京都の真ん中より少し北側に広がるのが京都御苑。
平安時代後期から江戸時代まで、御所と上位のお公家さんたちが住んでいた一角だ。
平安京に遷都した時はもう少し西、千本丸太町あたりに大極殿があった。
その中に京都御所がある。
毎年、春夏の限られた期間のみの一般公開~と思っていたけれど、最近は通年公開になったそうで。
(毎日というわけではなさそうだが)
知らなかった~。てか、京都御所の見学なんて、行ったことなかった。
というわけで、通りすがりだったんだけど、中に入ってみた。
「建礼門」だ~。でも、建礼門院徳子さんを連想しちゃう。
ちょうど、9時半からガイドツアーがあるということで参加した。
今も天皇陛下と皇后陛下が訪れた際はここから入るのだろか。
雨だったので、中には入れず。
←東京出張中の高御座は写真で見た。
この秋の即位の礼で高御座を使われるということで、東京出張中。
以前、奈良の平城京の復元された高御座を間近で見たことがあるせいか、今回は「なかった! 残念!」とは思わなかった。
御所中の檜皮を順繰りで葺き替えたら、一巡するのに30年近くかかったんだとか。
でも、すごい分厚いよねぇ。天皇さん一世代分?(いつも、どこかで檜皮の葺き替え~?)
江戸時代までの天皇のプライベート空間にも今だから入れるのは興味深かった。
呉竹。
いかにも、御所!というか、雅な空気を感じる空間。
以前は鴨川で花火大会が行われていたそうな。
だけど、戦後のある年、花火のカスが御所に落ちてきた一棟まるごと全焼しちゃったそうな。
せっかく戦災を免れたのにもったいない。
また、台所(配膳寮っていうんだっけ?)は今は天皇さんがいらっしゃらないので、用なしと取り壊されちゃったとか。
けっこー面白いエピソードも聴けて有意義だった。
見学ツアーは1時間くらい。
事前の予約要らないし、京都ならではの観光ができてヨカッタ。