Book: ハンバーガーを待つ3分間の値段

2006-03-02 | book & comic



伝説のゲーム「シーマン」の制作者が執筆、てことで即買いした本。

(ちなみにシーマン ↓)









思考法をネタにした本って、いっぱいあるのだけど ↓

       


どれも、アイデアを「出すまで」の心がけ論というか
あくまで個人個人の方法論だったりするので、あんまり発展性がなかったりして



けど、この本はすき。




俺ゲーム業界じゃないしなあ、と思うかたもいるかも知れないけど

ゲームって、
一瞬でも振り向かせれば成功な広告とちがって

長時間、続けさせるための仕掛けづくりだったり
ストーリーや世界観のつくりこみ
ひとの行動心理をふまえたインタラクションの仕込み

あらゆるチカラが必要なコンテンツだから

ゲームプランナーって、実際やっぱすごく面白いひとが多くて。




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面白かった要素を勝手に。。。


- 「デフォルト」獲得の争奪戦

- 「通告」から「情報」へ
 
- 「省略」のコミュニケーション

- 「待ち時間」から「持ち時間」へ

- 「正確」と「リアル」の差

- 「メタファー」をさがすということ






特に最後のメタファーの話。
これ、ほぼ日での連載の中にもあるんだけど、共感。


ブログというものが世の中に出てきたとき
その全く馴染みのない概念を、

「日記」という説明で紹介され続けなかったら

ぜったい、こんなに一般に広まらなかったんじゃないかと思っていて


意味を調べると「継続して更新され続けるWebページ」と出てくる”ブログ”に
「日記」という既存の概念をあてはめて普及させたひとはすごい、と思う。








この本は、こんな質問から始まっています。




- ” 『現象』の反対語を答えなさい。 ”












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