
4年ぶりに「中伊豆GC」へ行った。
神奈中のコンペで昔からのゴルフ仲間「悪童3人組」に誘われたからである。
親分格の支配人I氏は別組みだったので残りのU氏T氏と同組でプレーしたが、20年前のスクラッチは今やエブリワン貰っても勝てなくなっている。
文学青年は体育会系には敵わないという事。
近々我がホームグランドに誘い込み一泡食わせたい。ゴルフの後の特別の楽しみがあるのも男の絆と言うもの。(中伊豆GCで悪童と)
屈辱の「中伊豆」から一週間後更なる試練が待っていた。
Fさん(私の事)でも楽に行けると誘われ「玄岳」にオットリ刀で付いていった。
熱海からバスに乗り「玄岳登り口 頂上まで2時間」下車、登り口は見えず住宅街の急坂が延々と続いている。アスファルト道路が終り登り口とおぼしき山道に着いた時既に3回も休憩していた。山道は楽だろうとは甘かった、2倍も3倍もの急坂で5分歩いては休憩が続き後から来るパーテーはさっさと追い抜きあっという間に消えていく。
猛烈な暑さと湿気で全身ズブ濡れ、俺は此処で死ぬのかと思うほどであつた。
ようやく山頂に着いたのは3時間後のことで、昼飯は殆んど喉を通らず、皆が旨そうに飲んでいるビールも飲まず終い。
下りは楽だよの声も上の空に歩き始めた途端背丈ほどの笹が全く視界を遮り前の人の頭を頼りに笹を分け別け滑り落ちそうになる急坂を時には張ってあるロープにつかまりながら1時間、氷ヶ湖からはさぞ普通の山道と思いきや根っころとゴロゴロした石に転びそうになったり捻挫しそうになったり悪戦苦闘して熱函道路の何処かに出たのが2時間後、振り返ると「玄岳登り口」の看板、なに!こっちから登る人もいるのか?恐ろしい。一般道路をとぼとぼしていたら「オラッチェ」まで0.9KMの看板。オラッチェまでいけば美味しい地ビールとソフトクリームがあるよに励まされたどりつたとき6時間を経過していた。オラッチェからタクシーで函南町営の日帰り温泉へ。そこで酒盛りが始まったが全く飲む気無し。茅ヶ崎駅で「2度と誘うな」の捨て台詞を後に家路へ。
たどり着いた我が家で神さんの一言「だからよしなさいっていったでしょう」。