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蛍の里日記

~蛍の里での農作業日記~

ジャガイモ植え 急ピッチ  そして・・・

2009年03月21日 | 農作業日記
今日は一日 晴天みたいです。

ジャガイモは、地面が乾いてないと上手く畝が作れず植えられません。だから一度雨が降ると田んぼが乾くまで、1,2日は作業ができなくなります。

しかし、今晩にはまた雨が・・・。
と言うことは、今日できる限り植えてしまわないと、また遅れることになります。
朝8時半にスタート。途中休憩と昼ご飯を挟んで、暗くなる6時まで、ずーっと植え続けました。

その結果、今日は6反植えることができました。昨日3反ほど植えていたので、合計8反。 どうしても2反分残ってしまいました。
これは、明日の雨が止んで、田んぼが乾くまで待つしかありません。あと2時間程度で終わる作業なのですが、仕方ないです。

夕方の寒空の中6時に作業を終え、後片付けをして6時半に帰宅。すぐに晩ご飯を食べていたら、携帯電話が・・・









電話は、消防団の人からです。
今晩消防の活動はないはずなので、もしや火事!?と思い電話にでると、近く集落のおばあさんが行方不明になっているとのこと。捜索依頼が出てたから、直ちに集合するようにとの命令でした。
慌てて、ご飯を食べ終わり消防服に着替えて出陣です。

おばあさんは、自転車で出かけて帰ってこないとのことだったので、警察や消防団員など40人ほどで捜索。2時間半ほど探しまわった9時半。無事 他の消防団員の人が見つけました。
自分の家から10キロほど離れたところで、怪我もなく自転車を押して歩いているおばあさんを見つけたそうです。
夜も遅かったので、もしかしたら怪我でもされているのかと心配していましたが無事で何よりでした。

テレビのニュースでよく、「警察と地元消防団が捜索されました。」って言われることがありますが、そのニュースの裏では地元のたくさんの人が心配して捜索しているってことを感じて下さい。

しかし、朝から晩まで ほとんど休みなしで外で仕事をしていた一日でした。寒かった・・・。

やっと植えはじめました

2009年03月20日 | 農作業日記
天候不順で延び延びなっていた、ジャガイモ植えをやっとはじめたられました。

昨晩も、雨が降ったので植えられるかな?と思ったのですが、朝早くJA全農滋賀の担当者と相談して、ジャガイモ植付け用の機械を持ってきてもらうことに。


田んぼの状態を確認し、午後から植え始めました。
やはり少し湿っていることもあり、植付け状況を見ながらの作業でしたが、2反ほど植えることができました。

天気予報では、日曜日にまた雨が降るということなので、明日朝からできる限り植付けてしまいたいと思います。

しかし、今日は天気はよかったのですが、冷たい風が強くて かなり寒かったです(>_<)。

天候不順です

2009年03月14日 | 農作業日記
天候不順のため、ポテトチップス用のジャガイモを植付けようとしているのですが、延び延びに延期されてます。

滋賀県内で5カ所の地区において、ジャガイモの植付けを行う予定みたいです。
私のところは、植付け地区としては一番北に位置するので最後の植付け予定なのですが、前の4カ所が天候不順で植付けが遅れているみたいです。

本来の植付け日は、3/10ぐらいを予定していたのですが10日ほど送れるみたいです。
早く植えて、田植えのための準備に取りかかるつもりでしたが、なかなか上手く行きませんね・・・。

昨日から、ずーと雨が降ってるし、まだ延びるのかな ・・・(>_<)。

滋賀県 プロジェクト発表会

2009年03月09日 | 農作業日記
今日は、滋賀県の青年農業者プロジェクト発表会でした。

先月、湖北地区での発表会において最優秀賞を頂いたので、県で発表してきました。

滋賀県中の各地区から選ばれた代表の人 11名が、1年間かけて実験してきたプロジェクトを発表しました。やはり全員が、しっかりした内容の発表をしており、聞く方としても大変参考になりました。

私も地区で最優秀をもらっている以上、あまり無様な発表はできないなと、少し気合いを入れて行ったのですが、逆に先月より上手く喋れなかったです。
(気合いを入れすぎて、少し緊張してしまったのかも)

で、審査の結果はと言うと、最優勝賞は逃しましたが優秀賞の3名の中には選ばれました。
1年間試行錯誤をして行った、「条抜き田植え」が評価され 嬉しい限りです。

今年は、この研究の成果を踏まえ、みなさんにも「条抜き田植え」で作った美味しい米を食べてもらうよう、面積を増やしますので期待しておいて下さい。

美味しいお米を直売する
 ホームページ「蛍の里川瀬営農」はこちらです。

考えさせられた視察

2009年03月06日 | 農作業日記
今日は、朝から雨が降り続いていましたが、集落で農家さんへ視察に行ってきました。

行った先は、同じ滋賀県内の高島市です。
視察した農家さんは、18年ほど前から米の無農薬無化学肥料栽培に取組んでおられて、15町もの面積を無農薬栽培しておられます。

特に、無農薬で化学肥料を使わない栽培だと、田んぼの中に絶滅品種の虫や魚達が生息するようになると言っておられました。

戦後、日本の米作りというのは、行政や農協の指導のもと、化学肥料により収量を高め農薬を使うことにより病気や害虫を排除して品質を上げてきました。
さらに機械化を進めることで、米作りは誰でも高品質なものが沢山穫れるようにしたのです。

それの弊害が生態系の破壊です。見た目には良くわかりませんが、本来田んぼが作っていた生態系が、自然界にない農薬や化学肥料を持ち込むことによって崩れてしまったのです。

もちろん、農薬や化学肥料は人間に害が無いように作られているので、使っても問題はないのですが、小さな生き物にとっては害になることもあります。

これからの日本の米作りは、担い手が少ないため農家の栽培する面積は増え続けることになるでしょう。そうなると、より大面積で品質の良い米をとるために農薬等に依存して行く傾向が強くなるかもしれません。

手間はかかるが農薬の量を減らすことで、自分が米作りをしている田んぼは、少しでも沢山の生き物が住める環境にしていきたいですね。

今回の、視察に行って 真剣に考えさせられました。