事の起こりは、去年の秋、娘の友達が遊びに来て、庭に気軽に遊べる所があったら嬉しい?
と、娘に聞いたら「欲しい」って事でちゃんと活用するなら、作ってみるか?
因みに殆どの建材はホームセンターで揃えたけど、一部の資材はこんな事もあろうかと、職場で廃材処分の際貰っておいた部材だったりします。
使用目的は、第1はバーベキューハウスとして第2は庭の休憩場所、第3は娘の勉強部屋&お友達が来た時の遊び場
形は、検討の結果一辺が1.8mの正六角形のガゼボとし、バーベキューハウスとして使用するため床は土間コンに決定
構造は軸組み構造の、落とし込み板壁(板倉工法)柱は杉材、落とし込む板は2×4材でコストダウン
この構造を選んだ理由は、近い将来物置兼工作室を立て替え予定だったので、良い練習になると思って使ってみたい構造だったから。
壁は出入口除く5面すべてに窓をつけ、冬でもバーベキュー
出入口は、観音開きドア
建具は2×4材を加工して作ることにしました。
窓にはめ込むのは加工が簡単なので、中空ポリカ
屋根材は色々検討の結果オンデュリンシートに決定
と、色々仕様を決定して建設開始
始まりは3月、地縄張りから
最もその時の写真がない・・・
予定地は庭の隅の所
所が結構縄を張ってみたら高低差が10cm近くある。
なので10cmほど掘削して、砕石を撒いて水平を見るためビニールホースで水準器を作成、六角形の中心を基準の高さとしてアンカーの高さを決め、基礎のコンクリートを打設
因みにコンクリートの砂の代わりに豆炭の灰を使ってます。
これは近くの港にあった豆炭工場を解体する際、数千?数百?トンの豆炭が出てきて、産廃処分するくらいなら誰か燃料として使う人は居ませんか?という話が合って大量に貰ったんだけど、この灰・・・最初は灰は肥料!と思って家庭菜園に投入したら、畑の土が凄いことに
あの灰、豆炭を製造する際粘土と石炭を捏ねて作るだけど、固まりやすくするために粘着剤が入ってるそう。
そう言うわけで、畑には入れられない。
その為、使い道を悩んだ末アプローチなどのコンクリート舗装などの骨材として使用することにしました。
当然、ガゼボの基礎にも使用してます。
で基礎工事が春に完成
続きは夏以降に
夏9月
工事再開
柱は9cm角
壁材の2×4材を買ってきました。
近所のホームセンターの売り場に積みあがっている2×4材の山をすべて一本一本調べて反りや捻じれ狂いの有無を調べて、90本程購入
しばらくはこのホームセンターでは2×4は買えないな、だって残ったのはみんな捻じれて曲がった木ばっかり
後はひたすら、溝切機で溝を掘りまくり
刻みに一か月ほどかかり、建て方はまだ暑さの残る10月初め
建て方だったんだけど、見込みの甘さ、かみさんの腕力を期待しすぎたこと等々あって大変でした。
そのあとは、柱に刻んだ溝に壁材の2×4材を落とし込み、2×4材に刻んだ溝に雇い実をはめ込み2×4材を積み上げ柱に、コースレッドを打って固定
この繰り返し
思っていた以上に頑丈になりましたが、この落とし込み板壁工法想像もしていなかった欠点が明らかに。
これ、とても建物が狂いやすい。しかもなまじ頑丈で剛性が高い構造が災いして、後から修正するのがほぼ不可能
道理で採用例が少ない筈だよ。
お陰で5枚ある窓全てが寸法が微妙に異なります。
ついでに言うと、ほんの少しだけど建物自体が捻じれてます。
将来立て替え予定している物置工作室は、2×4工法に決定だな。
あれは合板が冶具代わりになって精度が出しやすいから
屋根材はフランス製の屋根材のオンデュリンシートを採用
なんでも耐用年数60年以上とかなんとか
とりあえず、俺が生きてる間は屋根直す必要は無いとか
因みに止めてるのはステンレス製のコースレッドと亀座金
純正釘は鉄とプラスチックなので、価格も大して変わらないのでこちらを採用
建具製作中&取付中
因みに唯一の非売品の部品がこのステンレス製の小型ボイラー用煙突
でほぼ完成