わたしの日々

小さな出来事あれこれ

神戸新聞 詩の作品 より

2020年06月01日 | Weblog

〇今日の新聞の詩作品 コロナ のことを含めた作品で…心を動かされました。
作者の思い、わたしにも共通した思いがあちらこちらに!アップさせて頂きました。

「令和二年 四月」   荒川稔さんの作品

転勤と書かれた
紙一枚で
自分は 風船なんだと思い知らされる

黒雲の中
強風に飛ばされながら
くるくるくっくと漂っている
あんなに枝に絡まった紐を
解いてほしかったはずなのに

こうして旅に出てみると
あんなに退屈でつまらなかった時間が
実は青空の ひと時だったんだ
と 気づかされる

人は不幸に出会って
はじめて幸せの意味が分かる
入院
隔離
お葬式
借金
失業
稲光に囲まれる
新聞記事の主人公になって
はじめて平凡のありがたさを知る

空調が切られて
コロナ風が窓から入ってくる朝
まだまだ満員に近い通勤電車の中
みんな
割れそうな毎日を 支えるように
お互い 距離を置いて
目的地へ向かっている

くしゃみ一つ
できない毎日の中で

〇「咳」   中野 友擴さん作
花粉症がそろそろ治まっているのに
咳が出る
周囲の目線が厳しい
コロナマスクをしたままで
喉がいがらっぽい
三ノ宮駅の東口から
ミントへ抜ける
人通りは少ないが
みんなびくびくしている
ビルの片隅で咳が収まるの待つ
収まったら 私は目線に気を付けよう
睨まないようにしよう
と、思う

先生のことば コロナ渦も、私たちの日常や社会を浮き彫りにする。その気づきは「くしゃみ一つ/できない毎日」に如実にあらわれている。詩は大切な記録でもある。

・コロナ時代の詩作品なので お二人の作品を頷きながらアップさせて頂きました。
早く済めばいいですね。

〇出かけたい気持ち押さえて…ミシン部屋の整理整頓をする。布地のいろいろを見て創作することが好きなので、気が付くと驚くほど、生地を集めている。これが私のびょうきなんだと、、、反省。

 

 

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