フウカちゃん

私が大好きな「金沢動物園」のフウカちゃん（ヒガシクロサイの女の子）が先日亡くなりました。

２０１１年４月にロンくんとローラさんの第６子として生まれたましたが、生まれてスグ母親に踏まれてしまう不慮の事故に遭い、ずーっと人の手で育てられていました。
クロサイの人工哺乳は初めてだったらしいですが、スタッフの懸命な努力とフウカちゃんの生命力で


↑大きくなって（２０１１年８月撮影）


↑バケツのミルクをガンガン飲んで、元気になっていきました。

そのことが結構話題になり、マスコミでもフウカちゃんがよく取り上げられていました。

なのに昨年１０月、後遺症が出たのか突然倒れてしまい、長い間頑張ってリハビリを続けていたけど、先週土曜日残念な結果になってしまいました。


↑リハビリを続けていたお部屋もそのままになっていました。

起立のために釣り上げるワイヤーや飼育員さんお手製の身体に巻く毛布などもありました。


↑献花をしてフウカちゃんにメッセージを書いて来ました。


↑ロンくんとローラさんは本当に相性がいいのでしょう、第１子のアルゴさんは数年前にお母さんになっています。



メッセージを書いている時、サイ舎の掃除をしているスタッフの方が見えて、亡くなった時の話も聞けました。

毎日数回行なっているリハビリ、夕方のリハビリはいつも大勢のスタッフで行なっていたそうです。
ひとり、ふたり・・っとスタッフが集まってきたものの、なんとなくいつもと違う様子たったので、みんなで「フウカ」って声をかけたのだけど思いは届かず、全員が揃うのを待ってから、静かに息を引き取ったそうです。

人間に育てられて人馴れしていたフウカちゃんらしく、旅立つときもたくさんの人に囲まれていたのですね。
フウカちゃんが生きた１年９ヶ月の記録は、きっと無駄にはならないと思います。

フウカちゃん、どうか安らかに・・・