GWも後半。大好きな仲間たちに誘われて、ついにバックカントリーに初挑戦することになりました
私も行ってみたい!と宣言したものの・・・本当はすごく緊張してました・・
仲間たちは既に何度か経験していて、昨年行ったツアーもけっこうキツカッタと噂には聞いていたから
でも、大変だった分、素晴らしい景色と感動を味わえるよって
本当は初心者コースから体験したほうがいいと思ったけど、今回はみんなに合わせて少しレベルアップコースらしい。。。
それもあって、ギリギリまで実は悩んでました。みんなについていけるんだろうかって・・・
そこで前日は無理せず、昼間に東京を出て、ゆっくり移動
・・・といっても自分の車で白馬まで運転するのも初めて!!多少の混雑はあったけれど、お天気で温かい春の陽射しのなか快適ドライブ☆
夕方に到着するなり、仲間たちと合流して、またまた深山焼肉!スタミナつけなくちゃネ
で、早々に就寝して。。。
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当日、こどもの日は爽やかなお天気で、絶好の山登り日和
8時にお店に集合して、リュックやスノーシュー、ビーコンなどを借りて。
同意書にサインをしたら、ますます緊張してきた。。。
今回のパーティは私たちの仲間6名+ボーダーのご夫婦の計8名に、頼もしいOUTFIELDのガイドさんはボーダーのYさんと山スキーヤーEさんの二人がついてくれました。
お二人は先日もA社の撮影でS佳ちゃんたちのガイドも勤めたベテランの方々と聞いて安心・・
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いざ向かうは、栂池へ!
ゴンドラとロープウェイを経由して、栂池自然園付近から白馬乗鞍岳の山頂を目指すのです
ここは夏に天狗原までは登ったことはあったけど、山頂まで行くのは初めて。夏よりも雪の上のほうがラクだよって、友達は言うけど・・・
スノーシューも、スキー板を背負って登るのも何もかも初めて!しかも、スキーブーツって重いし。。
なんとも言いようのない不安。いくらガイドさんがいてくれるといっても、ここは自然の山。いつ何がおきるか分からない。
この冬は積雪も半端なく多かったし山の事故も多かった。途中で、もうダメ!ってなっても、自分だけ引き返すわけにはいかない。。。
同じ山なのに、ゲレンデから出るだけで、こんなにも怖いなんて。
でも。みんながいるから大丈夫!もちろん危険と隣り合わせなのは十分承知の上だけど、きっと終わったときの満足感と達成感が待ってるに違いないって。
入山説明を受けて、板をつけたリュックを背負って一歩踏み出したときは、すごくワクワクした気持ちになってた。
出発のとき、ガイドさんが「今日はだいたい3時間くらいかけて登って、乗鞍の裏斜面を滑るよ!急斜面、大丈夫?・・・で、またハイキング程度に40分くらい登るからね。」・・・え?
・・・えー!!!
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山スキーシーズンなのか、登り始めはいろんなパーティの人たちがいて、ガイドさんたちは知り合いらしくお互いに声をかけあって楽しそう♪
最初スノーシューは歩きづらかったけれど、慣れてくると意外に楽しい☆
登り始めはすぐに息があがって苦しかったけれど、既に目の前に広がる北アルプスの山並みが美しくて、白馬岳の大雪渓もよく眺められて。
偉大なる大自然のなかに包まれてる実感があって、とっても気持ちよかった!
みんな黙々と登っていく。一歩、また一歩。
「下ばかり見てると疲れるよーさぁ、ガンバロウ!」って、ガイドさんに励まされながら。
ヘリスキーのお客さんたちが、颯爽と横を滑っていく。う、うらやましい・・・
でも、この登りがあるから、きっと到達したときの喜びも大きいはず。
・・・って上を見上げれば、まだまだ先は長いのです・・
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天狗原に到着すると、だいぶ風も強くなって。でも、温かい陽射しと爽やかな風が疲れた身体をほぐすように気持ちいい!そして、ここからが勝負!
山頂までの大斜面の登り。最もきつい場所。
これは自分との戦い。・・・そうガイドさんは言った。
一歩一歩踏みしめながら登る。余計なことは考えず、ただひたすらに山頂目指して。
ふと、なんでこんなきつい思いしてまで?とも思うけど、なんか自分に負けたくないって思った・・・
なんだか無の境地?になってたら、気がつくと山頂についてた♪
不思議と疲れが吹っ飛んだの。雄大な景色が目の前に広がっていたから・・
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そして。やっとやっとお待ちかねのスキータイム!
と思いきや、草木をなぎ倒しながら?ワイルドな道を進んで、向かったのは裏側の斜面。するとそこは・・・
誰もいない大斜面と大パノラマが広がっていたのです☆☆☆
でも、ふと気がついた。
ここ・・・なんか立ってるのやっとだけど?もしかして、かなりの急斜面・・・?
「ここ、出だしは40度以上あるからね、広すぎて感覚が麻痺するからスピードの出しすぎに注意して!」とガイドさんの一言・・
少し足がすくみました。でも、この大斜面が自分だけのもの。
まだ誰も滑っていないところがたくさんある。
ガイドさんの指示に従って、一人ずつ滑走。
せーの・・ヤッホー
かな~り慎重だったけど、思ったより雪質も良くて、何よりも自分だけのシュプールって最高!!
滑り降りたら、あっという間だったけど・・・
先に滑った仲間たちが下で迎えてくれて。最高の瞬間
あー、もう一回滑りたい!!!でも、それには3時間の登りがぁぁ・・・
その空間には私たちしかいない。静けさと太陽の下でのランチで腹ごしらえして、帰路のために、もう一回登り!
でも、思ったよりもきつくなかった。少し傾いた太陽の柔らかい光のなか、大雪原を歩く感じ。途中、斜面をお腹にリュック抱えてお尻で滑り降りて遊んだりしながら!
そして最後の滑降では、2チームに分かれて、アイスクリームをかけての競争!
ロープウェイ乗り場まで、全員が早く到着したチームが勝ち。ルートは二つ。・・・って、道分かりませんけど???
よく呑みこめないまま、カウントダウン始まって・・スリー・ツー・ワン・GO!
みんなについて出発したものの、、、怖くてスピード出せないよぉ~~
だって、ここで大ゴケしても、後ろがいなかったら誰も助けてくれないのよ?
こんなとき、やっぱりファットスキーだった、もっと安定感あって滑りやすいかも。。。って思っちゃいました。
最後は、木々の間をくぐってゴール。
ごめんなさい、林の中は、まだ無理です・・・
木を遠回りで避けて、やっとの思いで到着~!
相手チームの圧勝で、アイスおごる羽目に
でもぜーったい、コースが不利だったと思うのに~~
ゴンドラから降りたときには、すでに17時を回ってました。
朝から夕方までたっぷりかかって、帰る頃には安堵感と達成感で、みんな放心状態。。。それにしても、元気イッパイで帰ってこれて本当にヨカッタ!
自分で自分を褒めてあげたい、よく頑張ったー!って
こんな素晴らしい体験を共有できたみんなと白馬の山に感謝です
いくつになっても自分の中の宝箱が開いて、領域が増えていくって嬉しいこと。
一歩踏み出せば、世界が広がる。
新しい自分に出会える旅。これからも一歩ずつ進んでいきます!