何度も書いているように、労働に対しての報酬が低すぎるのだ。
しかもも福祉の仕事をする人の個的ヒストリーに頼る部分が大きい。これは国の愚策だとはっきり言える
ヒストリーというのは、千差万別だが、過去に何かしらの辛い体験をしたことがある人が多い。
これも前に書いたが それは本人が話さない限りは絶対に触れてはいけないことだと棉しは
思っている。今の母上のヘルパーは、業界から言えば若い人で、他の職業に付けば稼げる金額は
多分倍以上だろう。利用し始めて2ヶ月が経つが、いつも元気に礼節をわきまえているので
貴重な逸材かもしれない。そのヘルパーの雇用主からは、なるべく仕事を与えて欲しいといわれて
いた。ひとつの事業所にすべてを任すというのは、良い面と悪い面がある。
良い面は、意志の疎通が速やかになるということで、悪い面というのは何らかのトラブルになった時に
もちろん話し合いはしても、ギクシャクするというところかもしれない。
こういうところが 制度と人間の難しさなのかもしれない。
雇用主つまり所長とは付き合いが長いのだがこのヘルパーを最初は週一で・・・だった。
使って欲しいという割には?なんだろう?みたいな事だったが、ヘルパーと話をしてみたら
自力で週2回の都合を付けてくれた。
組織つまり会社では2番目に入社した新人だと聞いていたので、大丈夫なのかなぁ〜と思ったが
なんでも「所長がが好きにして良い」と言ったそうだ。
多分会社としては あちこちに回らせたいと考えられたのかもしれない。大手ではなく
中書企業であるこの会社だから、福利厚生も大手とは違うにちがいない。
だから、若手は大手に流れるのだろう。福祉業界の倒産件数が過去最多となっているのだ。
ただ、この会社は歴史が古くて所長の人柄である地域では知らない人はいないところである。
ともかく、このヘルパーが条件の良い会社に移動する可能性があるらしい。
これも 福祉政策の失敗なのだ。ヘルパーに限れば条件の良い所に勤務先を変えるのも
珍しくないことなのだ。