茨城連続殺傷事件 2008年03月24日 07時14分42秒
2008年3月23日、「茨城連続殺傷事件」白昼、指名手配容疑者(19日、72歳男性刺殺事件の容疑者)の男(無職、24歳)が通行人らを次々と刺した。日曜に起きた突然の惨劇などとニュース記事には書かれている。両手に文化包丁(全長30.5センチ)とサバイバルナイフ(同33センチ)を構え、全力で走りながら、次々と刺した。
どの犯行も、被害者たちとは何も面識のない他人である。その動機は「人を殺したかった。誰でもよかった」である。
社会不適応による将来の不安が、「(社会からも他人からも)拒絶されるのではないか」という抑鬱を生む。それを敵意や攻撃によって解消させたかったのではなかったか。
彼の「人を殺したかった」という動機は、「むしゃくしゃしていた」という程度のものであり、失望と敵意とに激しく揺れ動いていて自己を安定させられない。
それが文化包丁とサバイバルナイフという武器を手にしたことで、誇大妄想に達し、そのとき慢性的な敵意が衝動的な殺意となり通り魔事件を起こさせた。パラノイア的な性質があるのではないか。
秋葉原、無差別殺人 2008年06月09日 09時16分57秒
池田小事件に次ぐ犠牲=通り魔事件の死者-秋葉原通り魔(時事通信) - goo ニュース
通り魔、というよりは無差別殺人である。
上のニュース記事にあるように、「大阪教育大付属池田小学校、乱入殺傷事件、宅間守」を思い出す事件である。 2001年6月の事件だった。
以前の分析を基にして、今回の事件との共通点を書く。
子供を無差別に殺すために学校に押し入ったというひじょうに特異で凶暴な人物。「誰でもいいから殺したい」という無差別殺人者であった。
今回も、「人を殺すために秋葉原に来た。誰でもよかった」と供述していることから、宅間と同様だ。
裁判では裕福な家庭の子供たちに対する嫉妬や自身の劣等感などをあらわにし、まるで社会に対するテロ攻撃のようなことを口走っている。
今回の事件では、2トントラックで歩行者を意図的にはねていることから、テロ攻撃としての意識も同様のものである。
自己中心で、かつ高い自尊心を持っている。その自己中心と高い自尊心を自分以外の他者が満足させてくれないという傲慢な怒りが、攻撃反応を強くさせている。
秋葉原、無差別殺人.2 2008年06月10日 08時37分57秒
性質としては、他人に対して敵意を感じやすい、というものであるが、そのような感情が社会生活の中で鬱積してしまうのである。それがさらに高い自尊心で圧力を上げていき、ついには堪えきれずに感情の爆発となってしまう、と理解できる。
「秋葉原、無差別殺人」報道のまとめ 2008年06月14日 07時18分04秒
2008年6月8日12時30分頃、東京都千代田区外神田3丁目の路上で、2トントラックを故意に歩行者天国の人込みに突っ込ませ通行人数人をはねた後、運転していた男がトラックから降りてきて、サバイバルナイフで通行人無差別かつ連続的に襲った。奇声を上げながら襲ったなどとも書かれている。
7人殺害、13人被害。17人のうち、5人がトラックにはねられ、12人が刺された。
犯行に使用された凶器はダガーナイフ。ダガーナイフとは、10~30cm程度の両刃の短剣であり、銃剣に発展した軍用の武器。
6日に福井市内の軍用品販売店で購入したものと同型のナイフ5本(その中にダガーナイフ。6本という報道もある)と警棒、黒手袋。
秋葉原、無差別殺人3 2008年06月14日 09時15分34秒
軍事用のダガーナイフも同様な意味があるが、これは性的コンプレックスを武器により攻撃へと飛躍させる働きであろう。それによる犯行は、極度の興奮に満ちていた、というものだったのではないか。佐世保銃乱射事件では爆発的な興奮となる。興奮とは、感情の高まり、という意味である。
連続的に起こる無差別殺害事件の分析予測.2 2008年12月20日 06時06分10秒
【無差別殺害事件の特長】
無抵抗な人々が狙われ無差別的である。テロか戦闘行為のような印象。
ニュース記事によって触発され連鎖するほどの簡単に突き動かされてしまう殺人衝動。
自分自身の不安を解消できない問題が、社会の不条理に対しての怒りに転換してしまっている。ひじょうに妄想的だ。
他者に敵意を感じやすく、それで衝動的な攻撃へと発展しやすいのだが、それが他人にはとても些細なことで、察知したり理解することができない。
報道に触発されたのは、他者への攻撃的な欲動が刺激され抑制が利かなくなったため。まるで性犯罪のような衝動性である。
武器を持っているということが誇大妄想と発展し、そんなパラノイア的な敵意が衝動的な殺意を生む。
最初の佐世保銃乱射事件の分析で、ほぼ他の事件の特長も言い当てている。報道に触発されて起きているので、共通性が多いのである。
それにしても、佐世保銃乱射事件2007年12、茨城連続殺傷事件2008年03月、秋葉原無差別殺人2008年06月と、たった3ヶ月おきに事件が連続で発生しているのである。経済も社会も荒れた世相となったものだ。
人気ブログランキング。
