カウカウタイム

日本で働くいち美容師がハワイでヘアメイクアップアーティストになるまでの日々の記録 2008〜2012

Let's go Luau !

2008-06-22 | 〜2011迄のハワイ生活記録
LUAU とはHawaiiの伝統的料理で
イムと呼ばれる土の窯で豚を蒸し焼きにし
お客様をもてなすという

いわゆるHAWAII式晩餐会  みたいな物
と私は認識してます

以前ポリネシア文化センターのツアーに参加したとき
夕食はルアウショーで
ステージの中央に木に縛り付けた豚を
二人のハワイアン男性が担いできて

「これを蒸し焼きにして皆様に振る舞います」

みたいなくだりがあったんだけど

私は何百人もいるテーブル席からそのちっちゃい豚をみて

「絶対足りねーよ・・・」 
と思った

まあそれはショーの一部で
実際はほかに色々食べ放題だったんだけど


私の中でルアウショーの豚は
ちょっとした盛り上げ役的なイメージだったんですね

あの日のルアウに参加するまでは・・・

ある時ミセスMが
地元の教会で年に一度行われるルアウに誘ってくれた
なんだか楽しそうだ
「2日連続で来るのよ」
と言われ、不思議に思いつつ行ってみて納得

教会の庭を
罰当たりにもシャベルカーでぼっこぼこに掘りかえしているではないか

隣では現地のおじさんたちが
大量の石をごーごーと焼いている

すごい熱気 

そして私の目に映ったのは

ピンクの牛・・
ではなく巨大なブタ      

大の大人が6人がかりで
1匹を運んでいる

生々しいその姿は
なんだか教会ととってもミスマッチ・・・。

その間も横の小さなステージでは
地元の子供達が盆踊りを踊ったり
おばさんがカラオケを披露したりと出し物が続く

大量に運ばれた巨大ブタのおなかに
おじさん達は手際よく焼けた石を詰め込んで行く


それをバナナの葉や布、などで包み
ブルドーザーで土を盛り石を積み

とっぷり日が暮れる頃
教会の庭に巨大な土釜か出来上がった

まるで古墳だ 

翌日の昼
再度つれられて教会にやってくると
庭の古墳は掘り返され
まるで爆撃でも受けた後のように荒れている

取り出されたブタ達は
すでに小さく裂かれ、他の地元料理と共に
教会の中で地元の人たちに振る舞われていた

私もMさんと一緒に席に着くと
婦人会のおばさんが
まるでわんこそばの様に次から次ぎへと
昨日のカルアピッグをよそってくれた

やっぱりここはアメリカなんだ と
そのダイナミックさを体感させてもらった行事でした

また行きたいけど
今度は2日目だけでいいかな~~

だってなんかブタさんの姿が焼き付いて
食べるとき罪悪感を感じずにはいられないもので・・・。