Event: 9/16ギルド祭り

2006-09-12 | exhibition


インビテーションをいただきました。


「ギルド祭りでは日本円は使えません。」
とのことで、300ギルド紙幣も同封されていてわくわく。
これで金魚を釣ったりマリモを釣ったりできそうです。


詳細は↓の通り。会場はコチラ




主催する「THE DIRECTORS GUILD」は、若い映像ディレクターたちの新しい集団。

単なるCMプロダクションじゃなくって
日本の映像制作の環境を変えたいという強いキモチ

いろんなこと、これから。


応援しています。



■THE DIRECTORS GUILD







Exhibition: 山名文夫と熊田精華展

2006-07-17 | exhibition


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「山名文夫と熊田精華展」
6/24~9/3(日)@目黒区美術館
10:00 - 18:00(入館は5:30まで、月曜休館)
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なにやらバタバタしてました。。。
その間も、書きたいこといっぱい。
まずは感激の山名文夫さん。いってきました。


資生堂の意匠部で、「資生堂スタイル」のデザインを確立したグラフィックデザイナー。

繊細な曲線美、「間」の色気。

たおやかな女性の棲む文字も、デザインの要素。
いのちある文字。





とにかくなんていうかもう大好きなかたで
ちいさなスペースだったけど、うっとりなまなざし。

彼と文通していた人との手紙とかも展示されてて

まるくて謙虚な文字
ゆるゆるスローな文体

かわいらしくって
かわいらしくって



    


やわらかだけど自立した女性
あんなふうまで優美にはふるまえないけれど


どうしてか女らしくあってみたくなる

うつくしく

けれど媚びず、自由に。






タレントでもモデルでもない、抽象的な「誰か」。

イラストレーションが顔、だった頃の資生堂の広告を見ていると
「他の誰でもないわたし」に向けられた商品に感じてくる。


他の誰か、に憧れる女性ではなくって

わたし、を主役に妄想できる、超健康的ポジティブ・ガールに。











Exhibition: ハイジTシャツ展'06

2006-07-03 | exhibition

6.23(金)-7.2(日)12:00-20:00

おしごとでご一緒しているかたから案内をいただいて、行ってきました。

中目黒のハンドメイドもの屋さん(?)、「ハイジ」が毎年開いてるTシャツ展。
広告はじめ多方面の方々の参加が珍しい企画で、
ふだんとちがうアウトプットがたのしい。


参加アーティスト:

□cou cou!
□kurz
□pop over
□Nu Amu Misin?
□tacota haus
□丸橋佳寿子
□保坂丈二
□クラナリヒデトシ
□金井理明
□芝木菜々
□勝又祐子
□飯田竜太
□えぐちりか
□小島義広本村耕平
□田中元
□荻原奈美
□hareru


終わらないうちに書こう・・と思ってたらなにやらわらわら仕事が増え、
気づいたら終わってました。すみません。

来年もきっとあるので、ぜひ。




ビビビ、なTシャツを一枚とがっくりパンダのシール
たいせつな同志にバースデーカードを買って
となりの古着屋さんで久しぶりにきょろきょろ

三ヶ月前のちらちらした桜はもういなくて
ふさふさのみどり


外灯に透けたピンクが目の前でふぶくのを
きれい、
と手すりにアゴ乗せながらつぶやいてたのを思い出して


来年も再来年もずっとここで同じ景色が見たい、

と、真下に流れるつやつやした川を覗きながらひとりで思った。











Exhibition: いつからハゲなんだろう

2006-05-26 | exhibition


本城直季さんの個展とハシゴしながら、いってきました。

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スコット=ド・ワシュレー来日展 ― いつからハゲなんだろう
2006年4月25日(火)~5月7日(日)
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25歳で事故に遭い、脳に障害を負って「記憶が一日以上持続しなくなった」ひとの、「記憶を残す装置」の展示。



今回の展覧会において「作品」とよばれるものは、

氏自らの記憶障害を補完するためにあくまで個人的な営みの一環として生み出された装置にすぎません。

自らの記憶を翌日まで留めるため、彼は元エンジニアとしての技術力を生かし多くの装置を開発してきました。


つまり、彼の装置はあくまで自身の個人的事情によるものであり、

他者に見せることを前提としてはいないものです。


また、彼自身の記憶が一日しかもたないことにより、それらの装置は彼のさまざまの努力にも関わらず

作り出されるのとほぼ同時に―次の日には―忘れられてしまいます。






出会った日本人の名前の印鑑を、靴の裏につけて記録してたり。
いつも一緒にいる彼のお姉さんがいろいろと工夫してるみたい。


100%自分のため、の行為なのに、
第三者のディレクションがちょっと入ると、アートに変質。




おもしろかったのだけど、おもしろがっていいものなのか。

フクザツな気分でギャラリーを出たのだけど
やっぱり「ド・ワシュレー」って名前の真偽がきになりますよ、ゴメンナサイ。






な ん て う つ く し い な ん て な ん て な ん て う つ く し い も の

2006-04-18 | exhibition


- " 箱根ラリック美術館 "


