Movie: 明日へのチケット

■予告編


「列車」という定点で流れ合う私情たち


その１枚の乗車券のそれぞれの重み

くだらないことなんてない

どんな私情にだって
くだらないことなんてない




どんなコトバを書こうとしたって涙がでてしまう

陳腐な泣ける映画ではないのに

描こうとする感情に
構成の巧みさに
人間のハッピーさに

ぎゅっとなってただただ思考がとまる




あなたに見てもらいたい
心の底から

Movie: 薬指の標本

■予告編


汗のなんてうつくしいこと
なんて色香のあること

琴線に触れた空気
男女のにおい


囚われてあなたに所有される悦び


きっと女にしかわからない

Movie: ス ト ロ ベ リ ー シ ョ ー ト ケ イ ク ス

■予告編


ずっとずうっと上映を待っていた
原作ほど主観的ではないけれども


下着／下着／愛のないキス／愛のないセックス／下着／下着

嘘のないふうけい
嘘のないことば

手首のうつくしい映画だった





あなたはいつも笑って否定するけれども

言ってやりたいのです




「　神さまなんていらないよー.　」

Movie: 時をかける少女

■上映場所


アニメプロデューサーなゼミの先輩から、「とにかく見れ」とのお達しメールがきていて
120%信頼を寄せる彼のおもしろアンテナに従って、新宿へゴー。


演出、と脚本。

ちょっとこれは、すばらしいとおもう。


声優も脚本家もアニメ界の人を使ってないから、実写でいいぐらいなのだけど
アニメーション、で描く意味をきちんと分かって作っている。



ぜんぜんタイプは違うけれど
「ゆれる」と並んで、太鼓判。


映像に関わるひとなら、お願いだから、見て欲しい。

Movie: ゲド戦記

■予告編


ただしいこと、というのは
映画においては
語るのではなくて、感じさせるものであってほしい。



コトバより強く感情を刺すもの。

ジブリにはあった、とおもう。

Movie: 年をとった鰐

■予告編・詳細情報


今年の文化庁メディア芸術祭でダイジェスト版を見てから、ずっと上映を待っていた作品。

わに、のそのそぐゎぱっ！と開ける口がゴーカイでかわいい。



制作者の山村浩二さんが選んだ世界のアニメーション７本も同時上映で、
このセレクトがまたすごくいい。

大好きなノーマン・マクラレンの「色彩幻想」とか、
映画「ラン・ローラ・ラン」の挿入アニメーションを作ったギル・アルカベッツの「スワンプ」とか、
もう瞳孔開きっ放し。


アニメーションとはこういうものだ、という

自由で、シンプルで、音が生きて、うつくしくて
イマジネーションに満ちた名作たち。

ぜひスクリーンで、観てほしい。






わには恋人がいとしくてたまらなくて

けど

食べたくてしょうがなくて




ワニは、苦い涙を流しました。

Movie: ローズ・イン・タイドランド

■予告編


ひとりになってもキャアキャアと笑っていられた

人形頭のミスティーク　ディケンズだとかデルだとか
クローゼットを冒険したり
恋人ごっこで女めいたり


想像力が現実に溶けてひとつになる
世界がかがやく



ひとりではなかった

おおきなばくはつがおきて

ぞくせがおりてきた


ほんとうのひとりになった

Movie: パイレーツ・オブ・カリビアン Dead Man's Chest

■予告編


ジャック・スパロウに逢いたかった

海賊のくせに逃げていてばかり
だまくらかしては
ひるがえってソソソと抜ける
ひとりで

いつもあなたはひとりで





自分のこたあ自分でケツを拭きな

同じ船に乗るのは
青臭いお仲間だからじゃない
目的の一部を共有してるだけ

アンタも／アンタも／アンタも／アンタも

どうぞご勝手に
それぞれ自身のためだけに

Movie: カーズ

■予告編


クルマに興味なく、「セダンって何ですか？」発言をした私でもぎゅっとした愛着を持てるのは
デフォルメのバランスとキャラクター設定
ピクサーのチカラ
脱帽する技術とヒューマニティのマホウ



いつまでも「現役」でいてほしい

ひとも街もすたれてはだめ
　

思い込みOK
ちょいとした自信

いのちがきらきらするのは
ちょいと誇りをもつとき

Movie: 美しい人

■予告編


9つの人生の短い短い断片

ほんのワンシーンで
くるくると心は忙しい



「もう疲れたわ」と漏らすことを、うつくしいと思ったのは初めてだった

怠惰ではなくて
狂おしくいとしい誰かに人生を分けた疲労

なんてエネルギーに枯れた
なんて女らしい顔

Movie: ゆれる

まばたきを忘れた
表情を見逃せなかった
一瞬も



ほほえみひとつに込められた気持ちに
人間を見た




「できごと」でも「絵」でもない


感情、を描けるひとは　一体どれほどいるのだろう

Movie: 嫌われ松子の一生

■予告編


幸福に麻痺したあなたの
不幸の基準のひくいこと


ありえない悲劇には映画のマホウ
ひとふりでほらファンタジー
笑えるでしょう？
悲劇と喜劇は紙一重


笑えばいいのよ人生だって
ついてるよカメラ、ミギナナメウシロ45度
Direct yourself to look like happy



幸福ラインを下げましょう

あなたを想うひとがいます
それは恋人でなくとも







そんな映画をみた次のひにこんな広告を見て
ふふと笑う

そうねこういうこと

Movie: リバティーン

■予告編


- 過激にしか生きられないんです


世間体ってなんですか
正直者でごめんなさい
空気を読むのが優先ですか
きれいごとをお好みですか
あなただって××なのに
みなさんだって▲▲なのに

自己管理力をたたえましょう
オトナらしさを愛でましょう
コングラチュレイションズ／あなたは人間からひとつ進化しました





進化を棄てました


そうして指をさされゆく







- and i DO NOT want you to like me.
　どうかわたしを好きにならないでくれ


　Well, i took a liking to you,
　because
　you
　are FREE.

Movie: グッドナイト＆グッドラック

■予告編


メディアに関わるどれほどのひとが
誇り、を持っているだろう



つくりて次第。


そのことに魂が踊るひとは
一体どれほどいるのだろう



TVジャックなんかじゃなくて
そうねTV局内TVジャック
全放送局内一斉上映
それぐらいしないと


それぐらいして、見せないと。

Movie: ダ・ヴィンチ・コード

■予告編


※本を読まずにいきました。
※本は、ダヴィンチの解明に燃える学術書だと思っていました。
※普通の小説だということを知り、ダヴィンチの秘宝と謎を巡るアドベンチャーとさらに勘違いしました。



人間、を描ききらない映像は
ただの報知


story

では、ない。