報道によれば、最近盗難に遭った自動車にかけている自動車保険の保険金支払いが拒否されている例が増えているとのことです。
特に、イモビライザーという盗難防止装置が付いている車について、基本的に保険会社は盗まれてもそれは盗難と認めないという、ユーザ側からすれば信じられないような対応をしているそうです。
保険会社側の主張として、そのような高度なハイテク防犯装置がついている車を白昼堂々と盗むのは不可能である、つまり、ありていに言えば、保険金詐欺ではないかとユーザ側を疑っているわけです。
しかし、実際に盗難に遭ったユーザとしては車を盗まれた上に、保険金詐欺扱いされるという二重の苦痛を味あわされるわけで、まさに泣きっ面に蜂、踏んだり蹴ったりとはこのことです。
実際、イモビライザーが装着されていても、トランクの錠から合い鍵を作り、それで車内に侵入した上で、車に搭載されているエンジン制御のコンピュータをイモビライザーに対応していないものに交換してしまうと、イモビライザーに対応していない合い鍵でエンジンをかけることができるようになって、まんまと盗難に成功するという手口が紹介されていました。
まったく、盗難対策は泥棒とのいたちごっこできりがないというのが正直なところですが、保険会社も、実際は上記のような手口で盗まれる可能性があることは百も承知で、保険金をできるだけ払わないよう、払い渋っているのがみえみえです。こんなことがまかり通るようでは、保険の意味がなくなるわけで、保険に対しての信用もがた落ちになることは間違いないでしょう。
ただ、一つだけ保険会社の名誉のために言っておけば、保険金詐欺というのものも決して少なくないということなので、保険会社が自衛したいという気持ちもわかるのですが、しかしそれにしても善良なユーザを保険金詐欺扱いする態度はやはり許せないことでしょう。
ISMS(ISO27001)では、情報資産に対してどのくらいのリスクが存在するか算定しなければならないのですが、もし一定の度合い以上のリスクが存在する場合、それに対して何らかの対応を取らないといけません。
一番簡単なリスク回避の方法は、その元になる情報資産そのものを捨ててしまうことです。しかし、すべての情報資産に対してそのような対策は取れませんので、何らかのリスク回避の対策を取る必要があります。その一つが、リスクの回避であり、その回避の方法として保険をかけるということが代表的な例としてあげられます。
しかし、自動車の盗難に関しては上記のような状況なので、リスク回避のための保険が期待通りに機能しないわけですから、保険が下りなかった場合についてまた何らかの保険をかけないといけないという、まるで漫画のようなことが現実に起こるわけです。
保険をかけるという行為はリスクを回避するための切り札といえる対策なのですが、保険金がおりないというリスクもまた考慮に入れておかなければならないことを、あらためて気づかされた一件でした。
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保険会社側の主張として、そのような高度なハイテク防犯装置がついている車を白昼堂々と盗むのは不可能である、つまり、ありていに言えば、保険金詐欺ではないかとユーザ側を疑っているわけです。
しかし、実際に盗難に遭ったユーザとしては車を盗まれた上に、保険金詐欺扱いされるという二重の苦痛を味あわされるわけで、まさに泣きっ面に蜂、踏んだり蹴ったりとはこのことです。
実際、イモビライザーが装着されていても、トランクの錠から合い鍵を作り、それで車内に侵入した上で、車に搭載されているエンジン制御のコンピュータをイモビライザーに対応していないものに交換してしまうと、イモビライザーに対応していない合い鍵でエンジンをかけることができるようになって、まんまと盗難に成功するという手口が紹介されていました。
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しかし、自動車の盗難に関しては上記のような状況なので、リスク回避のための保険が期待通りに機能しないわけですから、保険が下りなかった場合についてまた何らかの保険をかけないといけないという、まるで漫画のようなことが現実に起こるわけです。
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