CM: 「人間の肉声だけで音を…」「きれいごと言うな、きれいごと!」

2006-04-19 | Ad / CM
あーあーあーまたしてもあのアホコンビ。。。

ホンダの名作、CivicのCMのパロディが登場。


  

■(左/元ネタ)Honda Civic - Choir

■(右/パロディ)The 118118 TEAM



サカナだし、、、あー、アホ。
付録映像の段ボールのやつ、安部公房の「箱男」だし。


「118118 twins」というこの双子風コンビは、
118118.com」という電話番号検索会社のプロモーションキャラクター。


2003年に話題になったバージョン。

  

■(左/元ネタ)Honda Accord - Cog

■(右/パロディ)The 118118 Experience ←放置しとくとenterが現れるので、右上画像をクリック




実はこっちは、架空の「金メダリスト候補ランナー」をアイコンにした
「mystery runners」という名のプロモーションの一環で、
CMはあくまでそのうちのひとつの仕掛け。



twinsが118118のランニングを着てロンドンのテート・モダンを走ったりとか
バッキンガム宮殿を走ったりとか

活動報告サイト(?)では、トレーニング風景をレポート。

mysteryrunners.com




架空モノといえば、前書いた記事のcfの事例を手がけたCrispin Porter + Bogusky、
というイメージなのだけど
このシリーズはWCRSというロンドンのエージェンシーのよう。
ぜんぜんソースがなくって苦労。


で、そのWCRSが先月Sony Braviaのパロディをまたやったようで
ここからサインアップして「Balls」でサーチすると出てきます。


カエルぬいぐるみだし・・





それにしてもパロディCMは彼らが秀逸。
人力、というアナログの魅力。


なにより、どうせのっかるならとことんのっかってしまおうとする、ずーずーしさ。






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パロディCM過去記事:

- 「25万個のカラーボールを…」「つまらん!お前の話はつまらん!」

- セクスィーパロディ





な ん て う つ く し い な ん て な ん て な ん て う つ く し い も の

2006-04-18 | exhibition


- " 箱根ラリック美術館 "


2005年にできたばかり。
こないだ箱根に行ったとき訪れたのだけど


たましいをぬかれた。




この美術館で扱うルネ・ラリックは、1920年代から1930年代にかけてフランスで活躍したデザイナー。

前半はアール・ヌーヴォー様式(「ミュシャ」的な自由曲線)のジュエリーを、
後半はアール・デコ調(「フランク・ロイド・ライト」的な幾何学性)のガラス工芸を手がけた彼。


アール・ヌーヴォーとアール・デコの両時代にいた彼の、両感覚の料理のしかたが素晴らしいのだけど
もうヌーヴォーだかデコだかはどうでもよくって。


とにかく、あの香水瓶たち。

瞳孔、開きっぱなし。






香水には興味ないのだけど、「こびん」というものにうっとりしてしょうがなくて


ファンタジーな世界の道具屋さんでホコリをかぶるちいさなビンたちとか
貴婦人のドレッサーにかちゃかちゃ並ぶフタが開きっぱなしの化粧瓶たちとか

精度の高くない古ガラスの、すりがかって褐色した「道具」感が、もうたまらなくすきで。


ラリックの小瓶たちは、ド真ん中に、ツボでした。



ジャポニズムを受けたディティールは、実物で見たらもう口半開き。(こんなのです。実物はもっと味ある。)



わたしがすごく気に入ったのは、すりガラスであたたかいのにモダン!なこれ。



それまで香水は味気ない薬品ビンに入れられていたらしく
フランスの「コティ」社がラリックにデザインを依頼して初めて、女性が楽しんで使える商品になったそう。

ジュエリーデザインをしていた彼は、きらきらする女性のキモチを引き出すのに長けてたんだろうなあ。

ほかにも、女性の喫煙が進んだ時代に女性用の灰皿をデザインしたり
それもまた、うっとりする質感。






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とにかく、箱根に行った際にはぜひ。

ただし、
下記のコトバにひとつでもクラクラするひとは、すぐにでも行ってください。

きょう、ロマンスカーで。



・「アール・ヌーヴォー」

・「アール・デコ」

・「山名文夫」

・「里見宗次」

・「アンティーク」

・「乳白色」

・「東京都庭園美術館」

・「資生堂シノアドア」

・「資生堂椿マーク」

・「あんなのポーションなんかじゃねえ!!」








「うつくしい」ということばを一生ぶん水にとかして
ほたほたと注ぎたい、あの美術館のうえからしたから












「本作品は決してお客様を裏切りません、

2006-04-16 | other contents
最近ツボに食らいました。


- " ベタ辞典 "




