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常識とは何?何気なく使う言葉の危うさ。噛みつき亀風味でもの申す。脱線ご容赦。あくまでもお馬鹿な私の私論です。最近ボケ気味

あなたは殺したい人いますか?

2012年08月03日 20時00分57秒 | 批評 勘違いもあるかも
いないというと信じてくれる人がいない。
再び死刑が執行された。何もオリンピックの期間中にとも思ったが、現行法令では130人もの確定囚がいることからして違憲である。かなり古い「死刑白書」という本によれば、死刑囚は毎朝神経をとがらせているそうだ。なぜなら、執行を告げられるのは朝だからであり、その時間が過ぎればとりあえず一日は生きながらえるからだ。
ひどく矛盾しているようだがーつまり被害者感情として同じ死屁の恐怖を毎日味わうべき、なのだが、一定期間以上の苦痛は人権侵害とする法律があるので、確定後は速やかに刑を執行すべきなのだそうだ。
加賀乙彦の「死刑囚の記録」(加賀乙彦は精神科医と作家)これもかなり古い書籍だが死刑囚の精神鑑定をしたときの事が書かれていて、期間と共に死への恐怖から自分は冤罪だと真しとやかに主張するもの、本当に改悛して被害者の冥福を祈り続ける人など様々である。別の本で読んだと思うが、お迎えがきて失禁し階段も勿論歩けなくなり1cmも刑場へ行くまいと大暴れするものあり、やっと被害者に謝罪できる時が参りましたと事前に自分の処刑を知りそのような手紙を書くものありである。
デスバイハンギングつまり絞首刑はやはり野蛮であると思う。がたんと床が開いて下に落ちたらそれで終わりだと思っている人が多いが、平均絶命時間はそこから5分、最長で約10分に近いぐらい生理学的に生きていた人もいるそうだ。 死刑支持論者にいいたい犯罪抑止力としての死刑があるというが、今のようなほぼ無執行が続く以上形骸化していることは明白だという事。平均執行迄20年?だとしたら、被害者の遺族の方が先に他界するケースもあるだろう。
これではあべこべではないか?しかも年数がかかりすぎる3審性の裁判を経てである。
やはり終身刑のほうが今は抑止力がある。だって刑務所をでる唯一の機会は自分の死であるからだ。

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