龍の御歳後:徒然の記

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尊厳死

2016-04-01 06:46:32 | 日記
昔、クリスッチャンの方のお世話をしたことがある。これもまた、血液の病気であった。寛解に入ったが、1年後くらいでまた悪化。苦しい、吐息の中で、「持ちそうになかったら、無理しないでください」と。死ぬのではなく、神の身元に行くだけですからと言われ、宗教のある人は違うものだと感じた。
師匠は、神などは信じない。将に、純粋、自然科学者である。しかし、途中で治療が効かないことをキチンと見極め、薄れ行く意識の中にあっても、医師の勧めに応じることなく、治療を自ら中止された。当方はやりきれないと思ったが、仕方がないと考えた。筋のとおった、立派な尊厳死であった。自分はもっと泥臭く生きるかも知れない。


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