結構前からあったのね。
最近は寄藤文平さん(「JTたばこ講座」)イラストで書籍化されたようです。

ここの記事をツギハギしたら、あっという間に韓流ドラマのできあがり。




わたし的にツボだった「ベタシチュエーション」は、


「体育教師が朝の校門で竹刀持って風紀チェック」

「美女が溺れてて、たまたま通りがかった俺が人工呼吸」

「番長は口に葉っぱをくわえている」

「会話の最中に女性が洗面所に駆け込む」

「十字路でぶつかった子は転校生」

「実は双子だった」



とかでした。






というわけで、なんとなく思ってみました。


■ベタシチュエーション:

「追い詰められた先は崖」

「物につまづいたはずみでチュ―」

「結婚前夜に交通事故死(ボールを拾おうとした子供をかばって)」

「ビンタされた痕が次の日まで消えない」









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ファンタのCMで一番好きな「昼メロ先生」と、おもしろい要素は同じなんだろうな。

シチュエーションの記号化。





記号って、共感が前提だから。

「着地」が早いということは、届く、ということ。









Comic: u n d e r c u r r e n t

2006-04-12 | book & comic


アンダーカレント」/豊田徹也



- ずいぶんはっりとおっしゃるんですね
- 山崎さんは悟さんに会ったこともないわけでしょう
- わかりもしないのに決めつけて・・・

- ええ会ったこともありません
- では4年交際してさらに4年間結婚生活なさってたあなたは
- 彼のことがわかるんですか?

- 全てわかってるとはいいません
- でも
- 少なくともあなたよりはわかっているつもりです!


- ふむ・・・
- それではひとつ訊きたいんですが
- 人をわかるってどういうことですか?











Movie: THE 有頂天ホテル

2006-04-12 | movie



最近目にしたあらゆるものの中でいちばん、
感謝を、した。



気持ちよく全てがつながる輪
人はいつだって、誰かを影響しているもの。

あなたから/あなたへ/あなたから/あなたへ




夢を与えることは、とても残酷なことだと思う。

夢とじょうずに付き合うことを教えてあげることは、とても、やさしい。





ケラケラ笑いながら涙がとまらなくて



わたしは

救われた、のだと思う。






愛したい
歌いたい
書きたい
迎えたい
辞めたい
逃げたい



「したいこと」を、できていますか。

「したいということ」を、伝えていますか。










Exhibition: 学校用品店

2006-04-11 | exhibition
    

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" 学校用品店 "
2006年3月31(金)~2006年4月12日(水)
10:00-21:00 ※最終日は17:00にて閉店
@LOGOS GALLERY 渋谷パルコPART1/B1
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行ってきました、ヤバイの一言。

小学校で使ってた道具がズラリ!!
試験管がガチャガチャならぶ姿に奇声を上げそうでした。


「ろ紙」とか!
「まめでんきゅう」とか!
「プレパラート」とか!
「分銅」とか!(大雑把なので手で乗せてた)

ツッコミだしたらきりがないぐらい懐かしいものだらけ。


リトマス紙が売り切れなのが超残念。
弱酸性のビオレママを検証してやろうと思ったのに。

300mlビーカーとシャーレ、
あと音楽室の黒板に貼ってある「♪」とかのマグネットの、「4分休符」を買いました。


ほんとにおすすめの展示会。
明日までなので、今夜のミーティングやら飲み会やらを蹴ってでも行ってほしい、です。




現在、マグネットはデスクのついたてに、
シャーレにはゼムクリップ豆サイズをぎっしり、
ビーカーには苔玉のヒトシくん(3)が収納されております。






Exhibition: 本城直季「small planet」展

2006-04-11 | exhibition


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2006年4月12日(水)~5月12日(金) 12:00-19:00
グッドデザインカンパニー内ギャラリー「(g)」
地図はコチラ
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「ジオラマふう」写真家の本城直季さんが、初の写真集を出すので記念開催。
あの写真が大きなパネルで見れるなんて。



「俯瞰」ってどうして、ミョーに血が騒ぐんだろう。


Google Earthもそうだし、前に書いた" Netlag "もそうだし

RPGの俯瞰マップみたいな「世界を把握してるんだぞ感」が安心だったり、優越感なんだろうな。



本城さんはそこに、きらきらきらきらしたオモチャの世界の、いとおしい感情をくれるひと。








News: FOTOLOGUE.jp リニューアル

2006-04-07 | diary
フォトログサービスがそういえばリニューアルされてしまっていました。




- s t r i p.


