Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

下北沢にて

2009年09月26日 06時19分05秒 | 講座・講演・研究会
昨夜は下北沢の小劇場で「幽霊妖怪茶会」。

サイトより引用↓
『幽玄の雅・茶道。
壷中庵宗長・堀内議司男氏をホストに幽霊画の掛け軸がかかるなか、
巨大なお化け茶碗で淹れたお茶を飲んで頂きます。
その中で語られるお茶の歴史と幽霊妖怪たちとの意外な繋がり。
風流に身を委ねながら、ゆっくりと日本流のホラーのルーツを探る旅に出かけてみませんか?
構成・演出:橋沢進一/出演:堀内議司男 聞き手:唐沢俊一 ほか』
(※注:同劇場で9月1ヶ月近く行われたホラーイベントの一つ)

会場に入ると、八畳くらいの低い舞台があり、
その中央に緋毛氈に包まれた畳一枚分の二重舞台が据えてあった。
その中央に大きなヤカンが懸かり、シュンシュンと湯気を出している。
床の間とおぼしき位置に掛けられた水木しげるの画賛。
『春はあけぼの 夏は化けもの』
下には抹茶茶碗で行水している目玉おやじ。

(いいなぁ、この画賛)

舞台を囲むように掛けられた幽霊画の数々。
10幅くらいはあっただろうか。
いずれも江戸時代のもの。
(怖くて、写真は撮らず)

前半は先に紹介された3人によるトーク。
妖怪幽霊と茶の湯なんて、一体何の関係が?と思うこと勿れ。
境界や陰陽、清めなど、いずれにも通じる世界について聴いていると
「なるほどなぁ」と感心することがとても多くて、面白かった。
ご参考

囲炉裏にこめられた神秘性、バランスの崩しと祓って清めて戻すことetc.
ふだん、何気なく点前しているけど、その所作には深い意味があるんだなぁ。

後半は「お茶会」。
西大寺の大茶盛より大きいという茶碗で点てた抹茶の飲み回し。

(小豆洗いクンの介添えで自服する口裂女サン)→ご参考

聞くところでは、今秋のお茶会では濃茶席に異変が多いそうな。
新型インフルエンザを配慮し、濃茶席を薄茶席に変更したり、
一碗点てで、飲み回しをしない傾向にあるそうだ。
そんな話を茶友や社中の師匠としたばかりだったので、引いてしまった
(早い順番で回ってきたし、泡のところをちょちょっと飲んだくらい。
 我ながら「情けないなぁ」と思った)

「茶の湯の切り口っていろいろあるんだなぁ」と感心するイベント。
(来年も開催されるそうデス)

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