先日の日記で 夫が医療従事者として 南三陸町に行って医療支援を行ってきたことを書きました
某病院に勤務する者として夫が行動したわけですが
さて 私たちの川崎は今回どうだったか・・・
DMAT(災害支援医療チーム)は自己完結出来る機動性を有した専門医療チームですが、都府県との事前協定が締結されていないと費用はすべて持ち出しとなるそうです・・・。医師・看護師等の人件費やら機器の費用やら大学病院クラスでなければ持ちこたえられない莫大な活動費用がかかります
今年の3月23日付けで川崎市立川崎病院は「神奈川DMAT」として指定され、神奈川県のDMATは13病院となりました(川崎市の病院は聖マリアンナ病院と川崎市立川崎病院の2病院)
今後、川崎市立川崎病院はDMAT活動の実費支弁を受けられることにまりましたが、はたしてヒト・モノ・そして行政の危機管理意識に基づいた準備は十分でしょうか・・・?
我が町、川崎の災害時を含む緊急医療は、災害時に活動できる病院所有の救急車、専門スタッフ、危機管理意識、モチベーションの高さ すべてに横浜や東京に比べ見劣りすると思われます
夫は今回の活動の中で 東北道、三陸道で遠く離れた京都府や関西地方の救急車に数多く出会ったそうですが、我が川崎の医療関係車両には出会わなかったそうです。多分、医師の数も救急車の数も足りないのではないかと思われます
災害は忘れたころにやってくる。寺田寅彦の言葉だそうですが川崎の医療体制を、今回の大災害を教訓にしていざという時に頼りになるように 改善し充実させなければいけないと思います
※写真は夫が写した志津川小学校からの南三陸町の全景です
http://tsuyuki-a.com/index.html(つゆき 明美のサイトもご覧ください)