タイダな日々

つれづれなる思いを時に熱く、時には真面目に語るつもりですがギャグ体質がどう出るか

今更の佐山サトル

2005-05-06 23:56:47 | プロレス・格闘技
 昨日は久々のゼロワン-MAX観戦。「聖地」後楽園ホール詣でだ。
突然のゼロワン活動停止により、創立者の破壊王橋本真也はもういない。
しかし、残党は挫けなかった。何より絶望の底から逃げなかった。
幾多の試練の荒波を乗り越えて(まだまだ観客動員数は厳しいけど)
「熱い男」大谷を中心に、若手が漸く結果を出し始めている。
そして、そんな彼らを支えているのが健気なゼロチュー。(注:ゼロワンファン)
会場はそんな選手とファンの熱気でムンムンしていた。
「MAX」旗揚げ時の多大な不安もどうやら杞憂に終るかも知れない、
と期待を込めておこう。いや、昨日はなかなか面白かったよ。

唯一解せないのが、佐山サトルの来場。
何でも、新団体(!)を立ち上げて「プロレスの復興を図る」らしい。
で、大谷と初代タイガーマスクとして戦うんだと。
観客は暖かい声援で後押ししてた。知らない者には美しい光景に映るのだろう。
………。憮然としてしまった。

佐山サトルがプ界に与えた功罪は大きい。大きすぎる位だ。
アニメの世界そのままにタイガーマスクとして衝撃デビュー。
一大ブームを作りあげた後、突然の引退。正体カミングアウト。
旧態以前のプロレスに対抗すべく立ち上げたUWFでは前田日明と衝突。
そして「ケーフェイ」での八百長発言。プ界と決別したかと見せかけて
ほとぼりが覚めると、マスクを被って「演劇(プロレス)」=(注:佐山談)
をやる。後ろ足で砂をかけて出て行った元職場で平然と同じ仕事をする。
まあ、常人には理解できない神経だからできるのだろう。

自らはスーパータイガージム~シューティング(修斗)、勢圏道を
創立し、様々な格闘家(佐藤ルミナ、四代目タイガーマスク等)を輩出して
今日の格闘技ブームの一因を担ってきた事実は否めない。
抜群の格闘センスはやはり図抜けている。指導力もあるしね。
総合の世界にいればいいのに、プロレスを定期的にやりたがる処が判らない。

話題作りなら、前田日明と絡めば面白い。
正直、大谷を指名する理由がわからない。
大方、そこそこネームバリューがあって、「プロレスができる」
選手を打診したんだろうなあ。で、サスケ繋がりで大谷か。
まあ、ゼロワン-MAXは今の所どんな人も「ウェルカム」だから。
ただ、大谷繋がりでも「ハッスル」には行けないよなあ。
UFOでの因縁の相手、オーちゃんにUでの後輩高田総統迄いるし。

まあ、今回はエキシビジョンだと思おう。
佐山がゼロワン-MAXに定期参戦!ではなさそうだし。(そんなギャラは払えない)
何せ、佐山と「本格的」にプロレスでかかわり続けるとロクな目に遭わない。
それは歴史が証明している。しかし、歴史が繰り返すのも、又事実。
果てさてどうやる事やら。