2005年にできたばかり。
こないだ箱根に行ったとき訪れたのだけど


たましいをぬかれた。




この美術館で扱うルネ・ラリックは、1920年代から1930年代にかけてフランスで活躍したデザイナー。

前半はアール・ヌーヴォー様式(「ミュシャ」的な自由曲線)のジュエリーを、
後半はアール・デコ調(「フランク・ロイド・ライト」的な幾何学性)のガラス工芸を手がけた彼。


アール・ヌーヴォーとアール・デコの両時代にいた彼の、両感覚の料理のしかたが素晴らしいのだけど
もうヌーヴォーだかデコだかはどうでもよくって。


とにかく、あの香水瓶たち。

瞳孔、開きっぱなし。






香水には興味ないのだけど、「こびん」というものにうっとりしてしょうがなくて


ファンタジーな世界の道具屋さんでホコリをかぶるちいさなビンたちとか
貴婦人のドレッサーにかちゃかちゃ並ぶフタが開きっぱなしの化粧瓶たちとか

精度の高くない古ガラスの、すりがかって褐色した「道具」感が、もうたまらなくすきで。


ラリックの小瓶たちは、ド真ん中に、ツボでした。



ジャポニズムを受けたディティールは、実物で見たらもう口半開き。(こんなのです。実物はもっと味ある。)



わたしがすごく気に入ったのは、すりガラスであたたかいのにモダン!なこれ。



それまで香水は味気ない薬品ビンに入れられていたらしく
フランスの「コティ」社がラリックにデザインを依頼して初めて、女性が楽しんで使える商品になったそう。

ジュエリーデザインをしていた彼は、きらきらする女性のキモチを引き出すのに長けてたんだろうなあ。

ほかにも、女性の喫煙が進んだ時代に女性用の灰皿をデザインしたり
それもまた、うっとりする質感。






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とにかく、箱根に行った際にはぜひ。

ただし、
下記のコトバにひとつでもクラクラするひとは、すぐにでも行ってください。

きょう、ロマンスカーで。



・「アール・ヌーヴォー」

・「アール・デコ」

・「山名文夫」

・「里見宗次」

・「アンティーク」

・「乳白色」

・「東京都庭園美術館」

・「資生堂シノアドア」

・「資生堂椿マーク」

・「あんなのポーションなんかじゃねえ!!」








「うつくしい」ということばを一生ぶん水にとかして
ほたほたと注ぎたい、あの美術館のうえからしたから












Exhibition: 学校用品店

2006-04-11 | exhibition
    

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" 学校用品店 "
2006年3月31(金)~2006年4月12日(水)
10:00-21:00 ※最終日は17:00にて閉店
@LOGOS GALLERY 渋谷パルコPART1/B1
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行ってきました、ヤバイの一言。

小学校で使ってた道具がズラリ!!
試験管がガチャガチャならぶ姿に奇声を上げそうでした。


「ろ紙」とか!
「まめでんきゅう」とか!
「プレパラート」とか!
「分銅」とか!(大雑把なので手で乗せてた)

ツッコミだしたらきりがないぐらい懐かしいものだらけ。


リトマス紙が売り切れなのが超残念。
弱酸性のビオレママを検証してやろうと思ったのに。

300mlビーカーとシャーレ、
あと音楽室の黒板に貼ってある「♪」とかのマグネットの、「4分休符」を買いました。


ほんとにおすすめの展示会。
明日までなので、今夜のミーティングやら飲み会やらを蹴ってでも行ってほしい、です。




現在、マグネットはデスクのついたてに、
シャーレにはゼムクリップ豆サイズをぎっしり、
ビーカーには苔玉のヒトシくん(3)が収納されております。






Exhibition: 本城直季「small planet」展

2006-04-11 | exhibition


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2006年4月12日(水)~5月12日(金) 12:00-19:00
グッドデザインカンパニー内ギャラリー「(g)」
地図はコチラ
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「ジオラマふう」写真家の本城直季さんが、初の写真集を出すので記念開催。
あの写真が大きなパネルで見れるなんて。



