韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

スパイウエア

2005-08-16 10:39:58 | 情報セキュリティ
 最近よくスパイウエアという言葉を耳にします。PCの中にひそかに忍び込んで、PCの中に記録されている情報や、ユーザのキー入力のデータをこっそりと盗み出す一種のウイルスソフトウエアのことを言います。

 このスパイウエアのやっかいな点は、必ずしも悪意をもって作られているわけではないとことです。というのも、ソフトウエアのメーカーが、自社のソフトウエアユーザからマーケティング用のデータを集めたいという目的で、製品のソフトウエアをインストールするときに、一緒にインストールされてしまうことがあるからです。

 ユーザにしてみれば、そのようなソフトウエアを無断でインストールされて、個人情報を断りなしに持ち出されることになるわけですから、迷惑な話で、現状のネット上のマナーどころか、個人情報保護法にも違反していることは明かです。

 とはいえ、このようなスパイウエアはまだかわいいもので、問題は悪意を持って作成・流布されているものです。これも、いろいろなフリーソフトや、シェアウエアの中に紛れ込んでいて、ユーザの意図なしにインストールされたり、正規のウイルスとして(?!)堂々と怪しげなメールの添付ファイルという形でやってきたりします。

 とりわけ、キーロガーというソフトは大変危険です。ユーザが打ち込むキー操作を全部記録する、すわなち、ユーザがどんなキーを打ったかがすべて第三者に知られてしまうわけですから、ユーザIDやパスワードなど重要な情報まで、簡単に持ち出されてしまうことになります。

 公共の場に置かれたPC、特にネットカフェなどには必ずといっていいほど仕掛けられているくらいの気持ちでいた方がいいと思います。そういう場所にあるPCで、ネットバンキングのページにアクセスして、ユーザIDとパスワードを盗まれてしまうという例は枚挙にいとまがありません。

 最新のウイルス対策ソフトではどの製品でも防止と検索機能を持っているようなので、ある意味、通常のウイルス以上の注意を払った方がいいと思います。特に、ソフトウエアをインストールしたあとは、要注意です。製品版のソフトウエアでも安心できません。何かの間違いで、スパイウエアが紛れ込んでいることがあるからです。ましてや、フリーソフトやシェアウエアなどについては、もっと用心しなければなりません。

 セキュリティについて書いているとだんだんうんざりしてくるのですが、疑って注意せよということばかりを強調しなければなりません。それだけ、ネット社会が成熟していろいろな人間が関わるようになった証ではありますが、古き良き時代を懐かしむ気持ちもまた、大事にしたいと思っています。

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