと芸術が融合した、素晴らしい映画でした。

マッチルームに異変!?

2024-06-07 12:34:43 | 日記


マッチルームに異変!?
思い通りにいかないラシャ


 ボーっとマッチルームをYouTubeで見てたら、有名なビリヤード選手たちがマッチルームの今年のビリヤード台に苦戦していました。

 ビリヤードは計算しながらプレイするゲームなのですが、みんな困惑の表情でプレイをしているのです。

 なにやら滑らないラシャのようで、チャイニーズ8のように難しいとのこと。いやまぁチャイニーズ8はそれ以上に難しいみたいですが、とにかくマッチルームにおいて、バンキング(先行後攻を決める最初のワンショット)すら思い通りにいっていない選手もいたのです。

 すわいち大事と旦那と見てたら、旦那いわく「ショットの仕方も少し変わってる」みたいで、どうやら【つく】より【打つ】よりにシフトしているのだとか。

 日本ハムファイターズの連敗に心を痛めていた私は阪神サトテルのサード守備の動画で「そりゃなべりょの守備をありがたがるわw」と笑って癒やされてる場合ではないと、こうして慌てて記事にしてみました。決して現実逃避ではありませんよ。

 話を戻して。

 とにかく!
 トッププロたちがマッチルームに大苦戦している現状。業界のトレンドが大きく変わるかもしれませんね。こりゃ楽しみですたい。

 ちなみに。
 ファンはサトテルを一軍に上げて欲しいみたいだけど、本気なのでしょうか......。本当かどうかは知りませんが、テキトーなネットの情報的には本人はサードをしたいみたいですけど、ありゃ厳しくないです?

 なべりょ&糸原の併用で競争させた方が安定しない?

 なべりょは守備難でトレードされたようなものだけど、二遊間が失格なだけでドラ1よ?
   
 いやまぁ監督が決めて、ファンは応援するだけですしね。サトテルだと相手チームは引っ張ればサードレフト線がヒットになりますから、あのサード守備はチームを崩壊させかねない気がしますけれども。

 面白そうだし試合観てみよーっと
 

Crown Trick

2024-06-05 19:55:18 | Games


Crown Trick

開発 NExT Studios
販売 Team17
国 中国・上海


クリア感想

戦略性 ◯
マップ ◯
ビジュアル ◎
プレイアビリティ △
コスパ ◯


 良ゲー。
 上海のスタジオが開発した、売れる要素を詰め込んだ運要素のあるローグライクゲーム。


 かわいいビジュアル。
 ランダム生成マップ。
 隠れたギミック。
 カードゲームのコンボ。
 トルネコ•シレン風ターン制。
 クリア後のやりこみ要素。

 そういった人気要素の詰め合わせパックですね。当然、ある程度の品質が保証されていますし、お値段以上に楽しいです。


 ローグライクならではで運要素の強いゲームですが、戦略性もあります。当然、運が悪ければ「こりゃ無理ばい」となりますが、一歩一歩の判断はもちろんのこと、2つのスキルの組み合わせだとか、武器とスキルやアイテムの相性などを考えたり、道中の取捨選択の判断が大切になってきます。


 自動生成マップは好みではありませんが、隠しギミックもありますし、まとまっていているので◯かなぁと。ビジュアルはとても良いです。


 小ネタは面白いです。ただロード時間が長い、1サイクルが長い、処理が危うい、意味はわかるが翻訳も怪しい箇所があるなど、プレイアビリティはあまり良いと言えません。

 やりこみ要素もありますし、2000円クラスだと考えるとコスパは良い方です。総合して優秀なゲームではないでしょうか。



 比較的成長要素が薄いのでトルネコ・シレン風とは違いますが、ローグライクなゲームが好きな人にはハマるタイトルかもしれません。可愛らしいですし、ローグライク好きにオススメしやすいゲームのひとつだと思います。




 

関心領域

2024-06-02 05:22:24 | Movie


関心領域

監督 ジョナサン・グレイザー




 面白いです。
 静かな恐怖がまとわりつく、悪趣味でA24らしい芸術・ホラー系の映画でした。

 関心領域という映画は間接的な恐怖が続きます。直接的な描写はありませんが、収容所から聴こえてくる音、日常的かのように思える会話、血を吸って咲いているように想像してしまう美しい花々、カメラの画角など、常に隣にあるのは恐怖です。

 そして、それらに無関心であることこそが最もな恐怖であるかのようにラストは描写されます。

 映画として成り立っているかといえば疑問が出る人もいるかもしれません。日常を映しているだけのホームビデオのように感じる人だっていても不思議ではないでしょう。説明を一切しませんから、「なんかよくわからなかった」という人も多いはずです。

 映画オタクは好きかもしれませんが、映画を普段観ない人にはオススメしません。観客が映画に対してなんらかの感情を抱くことで映画として成立するような映画だと私は感じましたから。つまりシンプルなエンタメ映画ではなく、アートティックで難しい映画ということです。

 あとに残る恐怖には独特なクセがありますから、A24と聞いて【ミッドサマー】【ヘレディタリー】を真っ先に思いつく人たちが最も楽しめる映画だと思います。

 それだけでなく、戦争を描いた映画としての切り口は非常に斬新で興味深く、観客がいないと映画として成り立たないという面白さを含む【関心領域】。手放しでオススメしませんが、刺さる人には今期No.1の可能性を秘めている、A24らしいホラーを感じる映画でした。