「俯瞰」ってどうして、ミョーに血が騒ぐんだろう。


Google Earthもそうだし、前に書いた" Netlag "もそうだし

RPGの俯瞰マップみたいな「世界を把握してるんだぞ感」が安心だったり、優越感なんだろうな。



本城さんはそこに、きらきらきらきらしたオモチャの世界の、いとおしい感情をくれるひと。








ヤ ス ア ガ リ メ モ リ ア ル

2006-03-07 | exhibition
----- 2005/11/27 SUN. 
(古い話題ですみません)



フォトグラファーの友人が出展するとのことで、デザイン・フェスタに初めて行った。

プロもアマもごっちゃまぜ、2000以上のブース
まるで巨大な文化祭。




海外からの出展も多くて
ぺちゃくちゃしゃべるおばちゃんの手作りモノ
チェコっぽい絵柄の、さびたブリキを貼り合わせたピンズ。



あまりにもツボでうっとりしていたのだけど

アホなので
お財布あけたら
1000えんしかないし



フィンランドのアーティストの、木でできたピアスたち

カラフルカラフル

買いたいし
買えないし







それでも、写真とか絵とか言葉をこまごまと。

スイスで広告の写真を撮っているというオランダ人の女性と話して
モノクロの手焼きの真四角に閉じ込められた、フランスの景色を一枚

おかねがないから、ていねいに選んだ。


絵を売る人も数え切れないぐらいいたけれど
ヤマナカコウくんという学生ぽいコのイラストがキラッとしていて

厚いパネルに描かれたトリッキーなおじさん
カラリングがすごく好みで

あれを売ってほしい、と聞いたら
売っているのは葉書サイズのプリントのみで、ボードは売れないって。

がっかりしたけど、プリントを全種類買ったらすごく嬉しそうにしていて



ああ、こういうひとを見つけるために来年もきっと来るのだと
ニマニマとおじぎをしながら、そう思った。






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フォトグラファーのおともだち

友達といっても、会ったこともなくお互いの顔も知らなくて
数回メールでお話しただけ


トーフちゃん
という、ひとつ上のその女の子の

わたしは、本名すら知らない。



ブースに突然押しかけて、私の名前を告げたら
びっくりしながら、

とても、

うれしそうに笑ってくれた。




トーフちゃんは想像よりもずっと華奢で色が白くて
まっくろでみじかいみじかい髪にレトロなワンピース

まっすぐに向けられた目がはずかしくて
それでも
会って騒げたのが嬉しくって嬉しくって

わたしもまっすぐに、視線を向けた。





こんどわたしの写真を撮らせてほしいと言ってくれて


それがあまりにも嬉しかったのだけど



弱くってしゃんとつよくてジユウ奔放な彼女を
憂うまま撮りたいと思うのはわたしのほうだと




いつか
もっとわたしが彼女のことを知ったら、

彼女を撮らせてほしいと思った





そんで
たとえそうなっても、本名などきっと訊ねることはないのだろうなと



どうしてかそれだけはハッキリしているように思えて
なんだか可笑しくって


ひととの出会い方や維持の仕方や、深まりゆく仲の定義というものには

いろいろなかたちがあるのだと






そんなことを感じながら会場を出て
真っ先に真横のコンビニでお金を下ろして

野菜ジュースのつめたさに後悔しながら外に出たら、
夕日がピンク色にこちらを差していて


ああシャッターチャンスだと思ってはいたけれど

さっきフィルムが切れたことを理由にしながら、
目を細めてただただ


その光をうつくしいと思うことに、集中した。












Exhibition: 文化庁メディア芸術祭

2006-03-04 | exhibition


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文化庁メディア芸術祭 @東京都写真美術館 ~3/5 18:00
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これが見れただけでもう言うことありません
ていうのが、ふたつ。


" 浮楼 "

ちいさな町の一角を、フカンで延々と流してるだけのアニメーション。
山場もなく
オチもない

ただただ、
ひとりの女性の一生がそこにはあるだけで

それだけで

なんていとおしさでいっぱいで泣きたくなること。



見ていてあることに気づくと
そこからは
もう、

「うーーーわーーーーーーー」





■" Man OS 1 "

