このブログに何回も書いていますので、検索してください
私は 北杜夫と往復で文通をすることができました。
その中には 北氏の家族もおそらく知らない事などが 書き記されており
また、ご家族がお持ちでないものを頂いたりもしました。
私が 伝えたいのは 北杜夫氏の 温かい気遣い。毎日段ボール箱に
いっぱいファンレターが来る時代に、私が送った手紙をちゃんと見てくれて
(ほかの読者のものも見ていたそうですが返事は書いていないと)
いうなれば どこのだれかもわからないのに、著作にはない本音を
書いてくれて 必ず返事を頂けた、その姿勢です。
今の時代 平気でお客様だけではないと言い切る会社人が多いけれど
客にとっては 一つの会社である。たくさん客がいるというけれど
同じく客にとっては ひとつだという事です。
おんぼろスタジオ時代に 北杜夫氏から教えられた様々な教訓を糧に
したから 爆発的に客が増えたのだと思います。
少なくとも 800名の常連客 の名前 電話 嗜好を覚えていました
茂吉の次男 斉藤宗吉 芥川賞作家、一切おごることなく真摯に
私に対峙していただいたことで 人生の処世訓をおそわりました。