式辞
それぞれの旅立ちを迎え新生活が始まったことと思う。
テレビや新聞で入社式での社長の式辞や新入社員の決意が報じられているが、
自分の時のことはすっかり忘れている。
何を言われて何を思ったのかまったく覚えていない。
しかし述べる側と聞く側とでは全く意識が違う。
特に入学式ではその落差は計り知れないほど大きいような気がする。
学生や生徒は聞かされているのであって自ら聞いているのでは無いからだ。
述べる側はそこのところは承知して分かっているところだ。
分かっているからこそ思い入れが強くなって空回りしてしまうこともある。
述べる側は毎年のことだが、聞く側は一生に一度のことだ、
できれば心に残る言葉を聞きたいものである。
学長の式辞がネットで公開されるのは異例のことだ。
学生にとって幸せなことだと思う。
2013年度東京造形大学入学式 諏訪学長の式辞 http://www.zokei.ac.jp/news/2013/001-1.html