これがもう、ああ、ツボ。

要するにMac OSのパロディで、
人間がOSになって、「人力で」アプリケーションを起動させる、っていう映像なのだけど




コレ。
中央のOS表示とか下のバーが、「セット」なわけです。


要は普段PCの画面内で見られることを、すべてセットと人間でアナログに表現しようとゆう・・・

たとえば



ウィンドウも横のアイコンも全部パネルでできたセットだし
フォトショのツールボックスなんて、各ツールのアイコン部分が引き出しになってて、
まさに「おどうぐばこ」。

消しゴムツールの引き出しからシェービングクリームとカミソリをやる気な~く取り出してきて、
人物画役の人間のヒゲをじょりじょり削除。

なげなわツールのとこからほんとに縄でてくるし・・・




パックマンも人力なので



こんなことになったり・・・


ちなみに後ろにちらついてるおねーちゃんのエッチ画像は、
消しても消しても突然出てくるポップアップウィンドウ。

ああもう、万歳。アホ万歳。アナログ万歳。

感 服。





制作者はオーストリアの作家、Seidel / Stiermannの二人組。
HPに載ってたメイキングをみてみると、やはり、な感じ。







もうホント、お願いだから、これだけでも見てほしい。










Exhibition: GIONGO GITAIGO LOVESTORY

2006-02-10 | exhibition


          


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「GIONGO GITAIGO LOVESTORY」@TSUTAYA TOKYO ROPPONGI 2/1~
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アートディレクター森本千絵さん作の「ぎおんごぎたいごじしょ」。
辞書なのだけどストーリーが組み込まれていて、かわいらしい世界観。
だいじな本のひとつ。

(中島宏樹さん・瀧本幹也さんの写真の、きらきらした清涼感がピースフル。)



「本の世界を体験できるイベント」とのこと。

- " ツタヤで「擬音語&擬態語」を体験するバレンタイン企画 "





で、この一文に心臓止まった。


- 映画「KILL BILL」の劇場予告を手がけた新井風愉さんによるアニメーション映像の上映などを行う。







あらいふうゆうさん。





う  わ



どんなに私がこのひとの現況を、知りたかったか。









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今はなぜかなくなってしまったけれど、
2002年まで、Canon Digital Creators Contestという、割と有名なコンペがあって

2001年のゴールドをかっさらったのが、このひとだった。


”ストーリー”があって、技術的にもクオリティが高い作品が受賞してきた中、
抽象的で無意味な、しかもまったくお金のかかってなさそーな彼の作品が
当時の自分にすごく衝撃的で

自分がきちんと脚本のあるものを作っていたから
がつーんときたし
なにより
センスがすごく好きだと思ったの覚えてる。



探してみたら幸いネットに落ちてたので、5年ぶりに見たら
つたないかんじはあるのだけれど(そこがいい)
やっぱり、生理的に好きだなあと


もうちょっと尺が短くてもいいけど。1分半ぐらいで。






- " play " (下から2番目)








2002年もブロンズを獲ったのだけど
それもやっぱり、独特の世界観で好きだった。

当時ムサビの学生で、
ROBOTに内定したって確か書いてあったから
よく考えたらそこの友達に聞けばよかったんだけど


しごとでなにを作ってるんだろう、
って

ずっと気になってた。




キルビルの予告版、やってたのね。

ほかに
何してるんだろう。






単にわたしに情報がなかっただけかも知れないけど

なんか、あれ。

生き別れの人を発見したみたいなキモチ。






いつかお会い、したい。











Play: 乞食と貴婦人

2006-01-31 | exhibition






----- 2005/12/25 SUN.

クリスマス劇「乞食と貴婦人」 @麻布di pratze
脚本・演出:山内健司

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「ニャンまげ」「クオーク」「セガ湯川専務」「コンコルド」とかの変態ディレクター。


彼の劇を見たのは初めてだけど
なんというか人間を、ものすごく見てるなあ、と感じた。

テンポのよい会話にヒザ叩いて笑ったり
憎めない悪役に微笑んだり
みにくくていとおしい愛情に涙したり


キャラクターを作り込めるひとというのは、

ひとがいちばん、おもしろい。

ということを知っているひとだと思う





ソソド・ド・レ・レ・ミード ソ・ラ・レ・シ・シ・ドー

帰りみちもずっと
うたってた。


 
- こころのきよいひとはさいわい



- こころのまずしいひともさいわい














Exhibition: モーショングラフィックス7

2006-01-13 | exhibition

       



「動くグラフィック」をテーマに、
箭内道彦氏にキュレーターとしてご協力いただき、いま活躍中の作家7組をご紹介しようという展覧会です。



"モーショングラフィックス7" 

2005年1月10日(火)~2月3日(金)
11:00~19:00(水曜日は20:30まで)土・日・祝日休館、入場無料
@クリエイションギャラリーG8(MAP)



