Akatsuki庵

日々と向き合って

ホーチミン年越し旅~その8 クチトンネル

2024年03月16日 22時39分47秒 | 泊りがけの旅行

前回からの続き~

2023年の大晦日。
ホーチミンからツアーバスに揺られること約2時間。

クチトンネルに到着。

ベトナム戦争下において、アメリカ軍とベトコン(南ベトナム解放民族戦線)がゲリラ戦を展開したところ。

米軍が最後まで攻略できなかったのが全長250kmにも及ぶ地下トンネル。
その一部は戦跡を伝える史跡となって公開されている。

 入口。

まずはビデオでクチトンネルの説明を受けた。

 視聴後に日本語ガイドにおける説明も。

その上でトンネルのあったところを見学。

 落とし穴。

地下との通気口はアリの巣でカモフラージュした、とか。

 穴に入る体験している人も!(たぶん、日本人ではない)

 塹壕と日本語ガイドさん。

ベトナム人のガイドさんは日本語学校で覚えたものの、コロナでしばらく日本語ガイドの仕事が入らなくなったそうな。
最近、日本人旅行者が増えてガイドを再開したものの、忘れちゃっている言葉もあるらしい。

 ベトコンゲリラを再現したマネキン。

当時の戦車もそのままに。

 

こんな地下からの不意打ちがあるんだもの。米軍が苦戦したのも当然だわなぁ。

 枯れ葉で隠せばわからない。

 射撃体験もあった。

私はやらなかったけど、ツアー参加者の中に体験した人がいたようで。
しばし、射撃場の前で待ち時間が発生。

ダーン、ダーンという射撃の音がすごかった。
この音が自分に向けられたら銃撃だったらと思うと恐ろしい。

そして、いよいよトンネルへ入った。

 

細い、暗い。よちよち。前の人の背中を追うようにして進んだ。
屈んだ状態で。

 内部のお部屋。

やっと出口へ。

トンネル体験はほんの数分だったけど、ベトコン戦士は何年も潜伏していたのよね。
訪れた乾期の晴天だったからよいけれど、
雨期は環境も悪化しただろうし、戦争当時は密林状態だったろうし。

トンネルを出たら、当時の食事体験。

 

キャッサバという芋。飲み物はなんだったかなぁ。お茶みたいなものだった。 

 なぜかライスペーパー作りの現場が。

クチトンネルを訪れる人はすごく多いそうで、戦跡なんだけどアミューズメントパーク化しているような印象。

ベトナム戦争というば、中部の方で民間人が住む農村をいきなりヘリコプターで降下して焼き払い、虐殺した「ベトナムのダーちゃん」で描かれた印象。

それもゲリラ戦で苦戦したが故に、アメリカ軍が「ベトコンが農村に隠れているのでは」と疑った果ての戦略行動だったのだろう。

どうあっても、戦争は民間人を巻き込んでしまうのは今も昔は変わらない。
とつくづく思った。

次回に続く~


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