龍の御歳後:徒然の記

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悪い奴ほどよく眠る

2019-03-25 13:17:07 | ささやき
 昔からあったのでしょうが、権力の下にすべて握りつぶされてきたのだなと感じます。最近は、個人の権利が大切にされる時代ですから、いろいろなことが表面に出るようになったのでしょう。
今回の芸能事務所の対応は本当に素晴らしいとしか言えないですね。人生を生きにくうえでは、正に胆力が必要なのですね。このようなヤバイ会見でも顔色変えずに喋り続ける気合、とても真似できないですよ。政治家だけだと思っていたら、どこにでもいらっしゃるのですね。これでは、私のような気弱な人間が行きにくいのは当たり前です。まあ、弱すぎて周囲をregulateできないのも、はた迷惑ですが。しかし、今回の芸能界の問題、体操界の問題、トランプの問題、プーチンの行動、それぞれ規模に違いはあるものの、強引に押し切ると道理が引っ込むのが人間世界なのかも知れません。何しろ、以前にも書きましたが、福島原発の際、毎日のようにテレビに出てきた東大教授は炉心融解は「ない、ない」と言い続けていました。他大学の先生が度々、炉心融解が起こっていると話しても、あり得ませんと言ってました。それを出し続けていた、NHK。東大教授、もう恙なく定年退職し、どこかに天下っているのでしょう。
 それにしても、しばしば出てくる第3者委員会。立ち上げたら、きちんと名前とこれまでの実績を示してほしい。本当の意味での第3者委員会なのか疑問が多い。指名されれば、公平に判断するのだろうと思うが、とてもそんな風には感じられない。もう過去のものとなりつつあるディオバン事件。その後、首謀者だった当時の千葉大教授(東大出)は恙なく東大教授に栄転。他の千葉大教授(千葉大出)は左遷。京都府立医大教授は辞任となったのですが、首謀者は生き延びて、医学会で大きな力を持っているようです。ホントにこの東大、特に東大医学部というのは仕方がないところで(兄は東大法学部と言います)、第3者委員会なんぞ立ち上げても鉄門会という同窓会の力が凄すぎて、お話にならない状態です。やはり、凡人がこれらに対抗するには、世界に誇る我が国のオカルト教団に入るしかないのでしょうか。まさしく、人生の終わりに当たってむなし感全開です。
  私は20代がら不眠症で苦しんでいます。気合不足ですな。

韓国に対して思いを馳せる

2019-03-18 09:02:03 | ささやき
 やっぱり、政治家は大変だ。
桜井さん、辰巳さん、出馬を見合わせたけど賢明な判断でしょう。
立ち位置には向き、不向きというのがありますからね。松井のオヤジとやりあうか、と思うと通常はちょっとご勘弁願いたいですよね。国のトップはさらに大変。文在寅大統領はもはや瀕死の状態ですな。
 ここで韓国について思いをはせてみた。もうズート昔のことだけど、世界史(実に教科書では西欧・オリエント史なのである)は得意であった。本業の理科系科目の数学は好きであったけれど、極めて出来が良かったというわけではない。大学の同期生は皆、数学で解けない問題はないという人達ばかりでしたから。ところで、世界史である。まあ、良くこの手の本は読みました。大体どこの全国模試でも、10番以内には入っていた。しかし、韓国史は世界史の教科書ではほんの2-3ページであったように思う。(韓国の教科書でも、戦前の日本の扱いはそのくらいのものでしょう。鎖国していたのだからあたり前ですが。たった1人、韓国に知り合いがいるので、今度、韓国版高校世界史を買ってきてもらおう)百済、新羅、高句麗くらいしか勉強しませんでした。よって、私程度の人間だと、世界史全集を買って読んでも、中国史などは良く勉強することになりますが、韓国については大人になってからも、ほとんどbaseの知識は増えず、無茶な喧嘩を仕掛けてくる良くわからん国民ということになってしまう。現在の状況をもたらしたのは、戦後、日本はさらに韓国を軽視し(多分、多くの韓国人も日本に対しては同じと思います)、西欧にしか目を向けていなかった結果なのでしょうね。お隣さんと仲良くしたいなら、こちらからお隣さんのことを良く知らなくてはならない。もう私には時間がないけれど、これからの若者は、是非、戦後の韓国史だけ(我々の世界史は現代史にいきつく前に卒後になってしまったのでした。今は別だろうけれど。この文を書いて、高校の世界史をもう一度読んでみたくなりました)でなく、戦前の歴史も調べてほしいと思うのです。ネットの記事はあまりに偏向したものもあり玉石混交ですからね。まさに、近くて遠きは日韓の仲という所でしょうか。
 また、かのショーペンハウアー先生は、本を読むのは必要だけれど、それは他人に考えてもらうことだから、本当に自分のものにするには、読んだあとで自分の頭で考えなければならないと仰っています。

*ショーペンハウアー:読書について(光文社古典新訳文庫)→多くの知識人を育てた岩波文庫ですが、兎も角、哲学者が書いた本は、もともとが難解です。そのうえ、哲学者的日本人の訳出が多い岩波文庫だと2重に難解になります。結論に到達するまでに出だしの文の内容を忘れてしまうほどです。若いうちは気合で読めますが、たかだか訳本なら、読みやすい方が良いのは当たり前です。カントの「啓蒙について」を、光文社古典新訳文庫(結構、解説がうざいが、読まなければ良い)と岩波文庫を読み比べると差は歴然である。ただ、柔らかくすると格調がひどく落ちることもあるので注意は必要です。(白水社「夜と霧」のように)