カウカウタイム

日本で働くいち美容師がハワイでヘアメイクアップアーティストになるまでの日々の記録 2008〜2012

マンゴーの恐怖 再び

2009-07-25 | 〜2011迄のハワイ生活記録
Uさん達が帰国した日
夜遅く家に戻るとドアノブの所に何かが引っかけてあった

中をのぞくと、小さなメモとたくさんのマンゴー

マンゴーアレルギーの私は「部屋に入れない・・・と一瞬思ったが
(ドラキュラよけのニンニクと効果は同じ)

よく考えれば口に入れなければいいだけなので
さっさとノブから外して鍵をあけた


メモには今回お世話になったとのお礼と
マンゴーをもらったが待ち帰れないので食べてくださいとの簡単な走り書きがあった

そもそも旅行者の立場で、一体誰にこんな沢山のマンゴーを頂いたのか?
それよりナゼ、セキュリティーガードのあるこの建物の上の階まで上がって来れたのか

きっとその辺の住人に紛れてこそっと入ってきたのだと思うけど
ビニールに入ってだらんとだらしなくノブにぶら下がるマンゴーを見た時
「ここのセキュリティーもどうした物かな」と考えてしまった



今が旬で、道のあちこちの木に たわわに実るマンゴーは
シャワーの花と同じハワイの初夏の風物詩だと思う

Uさんのくれたマンゴーは形こそバラバラでいびつだったが
(きっとどこかの庭になっていたのを貰ったのだろう)
つやのある皮は既にオレンジに色づいて、指で押すと少し柔らかく まさに「食べ頃といった感じだった


ここでなんとなく
「もう1年以上もハワイに住んでいるのだし、この前一口食べた時は何も起きなかった。そろそろ免疫とかが出来ているかもしれない」という
大した根拠もない思考がむくむく湧いてきて
よせばいいのに一番小さいのを一個だけ食べてみた


甘酸っぱく柔らかく、まさに南国フルーツの味がした

翌日になっても何の変化も起きなかったので更にもう一個食べた

そして変化は2日目の夜やって来た



パソコンをしていたら違和感を感じトイレに行った
下半身全体が、ビミョーに痒いのである

「まさか・・・」と思いつつ鏡を見たら
唇にも小さな水ぶくれが出来はじめていた

私はこんなに仲良くなろうと歩み寄っているのに
マンゴーの奴は私と仲良くするつもりは一切ないらしい


仕方なく熱いシャワーで下半身と顔を石けんでゴシゴシ洗い
かゆみ止めを縫って寝た

次の日もかゆみは収まらず(特に今回は下がキツイ)
仕事中、かく訳にもいかないので必要以上にお尻をバンバン叩いていた

研修生の子に「免疫が出来たかと思って・・・」と話すと
「なんでそんな事思うんですか・・?」
明らかに(いい大人のくせに・・・)と言ったニュアンスを含んだ乾いた笑いをかえされてしまった


単に食いしん坊なんだよ、悪かったね

きっと明日には痒みは収まるだろうと思う
もう食べないぞ、・・・・また何年間かは



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