韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

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恩讐を超えて~憎しみの再生産からは何も生まれない

2021-01-08 18:35:49 | エッセイ
 韓国や中国では反日教育が行われていることは、広く知られていることです。中国での反日教育は以前ほどは話題に上りませんが、それでも最近では南京大虐殺をテーマにした施設を作ったりして、日本人としてはあまりいい気持ではいられない状況です。

 そして韓国の反日教育ですが、こちらはまさに筋金入りで日本人の立場からするとあることないこと話に尾ひれを付けて、また、ありもしない話を捏造してまで子供たちに吹き込んでいるというまともな感覚の教育とは思えないものです。

 両国での反日教育はなぜ行われるかというと、最終的には政治利用のためです。私は中国のそれについてはそれほど詳しくないので、ここでは取り上げませんが韓国のそれは日本人がその実態を知ると、本当に心から驚き、あきれてしまうような内容です。

 しかし、このような事実に反する内容をいくら子供たちに教え込んでも、このインターネットの時代、両国の行き来を誰でもが簡単にできる時代に、子供たちが事実を知るのは時間の問題で、こんな教育をすることで自国の教育制度に不信感を抱くようになるのは時間の問題です。

 現状では、まだまだこのような政治的プロパガンダをそのまま信用してしまう人達が多数派なので、反日教育も含めた反日活動は韓国政府にとって有効なツールとなっていますが、一体こんなことがいつまで効果があるのでしょうか?

 そう考えると、このような憎しみの再生産しか生まないような活動はむなしくなってくるのではないでしょうか。

 個人的な恨みですら、その恨みを世代を超えて共有していくことは結局むなしく、無益なことだと私たちは知っています。恨みのようなネガティブな感情を持ち続けることは結局人間を不幸にしてしまうからです。これは、人間についての普遍的な事実です。

 ましてや、民族や国単位でそんなことをするなど、あまりにも馬鹿げているではありませんか。少しでも、未来のことを考えれば最低限の折り合いをつけてそのような感情を抑える努力をすべきです。もちろん、すぐにそれができるとは限りませんが、少なくとも努力はすべきです。

 現在の韓国では、反日は国民の不満のはけ口として実に都合のいいものである、ただそれだけなのですから、こんな愚かなことを続けていくむなしさに早く大多数の韓国の人々が気が付いてほしいというのが私の願いです。

 現在の韓国政府の対応をみるにつけ、はらわたが煮えくり返るような気分になっているのは私だけではないでしょうが、しかしそれはあくまで政治的な側面であるということを、冷静になって受け止めなくてはいけないと思います。

 もちろん、これからすぐに両国が仲良くなるなどということはありえないことですが、とりあえず一定の距離をおきつつ、折り合いをつけられる関係を築き上げることが正しいことだと私は思っています。

 ただ、残念ながら今までの日本人の韓国人に対する思いやりの気持ちは通じるどころか、逆手に取られて、恩をあだで返される形になっていますがいつかはそんな関係も落ち着くところへ落ち着いてほしいというのが私の願いです。

 いったいこれが実現するには何世代を要するのでしょうか?あせらず、確実に進んでいってほしいものです。


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