一人シニアの漫遊記

国内外のトレッキング紀行と家庭菜園、ダンス等徒然なるままに

山紀行(欧州 ピレネー、ドロミテ、チロル その4-2(オーストリア:Neustift 2/2)  2013.7.7~7.8)

2014-09-11 09:41:19 | 山紀行(海外:ヨーロッパ)

3.  7月7日 シュツゥーバイタールトレッキング
  今回の欧州ロングトレッキングの〆として、最高峰Zuckerhutl(3507)とそこから流れ落ちる氷河を眺めるうってつけのコースを選定しました。 天候も良し!  Neustiftからシュツゥーバイタール渓谷最深部のMutterberg(1721m)へバスで向います。 ここでロープウェイEisgrat 1に乗り最初の駅のFernau(2300m)で降ります。 多くの方は、最終のSchaufelspitz(3333m)の氷河見物に行かれます。

ロープウェイEisgrat 1の乗り場」です。 快晴でSchaufelspitzが良く見えています。 バスの中で日本人ツアーの添乗員から今日はどこへ行くのかと聞かれ、Beiljoch(地元で入手した資料では全て“Peiljoch”と表示されています。 只、頂上にはBeiljochと表示されていました。 どちらが正しいのでしょうか。日本でばバイルヨッホと言っているようですので、ここではBeiljochと表記します)と答えると残雪が多きので気を付けてとのこと。 勿論、そうなら引き返すだけです。 ピレネーの二の舞はご免です。
 
Eisgrat 1の駅を出ると正面に表示版があります。 これをSchaufelspitzに向かって左手を行くと橋があるので、これを渡といよいよBeiljoch(2672m)へのルートです(この標識には“Peiljoch 2.5h”と表記されています。 見えるでしょうか)。
 
でも、岩がゴロゴロでどこを行けば良いのかやや不安になりますが、赤と白のペンキがきちんと付けられています。
 
ほどなくGroβer Trogler(2920m)との分岐でここの右を進みます。 ここから、急登が始まります。
 
右手にはSchaufelspitzとその山群が良く見えています。 快適!!!

このガレ場がこのルートの最大の難所ではないでしょうか。 一歩一歩、登れば問題ありませんが。

ガレ場の急登をこなすと尾根に飛び出ます。 両側が切れ落ちているので注意が必要です。 左写真はGroβer Troglerへのルートです。 このルートも面白そうですね。 この日は2名ほど、登攀していました。
 
Beiljochへのルートが見えてきました。 雪渓がありますが、踏み跡はしっかりついているので心配ありません。 Dolomiti Brenta Trekで雪渓の歩き方が十分に学習しましたので。 出発して1時間半程度でBeiljochに到着しました。 頂上はケルンだらけで標識には“Beiljoch”と表記されていました。 正面はGroβer Troglerです。
 
左からSonklarspitz(3467m)、Zuckerhutl(3507m)とその氷河のパノラマです。  来て良かった!!!!

Zuckerhutl(3507m)です。 兎の耳と言われているのが理解できます。
 
壮大な眺めをご堪能下さい。
 
下山途中での高山植物と蛙です。
 
氷河湖が見えてきました。 この下にSulzenau Hutte(2191m)があります。 この下りでワイヤーがありますが、それほど危険はありません。
 
 
アルペンローゼの赤い花が見事に調和しています。 Sulzenau Hutteが見えてきました。 現地の方々は、バス通りのGrawaarum(530m)の駐車場まで車できて、そこから逆方向にこのHutteまで来て色々なコースを楽しんでいるようです。 スノーシューを持った方が何人か別方向から降りてきました。 このHutteからGrawaarumまで一気の下りです。 バス停が遠いのでバスを途中で止めてNestiftへ戻りました。
 
 
 

これで、今回の24日間の欧州ロングトレッキングは終了です。 天候が今一、すぐれず、しかも残雪が多く当初スケジュール通りにはいきませんでしたが、自身で全てスケジューリングと予約をこなし、なんとか完結できたことは今後のトレッキングに役立つと信じています。 小生も齢68歳となり、ハードなトレッキングはそろそろ打ち止めかと思います。 今後は、気ままな少しチャレンジングなトレッキングを永く楽しみたいものです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