Book: ハンバーガーを待つ3分間の値段

2006-03-02 | book & comic



伝説のゲーム「シーマン」の制作者が執筆、てことで即買いした本。

(ちなみにシーマン ↓)









思考法をネタにした本って、いっぱいあるのだけど ↓

       


どれも、アイデアを「出すまで」の心がけ論というか
あくまで個人個人の方法論だったりするので、あんまり発展性がなかったりして



けど、この本はすき。




俺ゲーム業界じゃないしなあ、と思うかたもいるかも知れないけど

ゲームって、
一瞬でも振り向かせれば成功な広告とちがって

長時間、続けさせるための仕掛けづくりだったり
ストーリーや世界観のつくりこみ
ひとの行動心理をふまえたインタラクションの仕込み

あらゆるチカラが必要なコンテンツだから

ゲームプランナーって、実際やっぱすごく面白いひとが多くて。




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面白かった要素を勝手に。。。


- 「デフォルト」獲得の争奪戦

- 「通告」から「情報」へ
 
- 「省略」のコミュニケーション

- 「待ち時間」から「持ち時間」へ

- 「正確」と「リアル」の差

- 「メタファー」をさがすということ






特に最後のメタファーの話。
これ、ほぼ日での連載の中にもあるんだけど、共感。


ブログというものが世の中に出てきたとき
その全く馴染みのない概念を、

「日記」という説明で紹介され続けなかったら

ぜったい、こんなに一般に広まらなかったんじゃないかと思っていて


意味を調べると「継続して更新され続けるWebページ」と出てくる”ブログ”に
「日記」という既存の概念をあてはめて普及させたひとはすごい、と思う。








この本は、こんな質問から始まっています。




- ” 『現象』の反対語を答えなさい。 ”












Web: PUMA FOOTBALL

2006-03-01 | Ad / WEB



- " PUMA FOOTBALL "


PUMAのサッカー応援サイト。

はじめに名前を入力すると、「strip」サポーターに早変わり!
記事にもなっちゃったり・・・


   



ぶっちゃけWEBサイトを見るのがそんなに好きではない私にとって、
インターフェースがすごく、愛。


「一枚絵の中で、すべてを済ませてる」感覚。


スクロールもクリックも少なめ、省エネ動作でチャッチャカ進む。
やさしーなあと。



画面ゆれまくりのサイトなんて見たことないけど
アホみたく陽気な音楽にのって
うーん、キモチいい。










アイデンティティ、の宿り

2006-03-01 | other contents

先日行った「文化庁メディア芸術祭」で、
すごく好きなワダナナヒロさんの作品があってニンマリ。

アウトプットはアナログ派!
の、わたしのツボをつきまくるひと。





" TCB MUSEUM "


☆を探してさまよう彼。
小ネタがいちいち可愛くって もう、ニクイ。





(メディア芸術祭に展示されてるのはこっち。)

" treasure box "


赤ビー玉の大冒険。
とにかくあちこちクリック/クリック!





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うつくしくても、汚くても、整然としてても、アバウトでも
表現の向かうところ、は何でもよくって



ただそこに、「味」さえあれば

意志を感じて、惹かれるのです。










さっき見ていたこれとかは
なんかどこかで見たかんじ、で
野田凪から個性を引いたような絵だなあと




ただのきれい、は残らない。