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市谷亀ヶ岡八幡宮で初詣

2022年01月03日 | 新宿日誌

2010年11月に金沢市に転居するまでは、毎年初詣をしていた市谷亀ヶ岡八幡宮で初詣をしてきました。

銅鳥居の額(八の字は鳩)

この輪を廻まわる事になっていますが、今年は廻らないように注意書きがありました。

ペットお守りと御祈祷で有名になっていますので、ペットの犬と参拝していました。

手水舎の水鉢台座に「几号水準点」があり、新宿区登録有形文化財に指定されています。(94・8尺:28・7㍍)

東側隣接地に「駿台予備校市ヶ谷校舎」があります。1975(昭和50)年頃に、宮司が茶の木稲荷の復興新築のために借金をしたので暴力団騒ぎの不祥事が起きました。神輿倉には、大空襲で宮神輿が焼失したので薬王寺町会が献納した1921(大正10)年に建立、都内唯一の八棟神輿がありました。借金の形に神輿を持って行かれたら大変と神社及び氏子総代が相談した結果、薬王寺町会に返還されました。神社敷地の一部である新宿区立児童遊園部分を売却する事になり、都市計画を緩和する陳情が新宿区議会に提出されましたが、不採択となってビル計画は頓挫し、二階建ての駿台予備の校舎となりました。

宮神輿と町神輿が渡御できる石段がありましたが、駿台予備校市ヶ谷校舎を建築するために、手すりが付いた急な石段になってしまいました。

市谷亀ヶ岡八幡宮の境内裏手にに残る「陸軍省所轄地」「陸軍用地」と刻み込まれた御影石の境界石は、隣地が明治9年以来陸軍士官学校であり、士官学校が移転した後は陸軍省が存在していたことを示す明白な戦争遺物です。

(了)

 

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