一般財団法人 川崎市保健福祉事業団の解散について～健康福祉委員会

本日開催の健康福祉委員会にて　（一般財団法人）川崎市保健衛生事業団の解散について報告がありました

これまで　川崎市の行財政改革の対象でああるこの事業団について抜本的に見直しを進める法人とする検討されてきました

介護予防など健康増進　健康づくりについては川崎市医師会に事業継承され　その他の事業については別途実施されているとして　平成２５年度をもって解散することが報告されました
（Ｘ線撮影フィルム配布事業であるＣＲ事業は２６年度一杯）

行政の無駄をなくす取り組みとしてこれまでも議会で指摘された件であり　その通りに進められました

好きです川崎・愛のまち　
川崎市議会議員（多摩区選出）
　　露木 明美

広島市・岡山市視察（健康福祉委員会）

川崎市議会健康福祉委員会で　広島市と岡山市を視察しました

　

テーマは以下の５点です
　１　ひきこもり相談支援センター（広島市）
　２　元ホームレスに対する生活相談等支援センター（広島市）
　３　生活保護受給世帯学習支援事業（広島市）
　４　デジタル消防救急消防無線システム（岡山市）
　５　岡山型持続可能な社会経済モデル構築総合特区
　　　　～ＡＡＡ（エイジレス・アクティブ・アドバンス）シティおかやま～（岡山市）

１については
　実際にひきこもりでお悩みの親御さんから相談を受けて最終的には就労支援につなげていっているＮＰＯ法人を訪ね　具体的な取り組みやご苦労　市との関連などをお聞きしました

２については
　広島市役所の担当者から取り組み内容のレクチャーを受けました
　広島市は川崎に比べ　ホームレス数が人口比で約10分の１程度ですが　一人一人に就労まで対応していきたいとの思いが強く感じられました
　川崎市は生活保護家庭に対する就労支援として６３人体制でのぞんでいます
　一人の方が100人程度担当し　その取り組みは本にまとめられ出版されました

３については
　貧富の差が学力の差とならないよう　塾などに行けないお子さんに対して塾的な支援を行っている取組についてレクチャーを受けました
　大学生33人、その他が21人で対応しているとのこと　市からの直営方式です
　受けている人は小4から中3年までで80人です
　しかし　まだ　市内で一か所週2回の取り組みとのこと・・・
　私は身近な場所で誰もが　支援を受けられることが望ましいと思います
　地域の教員ＯＢなどが勉強を教える体制ができることを望みます

４については
　岡山市の消防局を訪ね　デジタル消防無線についてレクチャーを受けました
　平成24年に全面運用開始されました
　全予算は4年間で約22億円
　センター1か所　基地局は1０か所
　デジタル化の目的は　
　　①高い安全性
　　②大規模災害時の情報通信の確保
　　③高い費用対効果
　とのことです
　高層建築物が発生すると電波が影響を受けるということで建築物の規制が関係するようです

　

５については
　まさに全国の自治体が高齢化社会を迎えて抱える悩ましい問題に向かう取り組みとして大変興味深いものです
　高齢者が介護を出来る限り受けず元気で長生きできるよう　国の特区指定を受けて介護度と費用の規制緩和を行い　自立を促す取り組みなどを模索しています
　具体的には介護施設に対して　介護度の軽減実績を上げた場合　成功報酬を支給したり　訪問看護を推進したり　介護機器産業を支援しそのマーケットの集積を狙ったりと　大胆な施策を打ち出しています
　大変興味深く　数年後の成果をぜひ見てみたいと思います

好きです川崎・愛のまち　
川崎市議会議員（多摩区選出）
　　露木 明美