今ではソフトで簡単に修正できてしまうのだが、色には温度や偏りがある。
例えば蛍光灯は緑色に発色し、電球は黄赤にと言う具合に。人間の目は非常に優れているのでどれも自動修正してしまう。
仮に対面式キッチンとリビングを撮影するとした場合、外からの光、蛍光灯、電球少なくとも3つの発色が異なる光源がある。
シャドウ部にはストロボをあてる。外光とストロボ光はほぼ同じ色温度だから大部分を占めるこれを基準とする。使うフィルムはタングステン用なので外光を補正するフィルターが必要となる。露出は1分~2分だが、これを同じ一枚のフィルムに多重露光するのだがその為に外光、電球、蛍光灯のそれぞれに支配されるようにして外光を30秒、外光を遮断して電球のみを20秒(もちろんフィルターを取り替えて)蛍光灯も同様にして3~5重露光をすることで一枚の写真ができあがるのである。
このさじ加減が難しいがそこが腕の見せ所なのである。ゼラチンフィルターは60種以上持ち歩いていたアシスタントはそこかしこのスイッチを何秒つけるかと言う指示で動いていた。同じフィルムに多重露光したり、黒紙で窓をふさいだりと大変だったが、クライアントが気に入ってくれる事がうれしいの一言だ。
ムラサキスポーツの撮影では、店全体の照明、スポットライト、看板のネオンをそれぞれ付けたり消したりを無線でアシに指示したお店の人は何をやっているのか?と不思議に思ったそうだが、例えば1階より4階の点灯時間を長くすることで微妙な均等がとれるのだ。
例えば蛍光灯は緑色に発色し、電球は黄赤にと言う具合に。人間の目は非常に優れているのでどれも自動修正してしまう。
仮に対面式キッチンとリビングを撮影するとした場合、外からの光、蛍光灯、電球少なくとも3つの発色が異なる光源がある。
シャドウ部にはストロボをあてる。外光とストロボ光はほぼ同じ色温度だから大部分を占めるこれを基準とする。使うフィルムはタングステン用なので外光を補正するフィルターが必要となる。露出は1分~2分だが、これを同じ一枚のフィルムに多重露光するのだがその為に外光、電球、蛍光灯のそれぞれに支配されるようにして外光を30秒、外光を遮断して電球のみを20秒(もちろんフィルターを取り替えて)蛍光灯も同様にして3~5重露光をすることで一枚の写真ができあがるのである。
このさじ加減が難しいがそこが腕の見せ所なのである。ゼラチンフィルターは60種以上持ち歩いていたアシスタントはそこかしこのスイッチを何秒つけるかと言う指示で動いていた。同じフィルムに多重露光したり、黒紙で窓をふさいだりと大変だったが、クライアントが気に入ってくれる事がうれしいの一言だ。
ムラサキスポーツの撮影では、店全体の照明、スポットライト、看板のネオンをそれぞれ付けたり消したりを無線でアシに指示したお店の人は何をやっているのか?と不思議に思ったそうだが、例えば1階より4階の点灯時間を長くすることで微妙な均等がとれるのだ。