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お昼休みにピヤッと。

フツーにリクルートのビルなんだけど
会場が分からずエレベーター乗ろうとしたらガードマンに捕まりました。


見られるのは、7人の映像家の過去の作品群と
新作の、「リレー」映像。



「 ★ → + → □ → ・・・・・ → ○ → ★ 」

というように、
一人一つの記号をテーマにショートクリップを作って、リレー形式で流す企画。

7人とも切り口が全くちがっておもしろい。




辻川さんの新作はやっぱりピースフル。(担当はラストの「★」)

どんなものにでも「いのち」を吹き込んでしまう、辻川しょうねんのマホウ。





グルーヴィジョンズ
私はあんまり好きではなくなってしまったのだけど
たぶん
徹底的にクリーン、なのがだめなんだろな。

(その平たさが長所なのだと思うけど)







exhibition: 広告サミット2005

2005-11-24 | exhibition


"「広告」という
 本来とてもドキドキする生き物を改めて体感し合うために、
 このイベントを開催します。"

「広告サミット2005」 :12/2(Fri)~12/4(Sun)@表参道


全26プログラムに目を通してはじめに思ったことは
わたしが思う、今の(といっても昔を知るわけではないけれど)広告界のよくないとこと同じ

「いつもとおんなじメンツだなあ。」ということ。



もちろん一人ひとり、作り手として好きでしょうがなくて
お逢いしたいし
広告誌の記事でその思想に共感したりはするけれど

広告誌で既に出し切った組み合わせ、を
せっかく新しく発足した場に臨ませるのは、もったいない気がする。

学生には素晴らしい機会だけど
90分1プログラム当日券で2,500エンという値段設定も、高め。
対クリエイターというのはそんなに敷居の高いものなのかしら。



特定のクリエイターのブランド化、が最近きになる。


ひとり人気が出ると、その人(やその人がいつも組む人)に仕事が集中して
メディアも彼らばかり取り上げるし
知名度がスパイラルに上がっていく。

そのかたたち自身は謙虚に身構えてると思うけれど
もっと面白いかも知れない、芽であるひとを メディアが摘んでいるような気が してる。







そんな中で、組み合わせ的にも面白そうで、たぶん行くのは


■寺井弘典×鉄平×辻川幸一郎×伊藤弘×細野ひで晃×芳賀薫
 「ミュージックビデオをいじりたおせ!」


鉄平くんがMTVの「World Chart Express」という番組で
ミュージックビデオの“ジョグり”(フレーム単位でつぶさに見る)
というコーナーをやっています。
MVを見ながら、

「ここマジで、ビヨークがこけてます」とか、
「このベックは単に素手でつかまれてるだけです」

といった解説をするんですが、
今回のイベントでは、ぜひ、そのライブ版「“生”ジョグり」を
やってもらおうと考えています。



音楽×映像の人にgroovisionsや細野さんが混ざるのも面白い。
(他のプログラムもこれぐらい内容発表したほうが・・)


■石井原×副田高行×佐藤卓
 「交信するデザイン」

 
何より副田さんはおそらく私の最も好きなAD。
ことば(コピー)を最も際立たせるビジュアルを、つくるひと。

佐藤さんの、去年行った「デザインの解剖」も面白かったので。


■木下謙一×福田敏也×中村勇吾×アニリール・セルカン
 「インターネット/広告」


一応、WEB部だし。。

アニリールさんが、「 (宇宙飛行士候補) 」ってだけで即決。


マス広告ばかりのプログラムの中、
マス寄りの聴講者に、勇吾さんたちがどうプレゼンテーションするのか興味。

というか、26プログラム中インターネットが1枠って
なんだかなあ。



CMやグラフィック、コピーがそれぞれ人によって全く違った手法を持つように
WEBも(WEBこそ)いろいろ、あるんだけどなあ。


ネットからとおいひと、ほど 行って欲しい。









RESFEST JAPAN 2005 / スタート

2005-11-18 | exhibition


今年もresfest開始。

- RESFEST JAPAN 2005



今日やってるBy DesignやCinema Electronicaでは、
以前ブログに書いたものもいくつか。

JJ & Maithy" UA 93: Newark To Nowhere "
・Towa Teiの" Milky Way "
ugんちで見た、フランスのCG学校の生徒の作品:" Loop "

あと面白いのはeboy(とコラボなのか、eboy風なのか謎)のこれ



土日にちょろっと見に行く予定。
なんか、海外もののPVとかはウェブで大体見れる時代なので、足が微妙に遠のくかも。

去年、resfestとShort Shortsで見た"顔のない男"がどうしても忘れられない。

あの世界観はほんとうに夢中だった。