2008年3月23日、「茨城連続殺傷事件」白昼、指名手配容疑者(19日、72歳男性刺殺事件の容疑者)の男(無職、24歳)が通行人らを次々と刺した。日曜に起きた突然の惨劇などとニュース記事には書かれている。両手に文化包丁(全長30.5センチ)とサバイバルナイフ(同33センチ)を構え、全力で走りながら、次々と刺した。
どの犯行も、被害者たちとは何も面識のない他人である。その動機は「人を殺したかった。誰でもよかった」である。
社会不適応による将来の不安が、「(社会からも他人からも)拒絶されるのではないか」という抑鬱を生む。それを敵意や攻撃によって解消させたかったのではなかったか。
彼の「人を殺したかった」という動機は、「むしゃくしゃしていた」という程度のものであり、失望と敵意とに激しく揺れ動いていて自己を安定させられない。
それが文化包丁とサバイバルナイフという武器を手にしたことで、誇大妄想に達し、そのとき慢性的な敵意が衝動的な殺意となり通り魔事件を起こさせた。パラノイア的な性質があるのではないか。
秋葉原、無差別殺人 2008年06月09日 09時16分57秒
池田小事件に次ぐ犠牲=通り魔事件の死者-秋葉原通り魔(時事通信) - goo ニュース
通り魔、というよりは無差別殺人である。
上のニュース記事にあるように、「大阪教育大付属池田小学校、乱入殺傷事件、宅間守」を思い出す事件である。 2001年6月の事件だった。
以前の分析を基にして、今回の事件との共通点を書く。
子供を無差別に殺すために学校に押し入ったというひじょうに特異で凶暴な人物。「誰でもいいから殺したい」という無差別殺人者であった。
今回も、「人を殺すために秋葉原に来た。誰でもよかった」と供述していることから、宅間と同様だ。
裁判では裕福な家庭の子供たちに対する嫉妬や自身の劣等感などをあらわにし、まるで社会に対するテロ攻撃のようなことを口走っている。
今回の事件では、2トントラックで歩行者を意図的にはねていることから、テロ攻撃としての意識も同様のものである。
自己中心で、かつ高い自尊心を持っている。その自己中心と高い自尊心を自分以外の他者が満足させてくれないという傲慢な怒りが、攻撃反応を強くさせている。
秋葉原、無差別殺人.2 2008年06月10日 08時37分57秒
性質としては、他人に対して敵意を感じやすい、というものであるが、そのような感情が社会生活の中で鬱積してしまうのである。それがさらに高い自尊心で圧力を上げていき、ついには堪えきれずに感情の爆発となってしまう、と理解できる。
「秋葉原、無差別殺人」報道のまとめ 2008年06月14日 07時18分04秒
2008年6月8日12時30分頃、東京都千代田区外神田3丁目の路上で、2トントラックを故意に歩行者天国の人込みに突っ込ませ通行人数人をはねた後、運転していた男がトラックから降りてきて、サバイバルナイフで通行人無差別かつ連続的に襲った。奇声を上げながら襲ったなどとも書かれている。
7人殺害、13人被害。17人のうち、5人がトラックにはねられ、12人が刺された。
犯行に使用された凶器はダガーナイフ。ダガーナイフとは、10~30cm程度の両刃の短剣であり、銃剣に発展した軍用の武器。
6日に福井市内の軍用品販売店で購入したものと同型のナイフ5本(その中にダガーナイフ。6本という報道もある)と警棒、黒手袋。
秋葉原、無差別殺人3 2008年06月14日 09時15分34秒
軍事用のダガーナイフも同様な意味があるが、これは性的コンプレックスを武器により攻撃へと飛躍させる働きであろう。それによる犯行は、極度の興奮に満ちていた、というものだったのではないか。佐世保銃乱射事件では爆発的な興奮となる。興奮とは、感情の高まり、という意味である。
連続的に起こる無差別殺害事件の分析予測.2 2008年12月20日 06時06分10秒
【無差別殺害事件の特長】
無抵抗な人々が狙われ無差別的である。テロか戦闘行為のような印象。
ニュース記事によって触発され連鎖するほどの簡単に突き動かされてしまう殺人衝動。
自分自身の不安を解消できない問題が、社会の不条理に対しての怒りに転換してしまっている。ひじょうに妄想的だ。
他者に敵意を感じやすく、それで衝動的な攻撃へと発展しやすいのだが、それが他人にはとても些細なことで、察知したり理解することができない。
報道に触発されたのは、他者への攻撃的な欲動が刺激され抑制が利かなくなったため。まるで性犯罪のような衝動性である。
武器を持っているということが誇大妄想と発展し、そんなパラノイア的な敵意が衝動的な殺意を生む。
最初の佐世保銃乱射事件の分析で、ほぼ他の事件の特長も言い当てている。報道に触発されて起きているので、共通性が多いのである。
それにしても、佐世保銃乱射事件2007年12、茨城連続殺傷事件2008年03月、秋葉原無差別殺人2008年06月と、たった3ヶ月おきに事件が連続で発生しているのである。経済も社会も荒れた世相となったものだ。
人気ブログランキング。
本人もそれしか言えないのだ。
性的なものと同様な衝動で突き動かされているのではないかと考えると、報道に触発されて連続に起こる理由も説明できる。