カウカウタイム

日本で働くいち美容師がハワイでヘアメイクアップアーティストになるまでの日々の記録 2008〜2012

スカイプでおめでと

2010-06-02 | 〜2011迄のハワイ生活記録
5月16日 Tがハレクラニで結婚式を挙げた 



去年の夏アラモアナビーチで行われた結婚式は急すぎて
新婦側の家族は誰も出席できなかったので
(その時の模様はこちら)

二人は1年かけて準備して、改めてちゃんとした(?)式を挙げたということだ


もちろん、招待状はもらっていた
今回はだんなのと連名で二人分

でも5月16日に、私はどうしてもハワイに戻ることはできなかった



そこで知り合いのメイクさんを紹介したのだが
お互いが気を使ってか、ヘアやメイクの詳細をそれぞれ逐一私に連絡してくる

こういうことは当事者同士が話したほうが絶対スムーズに行くので
正直あまり二人の間には入りたくなかった

Tには当日担当のメイクさんとしっかり信頼関係を築いてほしかったし
メイクさんの立場からしても、自分と顧客との間に別の美容師に入ってほしくない

とはいえ友人として花嫁の悩みを聞くのは大事な役割だと思い
割り切って相談に乗ることにした



今回そのカウンセリング(?)に役立ったのがスカイプだった

ネット回線を使ってTV電話が世界中と出来るなんて
最初に聞いたときは絶対詐欺だと思った

スカイプのおかげで遠距離恋愛の破局率は少なからず減っているのではないか

2003年にエムジの家にホームステイしていた時は
旦那とは家の電話で話すしかなかった

ただでさえたまにしか話せないうえ
エムジが後ろで「Speak English!」とよく叫んでいたので
仕方なくお互いトンチンカンな英語を使い、言いたいことの半分も伝えられないこともよくあった

ま、今となってはいい思い出です



スカイプの特徴、お互いに顔をみながら話せるのと言うのはありがたい
特にヘアやメイクの話をするときはとても便利
今のTの髪の長さもわかるし、お気に入りの写真を共有してイメージを固めることもできる


ヘッドピースはどのタイミングで付け替えるべき?とか
去年よりやせたせいで、ゆるくなってしまったドレスはお直しが必要?とか
花嫁の悩みは尽きることがなく
国際電話だったら後で請求書を見るのが怖い事になっていただろう


今では私の生活に欠かせない存在となったスカイプ
ハワイにいた時、旦那や友達との会話は全てこれだった

顔を見て話すとお互いの距離がすごく縮まるのを感じた
画像と一緒に日本の冬の寒い空気や湿っぽさが伝わってくることもあった


挙式直前のスカイプで私はTに少し早い「おめでとう」「行けなくてごめんね」を伝えた

雨降りの寒い日で私はまだ長袖、でもTはキャミソール
「いいよ、気にしないで」と笑っていた彼女の後ろは明るい日差しでまぶしかった

今は逆にPCの画面から、必死にハワイの空気を感じようとしている自分がいる




数日後 Tから動画つきのメールが届いた

新郎新婦はゲストの前で半年以上前から練習したというフラとウクレレを披露していた
私はTが腕を上げる度、ドレスがずれないかと冷や冷やした


パーフェクトなヘアメイクとドレスで無事踊り終わり
新郎とハイタッチするTを見たとき
安堵とともに微妙な寂しさが残った

人の心ってわがままだ


本当は私が最後まで担当してあげたかった・・・


そしてグレードアップしたという披露宴のフルコースは
オーキッズのフィレステーキだったと言う・・・


次に食べれるのはいつだろう





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