Akatsuki庵

日々と向き合って

小習ほか

2009年09月27日 00時02分52秒 | 稽古の備忘録
今月4回目の社中稽古は水屋当番。

先週の金曜クラスに出席した際も課題は「小習十六箇条」だったが、
今週の土曜クラスも課題は「小習十六箇条」。
一番乗りのため、まずは炭手前をやるのが定番。
ということは、盆香合かぁ。

でも、今シーズンは7月に1回稽古しちゃってるんだよなぁ。→こちら
先週の稽古でも見学したし、先日の研究会でも見て自分の中で消化済み。
今更なんだよなぁ。
と思いつつ、稽古場へ。

まず、風炉中を点検。
前日の稽古で小さい炭を上げ切れなかったようで、あまり美しくない。
火消し壷の蓋をあけると、燃え残りの胴炭が2つもあった。
で、「やっぱ、後炭よねぇ」と心を決め、燃え残りの胴炭で火熾し。

前回の小習では他のお弟子さんは貴人清次を稽古されていたので、
今回は荘物かな?と予想してたら、若いお弟子さんが来たので、
お茶の準備をお願いして、ワタシは後炭組み。
と、和胴がなかなか載らないんだなぁ。
炭斗の内側の漆を塗った紙が年数とともに凸凹してきたのか、
香合台の上に載せた香合も安定性ないし。
腰黒やかんの準備は覚えていたものの、
組釜敷を忘れたり、鐶を炭に立掛けるのを忘れてたし、
第一、手順も忘れちゃったよー
(ちなみに、前回の風炉・後炭稽古は2007年10月)

若干忘れた所もあったが、やっているうちに思い出したりして、
“復習モード”の手前であったが、和胴抜きでも煮えはよくついた。

と、終盤になって、先生に御来客が
急遽、後炭に続いてお薄を一服さし上げることに。
ちょうど水屋に準備してあったこともあり、
そのまま、運びの薄茶平点前をさせていただいた。

お客様がお帰りになった後は、本来の稽古。

姉弟子さんが「しばらく小習は貴人や貴人清か荘物だったから、
今日はそれ以外のものを稽古しましょー」

ということで、若いお弟子さんが入子点。
“正客”で見学しつつ、最後の水指に帛紗を荘り置きするとことで、「ん?」
記憶の糸を辿って、「風炉での入子点ってすごーくご無沙汰してましたぁ」。
(いつも、あそこで鶯作ってたからなぁ)

午後は他のお弟子さんが長緒茶入の稽古。
先生が「久しぶりにあれを~」ということで、寒雲卓を出して下さった、
実物を見るのは初めて。
置水指の扱いにする棚で稽古することはあまりなかったから、新鮮

長緒茶入そのものも久しぶりだからなぁ。
そのお点前が終わったあと、お茶入だけ借してもらって割稽古させてもらった。
点前での緒の始末と休め紐。
(やらないとすぐ忘れちゃう)

その後は再び若いお弟子さん。
中級に上がったばかりということもあり、大津袋。
これまた久しぶり。(茶通箱への大切な割稽古)
点前では萩茶碗を使い、客側のワタシたちも古帛紗が添えられた場合の稽古。
(詰客だったので、吸い切りの後の扱いを反復して確認)

その次にまた順番が回ってきて、重茶碗のお点前。
実は初めての稽古
(重茶碗なんて、初釜でベテランさんがして下さるのを見てるだけ~)
井戸茶碗の上に黒楽を重ねての点前。
技術的に難しいことはないけれど、やっぱ見てるのとやるのでは違うなぁ。

仕上げは午後から駆けつけた(?)若いお弟子さん。
今月は3週間に渡る欧州旅行に出かけ、前夜に帰国したばかり。

薄茶平点前を稽古された。
入門2年目。
いつのまにか点前が身についた感じ?という所まで登ってきたみたい。
少しブランクあったにもかかわらず、頭で考えるよりも自然と手が動く感じ。
点てられた薄茶もキメ細やか。

ベルリンのバームクーヘンでいただく一服はとても美味しかった。

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