あ~

すごい変わってるなあ。

とりあえず、フダン写真の「strip.」とセブ旅行写真「coral bed.」のURLが同一になりました。
同じトップから両方のアルバムが見れるようです。

使いづらいと思っていた部分がかなり改善されていて、
奥のほうの写真も探しやすくなっています。


デザイン仕様が選べなくなってしまって、あんまりカスタマイズできなかったのだけど
これから順次改善されていくもよう。
管理画面のバグがすごい です!



- 今回の初期リリース版では未だに実装が間に合ってない部分を数多く残している状況の中で、

- サイトの機能を大幅に改善し、デザインを洗練すべく、

- スタッフ一同現在急ピッチで開発作業を進めている最中です。



スタッフ一同・・・は中村勇吾さんのとこですが
フレーフレーです。なんとかお願いいたします。



なんと招待制からオープンになったようなので、
写真を溜めこんでいるかたはぜひ、ご登録ください。






Book: ウェブ進化ろん

2006-04-05 | book & comic


やっと読み終わりました。。


著者は、いい組織だなあと思える「はてな」の取締役のかた。

分かりやすくてナルホドなんだけど、
「ナントカ論!」みたいな敷居の高いタイトルをつけない方がよかったのかも、と思った。
ネットで今何が起きているかをまとめ上げた集大成なことは確かなのだけど


こういうのって、「業界の外のふつうのひとたち」が手に取らないと、意味がない本だと思うから



とっつきやすいタイトルと、
もっともっとやさしい言葉で、「論じる」んじゃなくて「伝える」ように書いたら

読んだらとても得るものの大きいこの本が、もっともっと意味を持ったんじゃないかなと



すごく読んでほしい人がたくさんいるから、けっこう真剣にそう思った。






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以下のコトバにひとつでもひっかかりがあるかたは是非、777えん投資してみてください。


・グーグルとヤフーってどう違うの?

・アマゾンでお買い物したことあります

・「Web2.0」って聞いたことあるようなないような

・ミクシイやってます

・「ウィキペディア」って見たことあるようなないような

・グーグルアースはヤバイっす

・お前の言っていることはよくわからん!





個人的に一番おもしろかったのは、「ロングテール現象」のおはなし。







東京インタラクティブ・アド・アワード2006

2006-04-03 | Ad / WEB
今年も発表されました。

東京インタラクティブ・アド・アワード2006 (「結果発表」のとこ)




グランプリは、やはりのハインツ。

わたしもとても好きなサイトで
「動画いっこ見終わったあと、どうしよう」的な困りがなくて、見飽きない工夫がたくさん。

つい延々と見てしまう自分がいるということはやっぱり
一般人のリアクション、がいちばん信じられるのだということ。


■ " ハインツ/ケチャップリポート "

おすすめ検索ワードは、「できない」 「芸人」 「ポテトとか」。
この3つだけでもぜひ、ごらんください。




フローティング広告でいいなと思ったのは、以前書いた「見えない連鎖」のバナー。

■ " 公共広告機構/過去 "


なんか、こういうとこで受賞するバナーって、映像的とゆうか構成的とゆうか
押したらなるほどおもしろなのだけど
そもそも「押す」のかしらとギモン。

ヤフーとかゴチャゴチャしたポータルに貼られた状態を想像すると
広告を見に来ている人なんて誰もいない中で、「まず押してもらえる」かどうかはナゾ。


シュンカン的に落ちるのがいいなあ。
もうなんか、これぐらい。





ここで紹介してきたサイトもちょこちょこ受賞。
部でもちょこちょこ・・・なんだけど誰もリアクションないし。本人すら。
そんなもんなんでしょうか。。

竹芝高層のみなさまとかTチヤくんとか、おめでとうございます。